横浜港できょう、メタノール燃料バンカリングのシミュレーションが行われました。
国華産業が所有するケミカル輸送船“英華丸”をマースクのメタノール燃料コンテナ船“ALETTE MAERSK”に接舷し、シップ・ツー・シップ形式でメタノール移送ホースを本船バンカーステーションに接続できることを確認しました。
3月末に旭洋造船で竣工した新造捕鯨母船「関鯨丸」が昨日、初操業を前に東京に入港し、船内が報道陣に公開されました。
73年ぶりに国内で建造された捕鯨母船として、電気推進システムや、船内搬送のコンベアライン化、保管庫のリーファーコンテナ化など、さまざさまな新機軸が採用されていました。
秋田県の男鹿市に洋上風力産業や海事産業の人材を訓練する「風と海の学校 あきた」が今月開所しました。日本郵船と日本海洋事業が行政や学校とともに産官学連携で進めてきたプロジェクト。訓練そのものはもちろん、海事思想の普及や地方創生のきっかけとなることを意図しています。「男鹿」といえば、ナマハゲとともに海洋人材育成がすぐに思い浮かぶようになりたいーー。プロジェクト関係者の熱い思いが伝わってきます。
東京ビッグサイトで本日、国際海事展「Sea Japan 2024」が開幕しました。
今年は展示会場面積が前回比1.5倍、出展企業も過去最大の600社超とのこと。船舶のDX関連技術や省エネ技術がいつも以上に多い印象です。
海事プレスブースは「2C-43」。増刊号などを配布していますので、ぜひお立ち寄りください。
マースクが先ほど、横浜港大黒ふ頭で、グリーンメタノール燃料対応の1万6000TEU型コンテナ船の命名式を開催しました。ヴィンセント・クラークCEOのあいさつの後、新造船は“Astrid Maersk”と命名されました。
明日5日には、一般参加の船内見学会も行われる予定です。
愛媛県今治市で国際海事展「バリシップ2023」が開幕しました。
4年ぶりとなる今回の展示会のテーマは、「未来の船が、ここにある」。国内外から350社が出展しており、船舶の脱炭素・環境対応や、デジタル化の最新製品・技術を展示しています。また、日本最大の船主の集積地ということもあり、船員の労働環境改善などを目指したサービスも目立ちます。
海事プレス社は増刊号を発行して来場者の皆様に配布しています。スタンドも出展しています(Cゾーン2階の「C2-08」)ので、是非お立ち寄りください。
商船三井と大島造船所が長年開発を進めてきた硬翼帆式風力推進装置「ウインドチャレンジャー」が、ついに"出帆"です。
昨日、帆を初搭載した石炭輸送船“松風丸”が大島造船で竣工し、豪州に向けて出航しました。
造船所の岸壁で、船首に高くそびえる帆を見上げながら、ウィンドチャレンジャーの産学共同研究が始まった2009年当時のことを思い返しました。燃料高騰で省エネがテーマになっていたとはいえ、この研究に対しては「21世紀のこの時代に、本当に帆船が復活するのだろうか」といった見方もありました。しかし今や、省エネと環境に対する要求は13年前の想定をはるかに上回り、帆走技術は、21世紀の脱炭素時代にこそふさわしいソリューションとみなされるようになりました。
ウインドチャレンジャーの挑戦に時代が追い付いた、とそんな感慨にふけりながら式典を取材しました。(対馬)
清水建設が建造を進めてきたSEP船が完成し、10月5日、兵庫県相生市のJMUアムテックの工場でメディア向けにお披露目されました。
SEP船とは、目的地で船舶が脚を海底に着床させて船体を昇降させる作業台船で、洋上での風力発電設備建設工事に欠かせない船です。作業時には4本の脚を海底に着床させて船隊をジャッキアップすることで海面から切り離し、波浪に左右されずに作業できます。
本船は、2500トンという世界最大級のクレーン能力を持つのが特徴で、写真に収まりきらないほどの広々としたデッキに8MW風車なら7基、12MWの風車なら3基の部材を一度に一括搭載できるので、世界有数の作業パフォーマンスを発揮します。
明後日にJMUアムテックを出港し、約4カ月間オペレーションの習熟訓練をした後、来年3月から実際の現場で施工を手掛ける予定で、SEP船のトップランナーとして活躍することが期待されています。(松井)
幕張メッセで国際風力発電展が開幕しました。今週金曜までの3日間、船会社やメーカーなど海事産業も出展し、国内の洋上風力向けのサービスや技術を紹介します。わたしたち海事プレス社もブースで洋上風力発電特集号を配布していますので、ぜひお立ち寄りください。
くみあい船舶グループのシンガポール法人クミアイ・ナビゲーションが川崎重工坂出工場で建造しているLPG二元燃料機関を搭載した8万4000立方㍍型の大型LPG船が8日、“Crystal Oasis”と命名されました。
クミアイのLPG燃料推進VLGCとしては3番船。昨年に日本初となるLPG燃料推進のLPG船“Crystal Asteria”を川崎重工で竣工しており、これ以降、既存船の改造を含めて同社はいち早くVLGCのLPG燃料化を進めています。(松井)
海事展「Sea Japan 2022」が東京ビッグサイトで開幕しました。
国内外300社超が、船舶の脱炭素化とデジタル化を軸に最新の製品と技術を紹介しています。
海事プレス社のスタンドは「5G-41」。別冊特集号などの発行物をお配りしていますので、是非お立ち寄りください。
海技教育機構の練習船5隻が航海実習に出航します。今日は東京から“銀河丸”と“日本丸”、“海王丸”が出航。横浜から“青雲丸”が出航し、“大成丸”も5日に出航する予定です。
コロナ対策で昨年度までは乗船実習時の人数を減らすとともに、乗船期間を圧縮する特例措置が取られていましたが、今年度はコロナ対策を実施した上で、通常の乗り組み体制で航海実習が再開されることになりました。
海技資格取得を目指す実習生650人が、これから航海実習を日本周辺で行います。