日本楽譜出版社 Nippon Gakufu Ltd

日本楽譜出版社 Nippon Gakufu Ltd 日本楽譜出版社。通称 日譜(ニチフ)。
Nippon Gakufu Ltd - We are a music publishing company commonly known as ‘Nichifu’.

日本楽譜出版社は、日本で最も古くからある楽譜出版社のひとつです。
1939年の創業から現在に至るまで「良質な楽譜を安価で」をモットーに音楽文化の普及・向上を目指し、管弦楽や室内楽の小型総譜(ミニチュア・スコア)を中心に、有名曲から隠れた傑作まで数多くの作品を出版してきました。
中には時代の要請に応えて出版したものの、現在は絶版になっている商品もあります。
Nippon Gakufu Ltd is one of the oldest music publishing companies in Japan. Since our establishment in 1939 to the present, ‘providing good music scores at a low price’ has been our motto. We have published many miniature

scores with the aim to spread and develop music culture, mainly for orchestras and chamber ensembles, from famous works to unsung masterpieces. We also have some scores which had been published to meet the needs of the times, but are out of print today.

「エジプト風」の愛称で知られる〈ピアノ協奏曲第5番〉は、サンサーンス最後のピアノ協奏曲で、〈第4番〉の作曲から20年以上を経た1896年、自身のピアニストデビュー50周年を記念する演奏会のために作曲されました。もともと虚弱体質であったサンサ...
18/08/2024

「エジプト風」の愛称で知られる〈ピアノ協奏曲第5番〉は、サンサーンス最後のピアノ協奏曲で、〈第4番〉の作曲から20年以上を経た1896年、自身のピアニストデビュー50周年を記念する演奏会のために作曲されました。もともと虚弱体質であったサンサーンスは、パリの厳しい冬から逃れて、暖かい場所を旅するのを好みました。本作は、避寒でエジプトのカイロとルクソールに滞在していた時の体験に基づく作品で、特に第2楽章にはエキゾチックな旋律やリズムが用いられており、エジプトの情緒を醸し出しています。ヨーロッパ的な音楽世界と異国趣味的な雰囲気が融合した絵画的な作品です。

音詩〈エン・サガ〉は、シベリウス初期の代表作で、彼の母語スウェーデン語で「ある伝説」を意味します。この曲名について、シベリウスは存命中に詳しいことを語っていないため、曲の具体的内容については謎とされていますが、この曲を作曲している間、彼はウ...
05/05/2024

音詩〈エン・サガ〉は、シベリウス初期の代表作で、彼の母語スウェーデン語で「ある伝説」を意味します。この曲名について、シベリウスは存命中に詳しいことを語っていないため、曲の具体的内容については謎とされていますが、この曲を作曲している間、彼はウィーン留学時に感銘を受けた象徴主義の画家アルノルト・ベックリンの絵画を常に思い浮かべていたそうです。雄大で透明感のある和声と精緻な厚み、金管の勇壮な響きが特徴で、シベリウスの美意識や世界観が感じられる作品です。

ショパンはピアノ協奏曲を2曲書いていますが、それらは作曲順とは逆に出版されました。彼は2曲のコンチェルトを書いていた同じ時期にエチュード集の作曲にも着手しており、エチュードで使われているような高度な演奏技法を駆使して繰り広げられる彼ならでは...
05/05/2024

ショパンはピアノ協奏曲を2曲書いていますが、それらは作曲順とは逆に出版されました。彼は2曲のコンチェルトを書いていた同じ時期にエチュード集の作曲にも着手しており、エチュードで使われているような高度な演奏技法を駆使して繰り広げられる彼ならではの表現が、ピアノ協奏曲の新たな魅力を引き出しています。〈ピアノ協奏曲第2番〉はショパンが19歳の時の作品で、第2楽章には彼の初恋の人コンスタンツィア・グワトコフスカへの思慕が込められています。オーケストラの扱いについて指摘されることもありますが、青年時代の創作であることを考えると、如何に稀有の天分に光り輝いているか驚嘆すべきものがあります。

ケルトの民間伝承に取材した楽劇〈トリスタンとイゾルデ〉は、ヴァーグナーが人妻マティルデ・ヴェーゼンドンクへの恋愛感情を芸術作品へと昇華させたものです。西洋音楽の基礎をなす機能和声を崩壊寸前まで拡大した「トリスタン和音」が響く〈第1幕への前奏...
07/04/2024

ケルトの民間伝承に取材した楽劇〈トリスタンとイゾルデ〉は、ヴァーグナーが人妻マティルデ・ヴェーゼンドンクへの恋愛感情を芸術作品へと昇華させたものです。西洋音楽の基礎をなす機能和声を崩壊寸前まで拡大した「トリスタン和音」が響く〈第1幕への前奏曲〉に、第3幕の結尾で歌われる〈イゾルデの愛の死〉を続けた〈前奏曲と愛の死〉は、この楽劇の本質を象徴的に捉えた楽曲となっています。

マーラーの〈交響曲第7番〉は、彼が夏を過ごしたヴェルター湖畔の自然からインスピレーションを得て作曲されたと言われます。5つの楽章から成り、第3楽章スケルツォを中心に、「夜曲」と名付けられた第2楽章と第4楽章、その両端に第1楽章と第5楽章が対...
17/03/2024

マーラーの〈交響曲第7番〉は、彼が夏を過ごしたヴェルター湖畔の自然からインスピレーションを得て作曲されたと言われます。5つの楽章から成り、第3楽章スケルツォを中心に、「夜曲」と名付けられた第2楽章と第4楽章、その両端に第1楽章と第5楽章が対称的に配置されていますが、一貫した標題はありません。テナーホルン、マンドリン、ギター、銅鑼、カウベルなど様々な楽器を駆使し、多彩な演奏法も採り入れた円熟期の作品です。

〈3つのオレンジへの恋〉は、ロシア革命後にアメリカへ渡ったプロコフィエフが、カルロ・ゴッツィの寓話劇を原作として作曲したオペラです。奇想天外な筋運びとそれがもたらす笑い、劇外の人物が劇に介入してくる虚構性などの演劇的要素が、彼の音楽の風刺性...
21/01/2024

〈3つのオレンジへの恋〉は、ロシア革命後にアメリカへ渡ったプロコフィエフが、カルロ・ゴッツィの寓話劇を原作として作曲したオペラです。奇想天外な筋運びとそれがもたらす笑い、劇外の人物が劇に介入してくる虚構性などの演劇的要素が、彼の音楽の風刺性やグロテスクさと相まって、聴き手に強烈な印象を残します。1921年の初演は大成功に終わり、プロコフィエフの代表作の一つとなりました。本スコアは、劇中で演奏される〈行進曲〉と〈スケルツォ〉を収載。特に〈行進曲〉は単独で演奏される機会も多く、一見平明なようで捻りの効いた調子外れの旋律は、実にプロコフィエフらしいものです。

シベリウスの〈春の歌〉は、フィンランドの文化・教育協会からの依頼で作曲された音詩で、当初は〈即興曲〉という曲名で発表され、後に〈春の歌〉に改稿・改題されました。ある時から曲に「春の哀しみ」という副題が添えられるようになりましたが、それは作曲...
11/11/2023

シベリウスの〈春の歌〉は、フィンランドの文化・教育協会からの依頼で作曲された音詩で、当初は〈即興曲〉という曲名で発表され、後に〈春の歌〉に改稿・改題されました。ある時から曲に「春の哀しみ」という副題が添えられるようになりましたが、それは作曲者の親友カルペランが「忍耐強くゆっくり訪れる北国の春、切ない哀愁について記したらどうか」と提案したからではないかと考えられています。明確な輪郭の旋律が終始全体を主導し、その瑞々しい歌謡性が曲に抒情的な色彩を加えています。北欧音楽やシベリウス研究で知られる神部智氏の解説付き。

ヨハン・シュトラウス2世のワルツ〈朝刊(朝の新聞)〉は、1863年にコンコルディアというウィーン・ジャーナリスト著述家協会の舞踏会のために作曲されたものです。この舞踏会にはオッフェンバックも自作のワルツを提供しており、同協会は二人の競争を演...
11/11/2023

ヨハン・シュトラウス2世のワルツ〈朝刊(朝の新聞)〉は、1863年にコンコルディアというウィーン・ジャーナリスト著述家協会の舞踏会のために作曲されたものです。この舞踏会にはオッフェンバックも自作のワルツを提供しており、同協会は二人の競争を演出するため、オッフェンバックのワルツを〈夕刊〉、シュトラウス2世のワルツを〈朝刊〉と名付けました。今日でも人気曲の一つで、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートで採り上げられています。

当社のスコアは原譜をより正確に校正し、一流の浄書家の手によって新しく版を起こしたオリジナルな楽譜です。特にA5判はきれいで見やすく、専門家の方々はもとより学生、音楽愛好家からもご好評をいただいております。他の出版社では扱っていないスコアもた...
11/11/2023

当社のスコアは原譜をより正確に校正し、一流の浄書家の手によって新しく版を起こしたオリジナルな楽譜です。特にA5判はきれいで見やすく、専門家の方々はもとより学生、音楽愛好家からもご好評をいただいております。他の出版社では扱っていないスコアもたくさんあります。ぜひ日譜のスコアをあなたの書架に。

リヒァルト・シュトラウスのオペラ〈薔薇の騎士〉は、マリア・テレジア治下1740年代のウィーンを舞台に繰り広げられる恋愛喜劇です。1911年の初演以来、広く愛され続け、数々の名演に恵まれている作品で、日本では1994年にウィーン国立歌劇場を率...
22/10/2023

リヒァルト・シュトラウスのオペラ〈薔薇の騎士〉は、マリア・テレジア治下1740年代のウィーンを舞台に繰り広げられる恋愛喜劇です。1911年の初演以来、広く愛され続け、数々の名演に恵まれている作品で、日本では1994年にウィーン国立歌劇場を率いたカルロス・クライバーの来日公演で上演されています。元々は「音楽のための喜劇」と題されていたこの作品は、モーツァルトの〈フィガロの結婚〉を手本にしていると言われており、配役や話の展開など随所にその関連性を窺うことが出来ます。本スコアはオペラ全体の名場面集とでも言うべき組曲で、抜き出された5つの場面を間断なく続けて演奏できるようになっています。

住所

向山4-20-2
Nerima-ku, Tokyo
176-0022

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 17:00
水曜日 09:00 - 17:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 17:00

電話番号

+81339995627

ウェブサイト

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