有志舎

有志舎 歴史・人文・社会科学書の出版をしています。

3月新刊、志賀美和子さん著『闘う「不可触民」:周縁から読み直すインド独立運動』(問いつづける民衆史2)の見本分が出来てきました。なお、配本は3月24日ですので、もう少しお待ちください。本書の詳しい内容は以下を。https://www.han...
07/03/2025

3月新刊、志賀美和子さん著『闘う「不可触民」:周縁から読み直すインド独立運動』(問いつづける民衆史2)
の見本分が出来てきました。
なお、配本は3月24日ですので、もう少しお待ちください。
本書の詳しい内容は以下を。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784908672828

おっしゃる通り。私もコミュニティを作ること自体には興味がない。学術書を読み・学ぶという事が好きな人たちと街中で学び合い・話したいというだけ。結果的に、そこから何らかのコミュニティが自然に出来るのであればご自由にという程度。それで良いのだと思...
03/03/2025

おっしゃる通り。
私もコミュニティを作ること自体には興味がない。
学術書を読み・学ぶという事が好きな人たちと街中で学び合い・話したいというだけ。
結果的に、そこから何らかのコミュニティが自然に出来るのであればご自由にという程度。
それで良いのだと思っています。

さまざまな街を訪ねると、「面白いこと」をつくろうとしている人が、たくさん現れます。その度に、私たちは困ったなぁと思います。 そういう人に限って、「面白い」の定義が非常に旧来型のコンテンツにとらわれてい.....

今読んでいる本。ヨッヘン・ヘルベック(半谷史郎・小野寺拓也訳)『史録 スターリングラード』(人文書院)、目が覚めるような面白さです。特に、これまでアントニー・ビーヴァーなどの研究者がソ連兵士=「野蛮かつ単純で原始的」「システムに虐げられるだ...
02/03/2025

今読んでいる本。
ヨッヘン・ヘルベック(半谷史郎・小野寺拓也訳)『史録 スターリングラード』(人文書院)、目が覚めるような面白さです。

特に、これまでアントニー・ビーヴァーなどの研究者がソ連兵士=「野蛮かつ単純で原始的」「システムに虐げられるだけの存在」という「人種主義まじりの反共思想」的視線によってスターリングラード戦を描いてきた事を批判し、兵士の主体性を丁寧に描いていて、民衆史としても興味深い。

私個人としては、ここ数か月で一番の傑作。
値段は高いですが、それだけの価値がある本だと思う。

独ソ戦最中に聞き取られ、公文書館にながらく封印されていた貴重な速記録、待望の邦訳! ヨッヘン ヘルベック 著

「高円寺 本の街商店会」が主催(アイルランド大使館後援)の「高円寺ケルトまつり」は、4月5日・6日です。ケルト・アイルランドというと妖精といったファンタジーを思い浮かべますが、私のような近現代史好きにとっては、北野充『アイルランド現代史』、...
27/02/2025

「高円寺 本の街商店会」が主催(アイルランド大使館後援)の「高円寺ケルトまつり」は、4月5日・6日です。

ケルト・アイルランドというと妖精といったファンタジーを思い浮かべますが、私のような近現代史好きにとっては、北野充『アイルランド現代史』、森ありさ『アイルランド独立運動史』といった本で読んだアイルランドの独立闘争を思い浮かべます。西欧において唯一、植民地支配を受けていた国であり、その独立闘争は近現代史において重要。

それから、これまた私の趣味の部類ですが、アイリッシュ音楽はアメリカ西部劇でよく使われるウェスタン音楽や現代のカントリー・ミュージックにつながり(アイリッシュ移民が伝えたものから発展)、さらに西部劇の巨匠であるジョン・フォード監督はアイルランド移民の子孫なので、アイルランドに特別な思いをもっていて、『静かなる男』といったアイルランドを舞台にした映画も撮っているし、彼は「西部「開拓」をしたのは移民の中ではマイノリティだったアイリッシュ系移民の力が大きい」と信じていたから(史実として正しいかは分からないが)、そういう自負もあって西部劇を作っていた。

今回の「高円寺ケルトまつり」はそういう面は余り取り上げられないのかもしれませんが、私個人はそういう面からケルト・アイルランドには興味をもっています。

有志舎ブログ「新・有志舎の日々」に、「重版は儲かるか―有志舎の場合―」を投稿しました。よかったらお読みください。
26/02/2025

有志舎ブログ「新・有志舎の日々」に、「重版は儲かるか―有志舎の場合―」を投稿しました。
よかったらお読みください。

本に関わるみんなが興奮する言葉として、1位が「重版出来」だと言っている出版社の人がいました。でも、少部数出版の学術書出版の場合は(少なくとも「一人出版社」である有志舎の場合は)違いますね。 重版すること....

有志舎PR誌にエッセイを連載いただいた造形家・大橋径一さんの個展「大橋径一個展 人を描く 人を造る」が、銀座のギャラリー青羅で開催中です(3月1日まで)。私も本日、観覧にうかがってきました。本当に迫力ある作品ばかりで圧倒されました。皆さまも...
23/02/2025

有志舎PR誌にエッセイを連載いただいた造形家・大橋径一さんの個展「大橋径一個展 人を描く 人を造る」が、銀座のギャラリー青羅で開催中です(3月1日まで)。
私も本日、観覧にうかがってきました。本当に迫力ある作品ばかりで圧倒されました。
皆さまもぜひ!

22/02/2025

本日は、こちらの「住友陽文著『国体とデモクラシー: 密造される共和主義』(有志舎 2024) オンライン合評会」(@早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所)にzoom参加。
すさまじく内容の濃い議論でものすごく面白かったですし、こういう西洋史からも議論いただける本を執筆いただいた住友さんの実力に改めて目を見張りました。
この本を出版できて本当によかった。

高円寺での有志舎の直販棚は、高円寺「本店 本屋の実験室」から3軒隣の「本の長屋」へ引っ越ししました。入って左の棚になります。「本の長屋」棚主の皆さん、出戻りですが、よろしくお願いします。なお、とりあえず引っ越しだけしたので、現状の棚では売り...
21/02/2025

高円寺での有志舎の直販棚は、高円寺「本店 本屋の実験室」から3軒隣の「本の長屋」へ引っ越ししました。
入って左の棚になります。
「本の長屋」棚主の皆さん、出戻りですが、よろしくお願いします。
なお、とりあえず引っ越しだけしたので、現状の棚では売り切れている本(倉庫には在庫あり)もありますので、後日、補充します。

最近、若手研究者の方に「この動画を見て、原稿づくり・校正をして欲しい」と伝えたので再掲します(そうして使えるので、この動画を撮っておいてよかった)。「学術書のつくられ方 組版と校正」(2024年9月28日)。学術書をまとめたい人や校正にあた...
21/02/2025

最近、若手研究者の方に「この動画を見て、原稿づくり・校正をして欲しい」と伝えたので再掲します(そうして使えるので、この動画を撮っておいてよかった)。
「学術書のつくられ方 組版と校正」(2024年9月28日)。

学術書をまとめたい人や校正にあたってどういう点を気を付ければよいのかを知りたい方に向けたものです。
DTP組版の現場から色々なことをお伝えいただきました。

何ごとも我流では支障が出るので、本当に基本的なことを知っておいて欲しいと思います。

高円寺で開催したトークイベント「学術書のつくられ方 組版と校正」の動画です。水野肇さん(言海書房)永滝稔(有志舎)有志舎の本の組版をしてくださっている言海書房の水野肇さんをお迎えして、学術書がどうやっ...

20/02/2025

明日開催のこちらの合評会、参加申し込みはすでに終了していますが、ロシア史・ポーランド史専門家の方からの批評ということで、版元としても大いに楽しみです。
日本史の本であるにもかかわらず、こういう世界史的視野からきちんとした批評をしていただけるという本はそうはないのでありがたい限りです。

住友陽文著『国体とデモクラシー: 密造される共和主義』(有志舎 2024) オンライン合評会
日時: 2025年2月22日㈯14:00~17:00
書評: 池田嘉郎(東京大), 小山哲(京都大)
リプライ: 住友陽文(大阪公立大)
司会: 中澤達哉(早稲田大)

3月新刊、志賀美和子さん著『闘う「不可触民」:周縁から読み直すインド独立運動』(問いつづける民衆史2)は、全国の書店さんにて予約受付中。なお、2024年10月26日に行った「問いつづける民衆史」シリーズ刊行記念トークイベントも内容公開してお...
17/02/2025

3月新刊、志賀美和子さん著『闘う「不可触民」:周縁から読み直すインド独立運動』(問いつづける民衆史2)は、全国の書店さんにて予約受付中。

なお、2024年10月26日に行った「問いつづける民衆史」シリーズ刊行記念トークイベントも内容公開しております。

18世紀以降の世界史を「民衆」に焦点を合わせて描き直し、これからの歴史学の在り方も考えていく11名の著者による単著のシリーズです。

半年にわたって高円寺で行われてきた、エルンスト・クレー著(松下正明 監訳)『第三帝国と安楽死―生きるに値しない生命の抹殺』(批評社、1999年)の読書会が終了。障がいを持つ人や重い病気の人、さらに外国人までが「役に立たない」「他の国民に負担...
16/02/2025

半年にわたって高円寺で行われてきた、エルンスト・クレー著(松下正明 監訳)『第三帝国と安楽死―生きるに値しない生命の抹殺』(批評社、1999年)の読書会が終了。

障がいを持つ人や重い病気の人、さらに外国人までが「役に立たない」「他の国民に負担をかけている」として安楽死の名の下で殺害された時代。しかし、それは過去のことではなく、今まさに日本でも現出しつつある。そのことを踏まえつつ、参加者みんなが重い気持ちで読み続けました。

主宰者であるOさんの「重い内容の本だから、一人で読むとなると苦しくて最後まで読めなかったかもしれない。読書会があったから、読み終えることができました」という言葉が印象的でした。
「一人で読めないからこそ、みんなで読み、語り合い、そうして読破する」。
こういうことも読書会の「効能」だと思います。

ISBN:9784826502597。出版社:批評社。判型:A5。ページ数:704ページ。定価:8500円(本体)。発行年月日:1999年07月。発売日:1999年07月10日。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MB。

著者の早尾貴紀さんより『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社)をご恵贈いただきました。有難うございます。イスラエル建国から現在のガザ侵攻までを、とても分かりやすく書かれています。本書を読んだ後は、『パレスチナ/イスラエル論』...
12/02/2025

著者の早尾貴紀さんより『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社)をご恵贈いただきました。有難うございます。

イスラエル建国から現在のガザ侵攻までを、とても分かりやすく書かれています。
本書を読んだ後は、『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎)も読んでいただければと思います。

『京都新聞』2月8日号に「問いつづける民衆史」と第一回配本『朝鮮植民地戦争』についての書評が載りました。評者は同紙論説委員の日比野敏陽さんで、彼は去年秋に高円寺でやったトークイベントにも取材にきてくれました。第一回配本だけでなく、シリーズ全...
10/02/2025

『京都新聞』2月8日号に「問いつづける民衆史」と第一回配本『朝鮮植民地戦争』についての書評が載りました。
評者は同紙論説委員の日比野敏陽さんで、彼は去年秋に高円寺でやったトークイベントにも取材にきてくれました。
第一回配本だけでなく、シリーズ全体について取り上げてくれた初めての書評です。
とても嬉しい。

全国で町の書店が激減しているなか、この高円寺・書店マップにあるように、高円寺には22軒もの書店(新刊書店・古書店)が次々とできて営業中。特に若い人たちが様々な新しいタイプの書店を創業しているのが素晴らしい。昔ながらの喫茶店や銭湯も生き残って...
09/02/2025

全国で町の書店が激減しているなか、この高円寺・書店マップにあるように、高円寺には22軒もの書店(新刊書店・古書店)が次々とできて営業中。
特に若い人たちが様々な新しいタイプの書店を創業しているのが素晴らしい。
昔ながらの喫茶店や銭湯も生き残っています。
出版社も増えてほしいな。

宋連玉さん(青山学院大学名誉教授)がゲストとのこと。『植民地「公娼制」に帝国の性政治をみる』(有志舎)と『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト』(花束書房)が取り上げられるそうです。
04/02/2025

宋連玉さん(青山学院大学名誉教授)がゲストとのこと。
『植民地「公娼制」に帝国の性政治をみる』(有志舎)と『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト』(花束書房)が取り上げられるそうです。

https://satokonoheya77.peatix.com聡子の部屋 第77回2月5日 戦後・敗戦・解放80年特別企画Vol.2 「植民地「公娼制」に帝国の性政治をみるーー」ゲスト:宋連玉さん<概要> 「公娼制」、「慰安婦」制度について多くの議論があ....

ここ数十年、「闘う民衆なんて古くさい」と冷笑する空気が蔓延するなかで社会が壊れ、ネットリンチや弱者叩きがはびこり、強者にすり寄って自分だけ得しようとする人びとが増えた。でも今こそ、それを逆転していくために、かつて理不尽や抑圧と闘った民衆の姿...
04/02/2025

ここ数十年、「闘う民衆なんて古くさい」と冷笑する空気が蔓延するなかで社会が壊れ、ネットリンチや弱者叩きがはびこり、強者にすり寄って自分だけ得しようとする人びとが増えた。

でも今こそ、それを逆転していくために、かつて理不尽や抑圧と闘った民衆の姿・民衆の叫びを知って欲しい。
そういう気持ちでシリーズ「問いつづける民衆史」を編集しています。

第一巻の愼蒼宇さん著『朝鮮植民地戦争』は重版出来!
そして、第二巻の志賀美和子さん著『闘う「不可触民」』は3月刊行予定です。

18世紀以降の世界史を「民衆」に焦点を合わせて描き直し、これからの歴史学の在り方も考えていく11名の著者による単著のシリーズです。

有志舎の2月新刊はお休み。そして、3月の新刊は、志賀美和子さん(専修大)著『闘う「不可触民」―周縁から読み直すインド独立運動』(問いつづける民衆史 2)。本巻はインドが舞台です。イギリス統治期だけでなく、独立運動下のインドでも(というか、ナ...
03/02/2025

有志舎の2月新刊はお休み。
そして、3月の新刊は、志賀美和子さん(専修大)著『闘う「不可触民」―周縁から読み直すインド独立運動』(問いつづける民衆史 2)。
本巻はインドが舞台です。

イギリス統治期だけでなく、独立運動下のインドでも(というか、ナショナリズムの高揚によってより一層)、非愛国的・売国奴と非難され、周縁に置かれながらも「インド国民になる事」より人間としての尊厳と権利を求め続けた「不可触民」の闘いを描き出します。

これは、国家・国民・民族の名のもとで人権がないがしろにされている現代にもつながる重要テーマだと思います。

カバーは試作段階、3月下旬刊行です。

住所

高円寺南4-19-2クラブハウスビル1階
Suginami-ku, Tokyo
1010051

電話番号

+81359297350

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