<日本ハム>新人9選手の入団発表
プロ野球北海道日本ハムは11月26日、札幌市内のホテルで新人9選手の入団発表を行った。投打の「二刀流」で注目されるドラフト1位の矢沢宏太選手(22)=日体大=は「将来的に日本ハムといったら『矢沢』といってもらえるような選手を目指す」と抱負を語った。新球場で幕を開けるシーズンに向け、「開幕スタメンが目標。その先に新人王を獲得できれば」と意欲をみせた。新庄剛志監督(50)は「ここにいる選手の中から一人でも多くのスーパースターを育てていきたい。僕に任せてください」と語った。
貨物列車 音だけのドラマ AIR-G'番組の舞台裏
「貨物列車から生まれる音のドラマ。今夜もあなたのまちで走り続けています」。日付が変わる少し前、しっとりしたナレーションに迫力ある走行音が続く。AIR-G'が月曜から金曜まで午後11時50分に放送する「Sound(サウンド) of(オブ) Train(トレイン)」。人が行き交うことのない、貨物列車の音で1回5分の番組を3カ月間、作り続ける意欲作だ。舞台裏をのぞいた。
新得で乾そばづくり最盛期
そばどころの十勝管内新得町で、歳暮や年越し用の乾そば「新得そば」の製造が最盛期を迎えている。
乾そば製造の道内大手「新得物産」では、1日当たり最大4万食を製造。地元産ソバを原料に長さ約3メートルに延ばしたそばを二つ折りにつるし、天井から冷風を丸1日かけて乾燥させた後、約20センチに切りそろえて包装・箱詰めする。同社では年間生産量約450トンのうち、3分の1がこの時期に集中。11月下旬からフル生産し、1箱2500~3千円の商品を中心に、1日当たり約2千箱を道内外のデパートやスーパーなどに出荷する。
<0カ月からの育児塾>赤ちゃんとの関わり方
育児のノウハウを、北海道助産師会会長の高室典子さん(札幌)に聞く「0カ月からの育児塾」。これまでは実技中心でしたが、連載2年目を迎え、今回からは育児をする人の心と体のケアや、周囲の支援方法をテーマに進めていきたいと思います。今回は、初めての赤ちゃんとの関わり方です。伝えたい「五つのポイント」があります。
第56回北海道新聞文学賞 第37回北海道新聞短歌賞・俳句賞贈呈式
第56回北海道新聞文学賞と第37回北海道新聞短歌賞・俳句賞の贈呈式が11月24日、札幌市中央区の北海道新聞本社で行われた。本賞には文学賞創作・評論部門の津川エリコさん=アイルランド=の小説「オニ」、詩部門の山本博道さん=東京都=の詩集「夜のバザール」、俳句賞の鈴木総史さん=旭川市=の「微熱」が選ばれた。受賞作を収めた作品集「北の文学2022」は来年1月、アマゾンなどインターネットで販売する「電子書籍」と、注文に応じて印刷・製本する「オンデマンド本」として、北海道新聞社から刊行する予定。
遠軽 白滝小児童が国宝ゆかりの石器づくりに挑戦
国宝に指定される見通しとなった白滝遺跡群から出土した黒曜石の石器類を所蔵する遠軽町埋蔵文化財センターで11月24日、地元・白滝小の5、6年生計7人が石器づくりに挑戦した。同校が取り組む、白滝特産の黒曜石への理解を深める授業「石育」の一環。同センターの瀬下直人学芸員が児童らに黒曜石ができる仕組みや、白滝で石器が大量に発見された経緯を説明した後、黒曜石と質の似た透明なガラス板を材料にして石器の作り方を教えた。
大金星に道内沸く W杯ドイツ戦
日本の大金星だー。11月23日のサッカーのワールドカップ1次リーグで、日本は優勝候補のドイツに逆転勝利した。道内各地の飲食店で熱い声援を送ったファンは両手を上げて歓喜し、喜びを爆発させた。札幌市北区のスポーツバー「ジャージーカフェ」にはファン約100人が詰めかけた。日本代表がゴールを決める度、店内は歓喜に包まれ、勝利が決まると「ニッポン」コールが起き、ボルテージは頂点に。北大大学院2年の飯塚朝葉さん(24)は「めちゃくちゃうれしい。コロナ禍で暗かった気持ちを明るくしてくれた」と笑顔で話した。
<日本ハム>札幌ドームで最後のファンフェス
プロ野球北海道日本ハムのファン感謝イベント「ファンフェスティバル2022」が11月23日、札幌市豊平区の札幌ドームで開かれた。今季まで本拠地の同ドームで最後となるファンフェスには3万1578人が詰めかけ、選手らとの交流を楽しんだ。新型コロナウイルス禍以前の2019年以来、3年ぶりに入場制限を設けず実施。海外フリーエージェント(FA)権を行使した選手会長の近藤健介外野手(29)を含む選手59人が参加し、サイン会や、選手同士のソフトボール対決などが行われた。
中島公園で「くつろぎビレッジ」 キッチンカー集結、道産グルメ提供
キッチンカーや特設テントで北海道グルメを堪能するイベント「くつろぎビレッジ」が11月23日、札幌市中央区の中島公園で始まった。初日は千人以上が訪れ、公園の自然やイルミネーションを眺めながら冬の味覚を楽しんだ。
道新サービスセンターなどでつくる実行委員会の主催。公園南側の広場に札幌や旭川の11店が出店。厚岸産の焼きガキやホットワイン、十勝ハーブ牛のステーキ弁当などが人気で、昼には列ができた。
利用無料の特設テント(192席)や、360度の視界が楽しめる透明なドーム形テント(要予約)で飲食できる。2歳の長女と愛犬を連れて訪れた札幌市豊平区のパート従業員加藤さやさん(29)は「いろんな店があって目移りしそう。紅葉もきれい」と話した。
27日まで。午前11時~午後9時。ドーム形テントの予約はホームページから。問い合わせは実行委事務局、電話011・614・3944へ。
さっぽろホワイトイルミネーション開幕
札幌の冬の夜を彩る「第42回さっぽろホワイトイルミネーション」(実行委主催)が11月22日、札幌市中央区の大通公園など市内5会場で開幕した。期間中、発光ダイオード約74万個がきらめく。今年は大通会場の大通西5に、来場者の動きに反応して星や宇宙をモチーフにした光の演出が始まる仕掛けを設置するなど一新。22日は点灯式を行い、電飾が一斉にともると歓声が起こった。また物販・飲食の「ミュンヘン・クリスマス市」が3年ぶりに会場を設けて開幕。市民や観光客らはクリスマス気分を先取りしていた。
創成川東地区の活性化を目指すイベント初開催*イルミネーションやスタンプラリーなど
札幌市中心部の創成川東地区にあるホテルなどでつくる実行委員会は今冬、同地区の魅力を発信するイベント「創成イーストゆき街めぐり」を初めて実施する。11月22日には創成川沿い約600メートルにイルミネーションを点灯。来月からはスタンプラリーを行うほか、各ホテルが二条市場での朝食券などの特典付き宿泊プランを提供する。ホテルなど10社の事業者は2020年、需要回復を目指して「創成イースト観光活性化実行委員会」を発足。第一弾として今回の催しを企画した。
第76回北海道新聞文化賞贈呈式が行われた
北海道の文化や産業などへの貢献をたたえる第76回北海道新聞文化賞の贈呈式が11月22日、北海道新聞本社で行われた。社会部門は「アイヌ神謡集」著者、知里幸恵の功績を伝えアイヌ文化の理解者増に努めてきたNPO法人知里森舎=登別市=、学術部門はコンブの一種ガゴメの研究を通じて地域振興に尽力した道立工業技術センター長の安井肇さん=函館市=、経済部門は国産ブドウによるワイン造りで、道内ワイン産業をけん引した北海道ワイン株式会社=小樽市=が受賞。宮口宏夫北海道新聞社社長が賞状と賞金100万円の目録を贈った。
函館市電 冬に備えササラ電車試運転
本格的な冬の到来を前に、函館市電の除雪専用車「ササラ電車」の試運転が11月21日、駒場車庫前ー五稜郭公園前間で行われ、市職員が雪をはね飛ばす竹製のブラシ「ササラ」の動きを確認した。市電のササラ電車は2両あり、明治期に当時の東京市電気局で使われていた客車を1937年(昭和12年)に改造したもの。200本を1束にした竹ひごを車両の前後のローラーに計864束取り付け、モーターで回転させることで雪を軌道の外に飛ばす。昨シーズンは15回出動した。
<デジタル発>牛食いグマ「オソ18」誕生の謎 第2のオソ出現も
釧路管内標茶、厚岸両町で2019年から4年間にわたり放牧中の牛65頭を襲い、その肉を食らってきたヒグマ、通称「OSO18(オソ18)」。クマは本来、山の草木や木の実、昆虫を主食としており、専門家は「ここまで肉食化したクマは珍しい」とうなる。なぜオソのような肉食グマが生まれたのか。第2、3のオソは出てくるのか。その謎に迫った。
<やってみよう!「まる元」体操>1 手指のグーパー体操
新コーナー「やってみよう! まる元(げん)」1回目の今回は「手指のグーパー体操」を紹介します。この体操は、両手でじゃんけんの「グー」や「パー」を作りながら、頭の働きと体の動きを連動させます。体を動かし、考えることによって、認知機能の維持や改善につなげる狙いなどがあります。ポイントは、動きを間違えたとしても、気にせずに続けることです。肩などに痛みがある場合は無理をせずに行いましょう。(監修・取材協力=上田知行・北翔大生涯スポーツ学部教授)
<フォトかち・グラフ>十勝川の野鳥観察 ボートで川下りしながら
十勝ネイチャーセンター(音更町十勝川温泉)がゴムボートで川を下りながら、国の天然記念物オオワシなどを野鳥ガイドと観察する「ワシ観察プレミアムツアー」を今季は11月6日から始めた。千代田堰堤付近からゴムボートに乗り込み、十勝川を千代田大橋まで5キロほどを約1時間で下る。産卵後のサケを狙うオオワシや川辺の野鳥を観察できる。日本野鳥の会十勝支部の会員が同乗して野鳥の解説を行うため、野鳥に詳しくなくても楽しめる。
士別市多寄町に伝わる「日向神代神楽」 演目を通して披露
士別市多寄町に明治時代から伝わる郷土芸能「日向神代神楽」が、同地区の多寄町文化祭の演目として披露された。関係者によると、この神楽を受け継ぐ「日向神代神楽愛好会」が2012年に発足して以来、複数の演目を1カ所で通して演じたのは初めてとみられ、関係者は「多寄伝統の文化を、多くの人に見てもらえた」と、感慨深げに話している。11月3日に多寄研修センターで行われた同文化祭芸能発表会では同会の8人が舞い手や太鼓、鐘・鈴に分かれて登場した。
「すべてが良い経験」 コンサ宮沢、福森両選手 室蘭を訪問
サッカーJ1北海道コンサドーレ札幌の主将でMFの宮沢裕樹選手(33)とDF福森晃斗選手(29)は11月17、18の両日、室蘭市と洞爺湖町をそれぞれ訪れ、子供たちと交流したり、地場産品をPRする動画を撮影したりした。選手が道内の市町村を訪ねる企画の一環で、両選手は17~19日に7市町を巡る。17日に室蘭を訪れた両選手は、宮沢選手の母校、道大谷室蘭高校を訪問。同チームのアカデミーに所属する小中学生や同高サッカー部員ら計100人が出迎えた。
北見の商店街にエゾシカ 約1時間半で確保
北見市の中心部に11月18日昼ごろ、野生のエゾシカが現れた。約1時間半ほど市職員や北見署員らとのにらみ合いが続いた後、網で捕獲された。現場はJR北見駅から約180メートルの商店街中心部にある駐車場。商店の店員や市民が100人以上集まり一時騒然となったが、けが人はいなかった。北海道猟友会北見支部によると、シカは今年の春に生まれたオスとみられる。午前11時前、北見署に「駅の近くにシカがいる」と110番があった。その後、市職員と猟友会メンバーらが、商店街の駐車場でシカを追い込み、午後0時40分ごろ捕獲した。
冬空まとって出発進行 「雪ミク」市電 今季は「北海道の冬をイメージした空模様」
札幌生まれの仮想アイドル「初音ミク」の冬季版「雪ミク」を車体にデザインする札幌市の路面電車(市電)の今シーズン版車両が11月18日、中央区の電車事業所で報道陣に公開された。19日から2023年3月26日まで運行する。「雪ミク電車」の運行は2010年度に始まり、今季で12回目。今季は「北海道の冬をイメージした空模様」がテーマ。夜明けを連想させるピンク色が基調の車体に、雲や雪の形を取り入れた衣装を着た初音ミクがあしらわれている。車内の案内放送も初音ミクの声となっている。