青土社

青土社 日本の出版社です。

●雑誌
『ユリイカ』『現代思想』

●書籍
神話・言?

【見本出来】詩人の大崎清夏さんの初の集成となる『大崎清夏詩集』の見本が出来上がりました!解説は斉藤倫さん、装画は古山結さんです。出版を記念して、サイン本もご作成いただきます。サイン本にかんするお問い合わせは青土社営業部(03-3294-78...
14/03/2024

【見本出来】詩人の大崎清夏さんの初の集成となる『大崎清夏詩集』の見本が出来上がりました!
解説は斉藤倫さん、装画は古山結さんです。

出版を記念して、サイン本もご作成いただきます。
サイン本にかんするお問い合わせは青土社営業部(03-3294-7829)までお願いいたします。

・アイドル・コード-託されるイメージを問う-上岡磨奈 著・定価1,980円(本体1,800円)発売日2023年11月21日ISBN978-4-7917-7600-9・複雑さを解きほぐす疑似恋愛、恋愛禁止、異性愛主義、ビジュアル、年齢……、か...
19/12/2023


アイドル・コード
-託されるイメージを問う-

上岡磨奈 著



定価1,980円(本体1,800円)
発売日2023年11月21日
ISBN978-4-7917-7600-9



複雑さを解きほぐす
疑似恋愛、恋愛禁止、異性愛主義、ビジュアル、年齢……、かれらに絡まるさまざまなコードをていねいに解きほぐし、その文化を見つめ直す。すべての人に送る、現代アイドル文化の必携書。


[目次]

はじめに 「アイドルらしさ」に向き合う

Code0 アイドルというメディア――虚像とリアルのはざま
脳科学者の嘆きと「キングオブ学芸会」
アイドルを語るときに付きまとうもの
アイドルとテレビ
アイドルが見せるもの
アイドルをまなざすお茶の間
これまでのアイドル、これからのアイドル

Code1 疑似恋愛と「推す」ということ――恋人としてのアイドル
アイドルは恋人?
アイドルとの距離と感情
「推し」というカウンター
「ガチ恋」を考える――「擬似」ではない「恋愛」対象としてのアイドル
「恋愛禁止」を考える

Code2 映されるセクシュアリティ――異性愛主義の中のアイドル
「疑似恋愛」「恋愛禁止」再考
「異性」「同性」というキー
「異性愛」への問題視と「同性愛」への安心?
アイドルの性表現
クィア・コミュニティにおけるアイドル
アイドルからのカミングアウト

Code3 役割を越境する――男の子 女の子としてのアイドル
アイドルの自由さと不自由さ
「もうアイドルではなくなってしまうんだ」という声
アイドルというジャンルが内包する多様さ
社会的役割を越境する手段としてのアイドル
「正統派」「清純派」を考える
存在しない「アイドルの枠」

Code4 容姿を商品とすること――可愛くてかっこいいアイドル
ルッキズムとアイドル
「クラスで○番目に可愛い子」「ビジュがいい」「顔ファン」
容姿に対するネガティブな評価
「相対的なかわいい」より「絶対的なかわいい」
自撮り、整形、公開ダイエット
アイドルッキズムはあるか

Code5 年齢を重ねるということ――アイドルとフレッシュさ
年齢の呪縛 アイドルの適齢期?
利用される年齢
ライフプランとアイドルでいること
結婚、出産の自由と不自由
アイドルという生き方

Final Code 複数のコードを束ねるアイドルの行く末
これからのアイドル
ルールはいつまで課されるのか
ショートパンツ、ベリーショート、アフロヘア
誰でもアイドルになれる時代で

あとがき
参考文献


[著者]上岡磨奈(かみおか・まな)
1982年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は文化社会学、カルチュラルスタディーズ。俳優、アイドル、作詞家などを経て、アイドルとアイドルファンを対象とした研究を開始。現在はアイドルの生活や仕事、キャリアを対象とした調査、研究を行っている。共著に『アイドルについて葛藤しながら考えてみた――ジェンダー/パーソナリティ/推し』(青弓社)、『アイドル・スタディーズ――研究のための視点、問い、方法』(明石書店)、『消費と労働の文化社会学――やりがい搾取以降の「批判」を考える』など。

#アイドルコード
#上岡磨奈 さん
#青土社

・ユリイカ2023年12月号 特集=長谷川白紙-幻と混沌の音世界へ-・定価1,980円(本体1,800円)発売日2023年11月27日ISBN978-4-7917-0441-5・加速し攪乱するシンガーソングライター多種多様な音楽のエッセンス...
04/12/2023


ユリイカ2023年12月号 
特集=長谷川白紙
-幻と混沌の音世界へ-


定価1,980円(本体1,800円)
発売日2023年11月27日
ISBN978-4-7917-0441-5


加速し攪乱するシンガーソングライター
多種多様な音楽のエッセンス、柔らかな肉声、不可思議なことばの連なり、それらをデスクトップ上で混ぜ合わせた唯一無二の「歌」を、衝撃と混乱とともに轟かせてきた長谷川白紙。LAを拠点とするBrainfeederとの契約が発表され、ますます世界中で注目度を高める革新的なサウンドに身を委ねれば、これからの音楽が聴こえてくる。「わたし自身の身体による音楽の攪乱」――長谷川白紙自身によるマニフェストを受け取り、CDデビュー5周年を迎えた先にひろがるカオスな風景を描き出す。

特集*長谷川白紙──混沌の音世界へ

❖対談
からだの言葉、言葉のからだ / 長谷川白紙×水沢なお

❖詩
新しい恋 / 最果タヒ

❖長谷川白紙と邂逅する
好き長谷川白紙 / 諭吉佳作/men
いつくしい日々の思い出 / 姫乃たま
長谷川白紙とスペクトル / 今井慎太郎

❖わたしたち、一緒にいたっぽい
複雑な音楽性が自由なノリを生む――長谷川白紙のライブにおける「権威性に対する撹乱」、付かず離れずの軽やかな連帯感 / 和田信一郎(s.h.i)
ハクシトワタクシ / タカノシンヤ
始まりの季節 / スッパマイクロパンチョップ

❖インタビュー
変容し続ける音楽と肖像 / 長谷川白紙 聞き手=和田信一郎(s.h.i)

❖音から想像を広げて
音の光 / 海野林太郎
さまよう映像制作 / 松永昂史
草木萌え尽きぬ / イシヅカユウ

❖オマージュイメージギャラリー
『草木萌動』(二〇一八) / 相磯桃花
『エアにに』(二〇一九)「ユニ」(二〇二一) / 浦川大志
/ from_photobooth
『夢の骨が襲いかかる!』(二〇二〇) / KOURYOU
『音がする』(二〇二〇)『巣食いのて』(二〇二一) / しばしん+竹久直樹+米澤柊
『アイフォーン・シックス・プラス』(二〇一七) / 山形一生

❖長谷川白紙を媒介するもの
コンテンポラリー・アートの場としての長谷川白紙と過剰な装飾――アヴァンギャルドでキッチュ / きりとりめでる
長谷川白紙と多受肉するペルソナたち――声と身体をめぐる新たな表現ジャンル「多受肉する歌い手」の誕生――ARuFa、月ノ美兎、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。、Ado、いよわ――について / 難波優輝

❖アンケート
長谷川白紙さんへ / 水野良樹・崎山蒼志・∈Y∋・谷中敦・長久允・パソコン音楽クラブ

❖居心地の良いカオス
『エアにに』 言葉のオブジェクティビティ――テクスチャの豹と歌詞空間の庭を作る / 青島もうじき
無性のエコー / 原島大輔
破断と攪乱――長谷川白紙の詞におけるクィアネス / 青本柚紀

❖音楽と音楽を繋ぐ
混乱し続ける音楽と僕たち / The Anticipation illicit tsuboi 聞き手=編集部
新たな混乱――長谷川白紙とBrainfeederについて / 坂本哲哉
ジャズとして語られる『草木萌動』 / 細田成嗣
混沌と速度、落差と歌――長谷川白紙といくつかのボカロ曲について / Flat
音がする / yuigot
長谷川白紙さんについて / 今泉力哉

❖長谷川白紙の聴き方
混沌、断絶、グルーヴ――長谷川白紙のリズムの実践を観察する / imdkm
『アイフォーン・シックス・プラス』についてのメモ / 灰街令
からだのきらいなわたしのからだ――『夢の骨が襲いかかる!』から聴き取る、「編まれ直し」としてのクィア・ファンク / 伏見瞬

❖資料
長谷川白紙クロニクル / 天野龍太郎



❖忘れられぬ人々*26
故旧哀傷・副島有年 / 中村稔

❖物語を食べる*34
異端の鳥たちが空を舞う / 赤坂憲雄

❖詩
Eyeless in Gaza / 四方田犬彦

❖今月の作品
朱泪みね・山内優花・のもとしゅうへい・木下多尾・栫伸太郎・赤澤玉奈 / 選=大崎清夏

❖われ発見せり
人形愛者の秘かな愉しみ / 谷口奈々恵

表紙・目次・扉……北岡誠吾
扉イラスト……相磯桃香

#長谷川白紙 さん

なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか-バーンアウト文化を終わらせるためにできること-・ジョナサン・マレシック 著,吉嶺英美 訳・定価2,420円(本体2,200円)発売日2023年10月27日ISBN978-4-7917-7591-0・・バーン...
16/11/2023

なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか
-バーンアウト文化を終わらせるためにできること-

ジョナサン・マレシック 著,吉嶺英美 訳


定価2,420円(本体2,200円)
発売日2023年10月27日
ISBN978-4-7917-7591-0



バーンアウト文化への処方箋
「燃え尽き(バーンアウト)症候群」は仕事への不満やストレスを語るときの用語として流通しているが、その意味は正確に理解されておらず、激務の疲労や仕事への絶望に苦しむ労働者の役に立っていない。本書は、大学教授の仕事に燃え尽き、寿司職人やコインパーク管理人として生計を立てていた異色の経歴を持つ著者が、なぜ過酷な仕事に高い理想を持つのかを歴史的・心理学的に分析し、燃え尽きを解決できた個人やコミュニティーを明らかにする。

#なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか

・ユリイカ2023年11月号 特集=金原ひとみ-『蛇にピアス』から『マザーズ』、そして『腹を空かせた勇者ども』へ-・定価1,760円(本体1,600円)発売日2023年10月26日ISBN978-4-7917-0439-2・・小説家・金原ひ...
08/11/2023


ユリイカ2023年11月号 
特集=金原ひとみ
-『蛇にピアス』から『マザーズ』、そして『腹を空かせた勇者ども』へ-


定価1,760円(本体1,600円)
発売日2023年10月26日
ISBN978-4-7917-0439-2



小説家・金原ひとみの20年
書かれたものはすべてひとしくフィクションになるが、しかし書くことを通して以外に現実に触れる方法などあるのだろうか——結婚と出産、震災とフランス移住、そしてコロナ禍まで、金原ひとみのすべては書くことと共にあった。『蛇にピアス』(2003)でのデビューから20年、新境地へと踏み込んだ『腹を空かせた勇者ども』(2023)を手に、いまこそその言葉の奔流へと飛び込む。



【目次】

特集*金原ひとみ——『蛇にピアス』から『マザーズ』、そして『腹を空かせた勇者ども』へ


❖書き下ろし短篇
バウンディングソウル / 金原ひとみ

❖インタビュー
小説という帰る場所 / 金原ひとみ 聞き手=貴戸理恵

❖二〇年の歩み
金原ひとみさんのこと / 江國香織
贅沢な憂鬱 / 西加奈子
地べたと天のあいだに / 宇佐見りん

❖〈女〉を書く
自傷する彼女たち——〈痛い女〉というラベリングをめぐって / 田村美由紀
女が「自分」でありつづけるということ——二人の男、三人の女、一人の子ども / 貴戸理恵
「あなたみたいになりたかった」——金原ひとみ作品における同一化の欲望 / 大木龍之介
マトリックスのパラドックス——『マザーズ』以後の金原作品における恋愛/結婚 / 泉谷瞬

❖対談
書く/描くことで見えるもの / 金原ひとみ×鳥飼茜

❖混沌との格闘
災厄のただなかに問われること / 木村朗子
ただ安堵したいだけ——短篇集『アンソーシャル ディスタンス』を読む / 小西真理子
私小説の星座と『パリの砂漠、東京の蜃気楼』 / 郷原佳以

❖私の知る彼女について
金原ひとみを取り外す / 尾崎世界観
金原ひとみが居る世界、居ない世界 / エリイ

❖彼女たちの行方
死を与える者を待ち望む——金原ひとみ『軽薄』のカナの欲望 / 小松原織香
反復の中のアタラクシア——金原ひとみ『アタラクシア』試論 / 大西永昭
愚痴をこぼす女たち——『fishy』をめぐって / 矢口貢大
なぜ由嘉里は失踪したライを捜さなかったのか / 中森弘樹

❖星光る空の下で
他者を解釈するということ——『ミーツ・ザ・ワールド』より / 佐々木チワワ
隘路から星座を見上げる / ひらりさ

❖移り変わる〈私〉
離別のエロティシズム——金原ひとみ『デクリネゾン』論 / 住本麻子
ウーマン・ウィズ・アディクション / 江南亜美子
統合されない「私」たち——『蛇にピアス』から『腹を空かせた勇者ども』へ / 中谷いずみ
他者としての〈娘〉——『腹を空かせた勇者ども』論 / 水上文

❖資料
金原ひとみ全単行本解題 / 岡英里奈+松村美里



❖忘れられぬ人々*25
故旧哀傷・宇田健 / 中村稔

❖物語を食べる*33
怪物をめぐる血まみれの形而上学 / 赤坂憲雄

❖詩
虫籠で眠る光の群れ / 南雲愛美

❖今月の作品
小川リ・山内優花・のもとしゅうへい・小林枕・栫伸太郎 / 選=大崎清夏

❖われ発見せり
欲望のまなざしに歌う / 星川彩



表紙・目次・扉……北岡誠吾
表紙写真……国府田利光

#金原ひとみ さん
#ユリイカ

・斎藤環さんと東畑開人さんの対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』、本日、書影が公開になりました。装幀はアルビレオさん、装画はガラス作家の和田朋子さん です。読めば付箋だらけになること間違いなしの刺激的な対話。11月25日(土)...
07/11/2023



斎藤環さんと東畑開人さんの対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』、本日、書影が公開になりました。

装幀はアルビレオさん
、装画はガラス作家の和田朋子さん

です。

読めば付箋だらけになること間違いなしの刺激的な対話。
11月25日(土)の発売をお楽しみに。

#斎藤環 さん
#東畑開人 さん
#フリコラージュ
#臨床のフリコラージュ

・[発売中]ユリイカ2023年12月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 1952-2023・定価1,980円(本体1,800円)ISBN978-4-7917-0440-8・・追悼・坂本龍一坂本龍一とはどのような音楽家であったのだろうか、音楽という...
06/11/2023


[発売中]

ユリイカ2023年12月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 1952-2023

定価1,980円(本体1,800円)

ISBN978-4-7917-0440-8


追悼・坂本龍一
坂本龍一とはどのような音楽家であったのだろうか、音楽という営為の自律性が起源とともに問い返されることになる。それこそ坂本龍一の問いであったと信じること、出発点はそこにある。われわれはたしかに坂本龍一の時代を生きていた。坂本龍一死去、残響の手前にその音楽を聴き返す。

【目次】

総特集*坂本龍一 1952-2023

❖インタビュー
古い付き合い / 大貫妙子 聞き手・構成=ばるぼら

❖記憶の始まり
坂本龍一を偲んで / 池辺晋一郎
坂本君の教育実習 / 野村滿男
《---分散・境界・砂---》の頃のこと / 高橋アキ
若き日の坂本龍一さんへ / 牧村憲一

❖奏者――ピアノ‐キーボード‐シンセサイザー
電子音楽のコンステレーション / 川崎弘二
デザインする/される坂本龍一 / 久保田晃弘
「ポスト・キーボード」のピアノ / 谷口文和
再び見出された「即興」の方法論的可能性――坂本龍一とインプロヴィゼーション / 細田成嗣

❖生き生きとした時間
教授と共に駆け抜けた七〇年代、僕らの音楽革命 / 渡辺香津美
すべての瞬間が生きていた! / 加藤登紀子
永遠に輝き続ける光 / クリス・モズデル 訳=小磯洋光
彼方へ アーバン・シンクロニテイを極点としたスイングバイ――「地下活動」備忘録として / 佐藤薫
傷口それ、まだひらいてるし。 / 山崎春美

❖音楽/メディア/政治
千の一九六八年――音の相聞歌 / 平井玄
坂本龍一の「アジア」――現代音楽以後の道 / 柿沼敏江
坂本龍一のメディア論的思考――一九八〇年代、なぜ未来派に惹かれたのか / 飯田豊
坂本龍一と哲学者たち――「音」の所在 / 檜垣立哉
「不安定な生」と坂本龍一――音楽と社会活動の政治学 / 中條千晴

❖同時代人として
ファインダー越しの邂逅 / 高田漣
SILENCE 無時間的音楽 / 蓮沼執太
前夜 / 原摩利彦
“坂本龍一音楽”の美学 / 狹間美帆
音楽と/の作曲、イメージと/の機能――校歌制作記 / 網守将平

❖呼び交わすインデックス
「commmons: schola」をおもいだしながら / 小沼純一
オペラ《LIFE》、生きられた偽史――一二音技法へのリファレンスの再検討から / 白井史人
作曲という営みの庭――坂本龍一といくつかの小石 / 久保田翠
〈自己〉を聴く技法としての演奏行為 / 堀内彩虹
ポストモダンの呼吸を聴く――坂本龍一の「音楽」について / 仲山ひふみ

❖座談会
二〇〇〇年以降の坂本龍一の音楽 / 大友良英+秋山徹次+伊達伯欣

❖遺産相続
それだけではない――現代社会の芸術家 / 三輪眞弘
TRAVELER / 渡邊琢磨
坂本龍一、含羞の線 / 千葉雅也
坂本龍一とメディアアート / 四方幸子

❖空に降る
美貌の青空はどこに――「一音一時」展をめぐるメモランダム / 松井茂
坂本龍一と雨の降る庭と能――《LIFE》シリーズから《TIME》へ / 原瑠璃彦
坂本龍一はサウンド・アーテイストではない/でもある / 小寺未知留
海へ / 髙山花子

❖邂逅と瞬間
翁と坂本龍一様 / 大倉源次郎
ピアノの弦が、指の先で、そして指の先で、ピアノの弦が。 / 和合亮一
教授がいたから / 笹公人
大好きな大人 / 山中瑶子

❖ペルソナは語るか
YMOの/と坂本龍一――「環境」と歴史、切断と継承の間で / 円堂都司昭
ふ・る・え――『戦メリ』の坂本龍一がもたらしたもの / 田村千穂
坂本龍一の作詞的行為について / 木石岳
美しい音楽/美しい技芸――坂本龍一の創作に関する私的な断片 / 西村紗知

❖LIFE – endless...
坂本龍一:INSTALLATION/ART/SOUND / 阿部一直



装幀=水戸部 功
表紙写真=Photo by Neo Sora ©2017 Kab Inc.[表1(コラージュによる)]/Photo by Neo Sora ©2016 Kab Inc.

#ユリイカ
#坂本龍一

【10月5日本日発売!】ユリイカ2023年11月臨時増刊号 総特集=J・R・R・トールキン-没後50年――異世界ファンタジーの帰還-・定価2,200円(本体2,000円)・いまなぜトールキンを読むのか『指輪物語』や『ホビットの冒険』といった...
05/10/2023

【10月5日本日発売!】

ユリイカ2023年11月臨時増刊号 総特集=J・R・R・トールキン
-没後50年――異世界ファンタジーの帰還-

定価2,200円(本体2,000円)


いまなぜトールキンを読むのか
『指輪物語』や『ホビットの冒険』といった作品において壮大かつ緻密な世界を構築し、様々な”読み直し”の旋風を巻き起こしてきたJ・R・R・トールキン。後続世代による模倣と継承から、映像やゲームがもたらしたビジュアライズの時代を経て、没後から半世紀が経つ本年、終わらざりしトールキン論に臨みたい。

特集*J・R・R・トールキン──没後50年――異世界ファンタジーの帰還



❖異世界は何度でも
なにか、とても美しいものを / 上橋菜穂子
われらインク人、魔法を使う創造者――講義の合間の異世界談義 / 小谷真理
ファンタジーの祖型はなぜトールキンなのか / 井辻朱美
エンチャントメント、場、空間――ソフィアセンターにおける講演(二〇二〇年九月二二日)/ パトリック・カリー(訳=鏡リュウジ)

❖汲み尽くしがたい源流
『指輪物語』と『ベーオウルフ』の生命循環――「金属文明」の始原へ / 鶴岡真弓
指環と指輪――欲と黄金の物語の系譜 / 一條麻美子
トールキンはなぜ『カレワラ』に出会うことができたのか / 石野裕子

❖座談会
トールキンに/から伸びる「道」――創られた世界で生きるということ / 大久保ゆう+川野芽生+逆卷しとね

❖遠く聞ゆるは懐かしき調べ
『ロード・オブ・ザ・リング――力の指輪』の詩的想像力とは / 伊藤尽
怪物とファンタジーの紡ぎ手たち――J・R・R・トールキンと「人種」をめぐる覚書 / 清水知子
イメージ・ファンタジー・労働の二層性――ラルフ・バクシとランキン

バス社による『指輪物語』もののアニメーション / 宮本裕子
トールキンを読むシリコンバレー――カウンターカルチャー、シリコンバレー、『指輪物語』 / 木澤佐登志
ゲーム的ファンタジーとトールキーン世界 / 森瀬繚

❖テーブルを囲んで
中つ国を体験するTRPG――数値勝負から体験へ / 上田明
『一つの指輪:指輪物語RPG』リプレイ抜粋

❖創造のカレイドスコープ
トールキンと「ブリティッシュ」/「ケルティック」 / 辺見葉子
二〇世紀カトリック詩人としてのトールキン / 髙橋勇
英雄精神と〈騎士道〉――トールキンのべオルフトノスとガウェイン / 岡本広毅
リーズ大学のJ・R・R・トールキン / アラリック・ホール(訳=岡本広毅)

❖エルフ語入門
エルフ語を話す人たちとポストコロナを迎えたい / 伊藤尽

❖言葉は輪廻する
『ホビット』とともに歩んできた翻訳論 / 山本史郎
想像言語の比較研究ノート――あるいは母語からいかに飛翔するか / 小野文
トールキン・ルーン文字・JRPG / 小澤実

❖叙述から始めよ
テクストの中の「中つ国」――言の葉が織り紡ぐ再生の庭 / 桑木野幸司
もうひとつのフィクション性――「妖精物語について」における〈現実〉の位相 / 勝田悠紀
ファンタジーの魅惑――J・R・R・トールキン『妖精物語について』におけるフィクション理論 / 岡田進之介
トールキンと現代の神話――準創造という概念をめぐって / 石倉敏明
物語を受け継ぐ方法――「再創造」という創作・読解行為からみる、トールキン再読の可能性 / 渡邉裕子

❖資料
トールキンをたのしむためのブックガイド / 髙橋勇 編



#ユリイカ
#ユリイカ増刊号

・『9月26日(火)発売!』フーコーと精神医学-精神医学批判の哲学的射程-蓮澤優 著・定価3,960円(本体3,600円・「狂気」の治療は本当に必要なのか。「正常な人間」は存在するのか。ひとを規格に押し込める治療ではなく、主体を自由にし、た...
22/09/2023


『9月26日(火)発売!』
フーコーと精神医学
-精神医学批判の哲学的射程-

蓮澤優 著

定価3,960円(本体3,600円


「狂気」の治療は本当に必要なのか。「正常な人間」は存在するのか。
ひとを規格に押し込める治療ではなく、主体を自由にし、ただひとりの自分自身でありうる治療を目指して。その歴史から司法精神医学制度の現在地にまでアプローチする。臨床医の著者が戸惑いながら考え、精神医学と哲学の専門知を往還する唯一無二の書。

[目次]

序章

第一部 フーコーの歴史記述の方法論的意義
第一章 問題の導入――超越論的なるものの歴史化
Ⅰ カントのアポリア
Ⅱ フランスにおける科学認識論の伝統のなかでのカント――バシュラールのカント論
Ⅲ 『言葉と物』における知の考古学の自己規定

第二章 考古学
Ⅰ 『知の考古学』の概要
Ⅱ 知の考古学の射程と限界

第三章 系譜学
Ⅰ 知と権力
Ⅱ 『道徳の系譜学』のフーコーによる変奏
Ⅲ 系譜学の整合性
Ⅳ 系譜学の超合理主義的な横滑り
Ⅴ 権力への「抵抗」の問題

第四章 倫理学
Ⅰ 主体の回帰?
Ⅱ フーコーの啓蒙論
Ⅲ 啓蒙論の源流
Ⅳ プラグマティズムとエピステモロジー
Ⅴ カントへの応答としての歴史記述の意義――第一部の結論にかえて

第二部 歴史記述を通じたフーコーの精神医学批判の意義
第五章 「正常な人間」の死
I 精神病理学の人間学的基礎付け――『精神疾患と人格』
II 『精神疾患と人格』の問題点とその後の改稿
III 「『夢と実存』序文」におけるフーコーの現象学的人間学
IV フッサールからハイデガーへ――「『人間学』序文」
Ⅴ 有限性の歴史

第六章 狂気の言葉を求めて
Ⅰ 『狂気の歴史』の概要
Ⅱ 歴史書としての『狂気の歴史』の問題点
Ⅲ 『狂気の歴史』の哲学的意義
Ⅳ ピネルにおけるモラル療法の意義

第七章 治療と権力――反精神医学・精神分析・「自己の技法」
Ⅰ 精神医学における真理と権力――『精神医学の権力』講義
Ⅱ 精神医学の権力に抗うのは誰か――七四年度講義の方法論的問題
Ⅲ 権力ゼロの精神療法?
Ⅳ 霊性と精神分析
Ⅴ 「自己の技法」
Ⅵ 精神医学における主体化

第八章 あらたなる閉じ込め?――刑罰ポピュリズムの時代における司法精神医学

日本における刑罰ポピュリズムと司法‐治療的リスク統治――第八章への補遺

終章

あとがき
文献一覧
人名索引 

[著者]蓮澤優(はすざわ・すぐる)
1980年生まれ。九州大学大学院医学系学府医学専攻博士課程修了(精神病態医学)。パリ東大学人文社会学部博士課程修了(哲学)。2009年度、2010年度フランス政府給費留学生。福岡県立精神医療センター太宰府病院等勤務を経て、現在は九州大学キャンパスライフ・健康支援センター准教授。著書にL’autre tour de folie (L’Harmattan、近刊)がある。

●2024年新入社員募集のご案内●・【業務内容】編集【応募資格】2024年度新卒、既卒3年程度まで【雇用形態】正社員【勤務地】東京都千代田区【勤務時間】10:00-18:00(昼休憩1時間、実働7時間)【給与】月給220,000円~(昇給あ...
06/09/2023

●2024年新入社員募集のご案内●

【業務内容】編集
【応募資格】2024年度新卒、既卒3年程度まで
【雇用形態】正社員
【勤務地】東京都千代田区
【勤務時間】10:00-18:00(昼休憩1時間、実働7時間)
【給与】月給220,000円~(昇給あり年1回、各種手当、賞与年2回)
【待遇】交通費全額支給、社会保険(健康保険、厚生年金、労働保険、年金基金)制度完備
【休日休暇】土曜・日曜・祝日、年次有給、年末年始、慶弔他
【応募方法】履歴書と作文「青土社を志望する理由」(400字✕2枚)を郵送のこと
【応募先】101-0051 東京都千代田区神田神保町1−29市瀬ビル4階 『青土社 総務部 H係』
【応募締切】2023年10月10日(火) ※郵送の場合、当日消印有効
【選考】書類選考のうえ、10月20日頃応募者全員に結果を通知
通過者は10月26日頃に面接予定
【採用の流れ】書類選考→面接(2~3回)→採用
※応募書類は必ず郵送にてご応募下さい。当社への直接持参は受け付けできません。
※応募書類は返却いたしませんのでご了承下さい。

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