公益財団法人福田靖子賞基金

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公益財団法人福田靖子賞基金 全日本ピアノ指導者協会創設者、故・福田靖子の遺志を受け、若いピアニ?
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【8/27-28ミュンヘンフィルメンバーによる室内楽研修会】ドイツを代表する世界的なオーケストラ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の弦楽メンバーを講師にお迎えした室内楽研修を、8月27~28日にわたって実施しました。講師は、それぞれに演...
28/08/2024

【8/27-28ミュンヘンフィルメンバーによる室内楽研修会】
ドイツを代表する世界的なオーケストラ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の弦楽メンバーを講師にお迎えした室内楽研修を、8月27~28日にわたって実施しました。講師は、それぞれに演奏活動の第一線で活躍しているコンサートマスターの青木尚佳さん、ヴィオラのコンスタンティン・ゼルハイムさん、チェロの三井静さん。今回の企画はドイツ在住のピアニスト、保屋野美和さんがご尽力くださり、当日もピアニストの観点からの講師を務めてくださって実現したものです。

モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番・第2番を使い、2日間みっちり全楽章をお互いに聞き合い、ピアニストにはなかなか実感をもって理解しづらい「アンサンブル」の意義と楽しみを、様々な角度から四者四様に教えていただき、最後には全員と1楽章ずつミニコンサート形式で共演という贅沢な時間。皆がお互いにすべてのレッスンを聴き合ったこともあって、非常に濃密な時間となりました。

第一線で活動している講師の皆さんは、朗らかで楽しい雰囲気を作って生徒たちの音楽の良いところをたくさん褒めてくださる一方で、ひとたび楽器に向かえば妥協なく良い音楽を追い求めて意見を出し合います。学習途上の受講生たちにとっては、「音楽する」という共通目的のもとに、皆で目指したい方向に、音と表情とわずかな会話だけを使って短時間で自ずから到達していくプロフェッショナルでハイレベルな仕事も大きな刺激になった様子です。

基金では今後、他楽器とのアンサンブルの学習機会も積極的に企画していきます。

【3/10マルクス・シルマー先生マスタークラス開催】3/10(日)、マルクス・シルマー先生(オーストリア・グラーツ芸術大学教授)のマスタークラスを行いました。活発な演奏活動の傍ら、音楽祭の主宰や世界各地のアカデミーでの指導・国際コンクール審...
10/03/2024

【3/10マルクス・シルマー先生マスタークラス開催】
3/10(日)、マルクス・シルマー先生(オーストリア・グラーツ芸術大学教授)のマスタークラスを行いました。活発な演奏活動の傍ら、音楽祭の主宰や世界各地のアカデミーでの指導・国際コンクール審査など、若い演奏家へのサポートにも熱心な先生です。

豊富な演奏・指導経験に基づいたレッスンでは、各生徒の努力と音楽性をたっぷり褒めて、リラックスした雰囲気を作ってくださりながら、時間いっぱいまで綿密で丁寧な指導が続きました。音楽的には、ロマン派以降の作品や技巧的な作品においても、解釈の際にはまずクラシカルなアプローチを出発点とし、基本的なテンポやビート(心拍に通じる生命力ある拍感)を維持しながら、表面的な音量やスピードに頼らずに、明確な意志と最大の効果をもってお客様に伝えるために構造的な視点を活用していく、まさに「クラシック音楽」ならではの普遍的な演奏の作り方をじっくりと教えてくださり、受講生の演奏も、瑞々しくスケールの大きなものに変化していきました。作曲家への深い信頼と若い音楽家たちへの限りない愛情が感じられる豊かな時間となりました。

シルマー先生、ありがとうございました!

【12/9ブルーノ・リグット先生マスタークラス開催】12/9(土)エコール・ノルマル音楽院教授、フランスの名匠ブルーノ・リグット先生をお迎えして第137回マスタークラスを実施しました。当財団にとっては、第1回福田靖子賞選考会(2003年)の...
09/12/2023

【12/9ブルーノ・リグット先生マスタークラス開催】
12/9(土)エコール・ノルマル音楽院教授、フランスの名匠ブルーノ・リグット先生をお迎えして第137回マスタークラスを実施しました。当財団にとっては、第1回福田靖子賞選考会(2003年)の審査員を務めてくださった、とても縁のある先生です。

リグット先生のご指導は、まさに「レッスンという名のアート」。ひとつにはレッスンそのものにインスピレーションや即興性がふんだんに盛り込まれ、部屋の照明を消してみたり先生お得意のチャーミングな小道具を登場させたり、また時には、いったん細部を見始めた後に「あなた自身のために弾いてみて」と通し演奏を促すなど、とにかく受講生の「根源的な表現欲求」に訴えかけるようなアプローチが徹底しています。そこには一貫して「同じ表現者としてのリスペクト」があり、受講生の演奏もゆっくりと花が開くように大らかになっていきました。

また音楽的にも、普遍と即興を自在に行き来しながら、過去や慣習にとらわれない自分だけの芸術にするための「目からウロコ」のアイデアと考え方を惜しみなく受講生に伝えてくださいます。音楽を表現する「語彙」「ことば」の豊かさにもまた驚かされ、それが、藤本優子先生の名通訳を介して存分に生徒たちに降りそそぎました。

リグット先生、素晴らしいレッスンをありがとうございました!

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