やどかり出版(公益社団法人やどかりの里)

やどかり出版(公益社団法人やどかりの里) やどかり出版は、精神障害者の地域生活を支える活動をしている公益社団法人やどかりの里を母体にした出版社です。企画、編集、制作、印刷、製本、販売の各部門に障害のある人が雇用され活躍しています。 企画,編集,製作,印刷,製本,販売の各部門に障害者が雇用され活躍しています.

「優秀な姉が統合失調症を発症し,両親は南京錠をかけてとじこめた」 スマートフォンで目にしたニュースの見出しに,一瞬「また何か悲しい事件が起きてしまったのだろうか」と不安になりました. 『どうすればよかったか?』というドキュメンタリー映画の見...
15/12/2024

「優秀な姉が統合失調症を発症し,両親は南京錠をかけてとじこめた」
 スマートフォンで目にしたニュースの見出しに,一瞬「また何か悲しい事件が起きてしまったのだろうか」と不安になりました.
 『どうすればよかったか?』というドキュメンタリー映画の見出しでした.「社会から隔たれた家の中と姉の姿を記録した本作」は,弟で映像制作を学んだ監督がカメラにおさめた20年間.近く観に行きたいと思っています.
 やどかり出版ではつい先日,『お家に帰りたい―精神科長期療養病棟の人びと』という詩集ができました.精神科病院で准看護師として勤務された前澤ゆう子さんが編まれたものです.1人1人の「患者人生」が著者の感性と表現力でもって表され,その情景と彼・彼女たちの姿が鮮明に浮かび上がってくるようでした.すべて読み終えた時の切なさ,やるせなさ,怒り,痛み,愛情,尊さ……あらゆる感情が押し寄せてきます.この詩の前ではどんな表現も上滑りしてしまうようで言葉にしづらいのですが,とにかく心揺さぶられる詩集でした.
 私は78歳のシゲ子さんの「オレはここで死ぬつもりだ!」「一生ここにおいてください!」という声が耳に残るようでした.(h)
(『お家に帰りたい』のページはこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/95540495
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★書店での取り扱いはございません. 本ホームページからご購入いただくか,当社に直接ご注文下さい.前澤ゆう子:著藤井克徳:序文編集・制作:やどかり出版A5判 106ページ本体価格1000円+税発行年月:2024年11月「お家....

ネットショップ作成サービスのBASEも12周年を迎えたようです。やどかり出版が利用を始めて、しばらくするとテレビCMでも宣伝するようになり、やどかり出版もうまく流れに乗れたかなと思うところもありました。 日頃、ネット上で交流のある方もイラス...
14/12/2024

ネットショップ作成サービスのBASEも12周年を迎えたようです。やどかり出版が利用を始めて、しばらくするとテレビCMでも宣伝するようになり、やどかり出版もうまく流れに乗れたかなと思うところもありました。
 日頃、ネット上で交流のある方もイラストのダウンロード販売などでBASEを便利に利用していらっしゃいます。個人で活動している方にとって、維持管理費が0円で、クレジットカード決済ができるというのは、たいへん魅力的なツールです。
 そんなBASEですが、13日(金)から17日(火)までの今現在、キャンペーンの真っただ中です! クーポンが発行されているので、やどかり出版の書籍がお安く購入できます。こちら( https://payid.jp/blog/thanks2412 )をご覧いただければ詳細がわかりますので、是非この機会にお買い求めいただければと思います。
 この文章が投稿されるであろう14日(土)までには、前澤ゆう子さん著の自費出版「お家に帰りたい」も、やどかり出版ホームページ(BASE)に掲載されているものと思います。看護師をしていた前澤さんが社会的入院患者の方々と接する日々を詩集として収めた書籍です。この詩集を読んだ父も患者さんに寄り添う前澤さんの思いが伝わってくるとの感想でした。やどかり出版でしか買えない詩集です。こちらも併せてご覧になっていただければと思います。(知)
(『お家に帰りたい』本のページはこちらからどうぞ⇓)
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BASE12周年に合わせた、3つのおトクなクーポンキャンペーンのお知らせです2024年12月13日(金)から、BASE12周年・感謝祭キャンペーンが開催されます。「Pay IDアプリ」での購入でも使え...

猫と暮らしています。甘えているのだと思いますが、噛みます。そんなに強くはなく嚙むのですが、最近けっこう痛いので、やめさせるにはどうしたらいいのかと思案して、嚙み返してみました、背中のあまり痛くなさそうなところを。 猫はさすがにキョトンとして...
08/12/2024

猫と暮らしています。甘えているのだと思いますが、噛みます。そんなに強くはなく嚙むのですが、最近けっこう痛いので、やめさせるにはどうしたらいいのかと思案して、嚙み返してみました、背中のあまり痛くなさそうなところを。
 猫はさすがにキョトンとして、しばらく噛まなくなりました。まあ翌日には、また噛むので、また噛み返すという、猫と人間の嚙み合いという状態です。
 私は体罰容認主義というわけではなく、むしろとてもいけないことだと思っています。
 『響き合う街で 103号』は 特集 身体拘束を通して精神医療の構造的問題を問う です。身体拘束を実際に行う立場からの考えもテーマとして取り上げられています。
 人間は神ではありません。心に闇が降りてくる時。その闇はどうしたらよいのでしょうか。人が人の自由を奪う拘束という行為を考えてみることは意義あることだと思います。(和)
(『響き合う街で 103号』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/69288573
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BASE12周年・感謝祭キャンペーンが実施されます.12月13日(金)12:00よりBASE12周年を記念して感謝祭キャンペーンが行われます.是非,この機会にやどかり出版の書籍をお得にお買い求めください.※やどかり出版のWebショップ( h...
07/12/2024

BASE12周年・感謝祭キャンペーンが実施されます.

12月13日(金)12:00よりBASE12周年を記念して感謝祭キャンペーンが行われます.是非,この機会にやどかり出版の書籍をお得にお買い求めください.
※やどかり出版のWebショップ( https://book.yadokarinosato.org/ )からのご購入,「Pay IDアプリ」からのご購入,どちらでもご利用可能です.

キャンペーン詳細URL
https://payid.jp/blog/thanks2412

【12/13~12/17限定】12周年BASE感謝祭
1購入につき1クーポン。商品購入画面でクーポンコードを入力すると割引金額でご購入いただけます!
・20%OFFクーポン(上限1,500円) クーポンコード:2412base20
・10%OFFクーポン(上限1,500円) クーポンコード:2412base10
・5%OFFクーポン(上限5,000円) クーポンコード:2412base5
※20%OFFクーポンのみ、12月14日(土)12時~先着20,000名限定

注意事項
・20%OFFクーポンと10%OFFクーポンの1会計ごとの割引金額は、最大で1,500円までです
・5%OFFクーポンの1会計ごとの割引金額は、最大で5,000円までです
・何ショップでも利用可能ですが、1ショップにつき同じクーポンは1回のみご利用いただけます
・1会計につきクーポンは1つのみご利用いただけます
・利用上限枚数を超えた場合、利用期限前に終了となる可能性があります
・Webブラウザおよび「Pay IDアプリ」でご利用いただけます
・デジタルコンテンツ、定期便商品、抽選商品、テイクアウト、長期予約商品、「販売パートナー App」で登録された商品にはご利用いただけません
・一度クーポンを利用して商品を購入した場合、(一部、もしくはすべての商品の)注文をキャンセルしても、再度クーポンを利用することはできません
・ほかのクーポンとの併用はできません
(やどかり出版ホームページはこちらからどうぞ⇓)
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高額療養費制度(手術などで患者の自己負担額が高くなった場合,年収に応じて設けられた上限を超えた分を公的医療保険制度で払い戻す仕組み)をご存じでしょうか.私はこの制度のおかげで,必要な医療を受けることができました.しかし,現在厚生労働省では,...
01/12/2024

高額療養費制度(手術などで患者の自己負担額が高くなった場合,年収に応じて設けられた上限を超えた分を公的医療保険制度で払い戻す仕組み)をご存じでしょうか.私はこの制度のおかげで,必要な医療を受けることができました.しかし,現在厚生労働省では,高額療養費制度の患者負担額の上限を引き上げる検討をしています.高齢化や技術の進展で高額化する医療費を抑制し,現役世代の保険料負担を抑える狙いがあるそうです.
 そのような動きがある中,生活保護受給者の医療費が無料であることに矛盾を感じるといった声が上がっています.こういった問題が起こると,生活保護受給者が非難の対象に上がるのはなぜなのでしょうか.生活保護受給者に対する誤解や偏見があるように思います.一部の不正受給者によって正当な理由で生活保護を受けている人が非難されたり,働かずに贅沢な生活をしているといった誤解など,経済的に厳しい状況にある人たちが,自分たちの生活が不安定になると,不満を抱くようです.不満や非難を軽減するためには,生活保護制度の重要性や受給者の実態について正確な情報を提供することも重要なのではないでしょうか.9人の障害のある人が,生活保護を利用して自分らしく暮らしている様子を綴っている、やどかりブックレット24 『生活保護と障害者』をご覧いただけたら幸いです.(昌)
(『生活保護と障害者』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/10436477
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やどかりブックレット編集委員会 編永瀬恵美子 小久保哲郎 五月女敏次 三浦紀代子 佐藤晃一 白山実里 黒尾克己 服部直弘 門田俊彦 渡邉千恵 辰村泰治 著発行:やどかり出版A5判96頁本体価格900円+税ISBN978-4-90...

統合失調症を生き抜いた人生 堀 澄清 著 2019年3月1日発行 “まず救急車の音に驚きました.一晩中走り回っているのです.あれで最初は眠れなくなりました.それから半年ほど経った時,ほぼ8か月くらいですが,その半年くらいの間に,昼間でも夜で...
30/11/2024

統合失調症を生き抜いた人生 堀 澄清 著 2019年3月1日発行

 “まず救急車の音に驚きました.一晩中走り回っているのです.あれで最初は眠れなくなりました.
それから半年ほど経った時,ほぼ8か月くらいですが,その半年くらいの間に,昼間でも夜でも,自分が何か目に見えない精神的なたいへんな圧迫感を受けて,消滅するのではなく,つぶされてしまうという感覚になって,恐怖感に耐えられなくなって時々絶叫してしまうようになりました.
 それで周りの人たちから言われますし,警察が来る,というような事態に至りました.”

 精神障害の病気のきっかけの多くに環境変化による不眠ということがあると思います.眠れなくなることは精神的に不安定になることにつながります.私の病気のきっかけも不眠でした.
 不眠には今も悩まされています.平日は十分に眠れるのですが,土日は睡眠時間が短くなってしまいます.一時期は医師から土日用に頓服薬を処方されていたのですが,それでも,改善されず,最近は夕方くらいに1時間から2時間ほど仮眠しています.そうすると,その後は過ごしやすくなっています.
 次回も堀さんのブックレットから紹介する予定です.(花)
(『統合失調症を生き抜いた人生』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/17491136
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やどかりブックレット編集委員会:編堀 澄清:著発行:やどかり出版A5判 100ページ本体価格900円+税ISBN978-4-904185-44-5発行年月:2019年03月01日『70歳を目前にして今,新たな一歩を』(2007年発行)が出版されてから11年がたちま.....

私の地元では毎年11月に花火大会が開催されます。この頃になれば日暮れが早いし空気も澄んでいるので,寒いけれど,とても綺麗な花火を見ることができます。今年は1時間で1010発の花火が打ち上げられたそうですが,本当にあっと言う間の饗宴でした。 ...
24/11/2024

私の地元では毎年11月に花火大会が開催されます。この頃になれば日暮れが早いし空気も澄んでいるので,寒いけれど,とても綺麗な花火を見ることができます。今年は1時間で1010発の花火が打ち上げられたそうですが,本当にあっと言う間の饗宴でした。
 私たちのささやかな日常にも,社会にも,大小さまざまな出来事が起こり,どんどん後ろに遠ざかっていきます。その流れに身をまかせていると,いろいろなことがスルスルと,記憶にとどまることなく通り過ぎてしまい,足元をすくわれそうな気がして不安になります。なんとかそれに抗いたくて,私は本を読み,本を作っているんだろうなと思います。
 やどかり出版ではこのたび,詩集の自費出版をお手伝いさせていただきました。精神科病院に社会的入院を余儀なくされている方々の人生模様をリアルに,慈しみをもって描き出したものです。詩集のタイトルは「お家に帰りたい」。近日中に当社HPでも販売予定です。(m)
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やどかり情報館の大掃除は12月の最終週辺りにするのが恒例でしたが,今年は本格的に寒くなる前にやろうということで今月26日に行いました.行われたはずです.この原稿を書いている時点ではまだ大掃除前です. 席の目の前の壁にかかっている月間予定表に...
23/11/2024

やどかり情報館の大掃除は12月の最終週辺りにするのが恒例でしたが,今年は本格的に寒くなる前にやろうということで今月26日に行いました.行われたはずです.この原稿を書いている時点ではまだ大掃除前です.
 席の目の前の壁にかかっている月間予定表に大掃除と書かれているのを見て,早くも年末気分を味わっています.令和6年は個人的にはたいへんなことが多い年でした。その影響でいつもより頻繁に体調を崩してしまうこともありました.悪いことばかりではありません.何年も疎遠になっていた友人と再会し、ブランクがなかったかのように話ができたのはとても嬉しかったです.今年残すところあとひと月.なるべく平穏に過ごせることを願います.(S)
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先日,2日続けて(多分)タヌキに遭遇しました.2匹が同じ場所でウロウロしていて,餌でも探していたのでしょうか.間近で見たのは初めてで感動しつつ,毛並みが荒れていたのが心配です. さて,先月やどかりの里では職員向け権利擁護研修を行いました.参...
17/11/2024

先日,2日続けて(多分)タヌキに遭遇しました.2匹が同じ場所でウロウロしていて,餌でも探していたのでしょうか.間近で見たのは初めてで感動しつつ,毛並みが荒れていたのが心配です.
 さて,先月やどかりの里では職員向け権利擁護研修を行いました.参考テキストとなったのが『響き合う街で』109号でした.本号は「父権主義/パターナリズム」について特集したもので,発行以来たくさんの方からご注文いただいている雑誌でもあります.
 何年も前,小さな甥っ子が道端で盛大に転んだことがありました.私はすぐさま駆け寄って助け起こそうとしたのですが,甥っ子は泣くどころか,満面の笑みですっくと立ちあがって,走り出しました.転んでも立ち上がる逞しさに,甥の成長を感じたものです.109号の表紙を見ているとそんな光景を懐かしく思い出します.
 もしかしたら自分が無意識に「よかれと思って」差し伸べた手が,「誰かの」「何かの」権利を奪うかもしれない.そんなことを心に留めておきたいです.(h)
(『響き合う街で』109号はこちらからどうぞ⇓)
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★電子書籍版は下記URLへどうぞ.https://book.yadokarinosato.org/items/87529560発行:やどかり出版B5判 60頁前後本体価格1,200円+税ISSN 1342-4653発行年月:2024年5月目次街角から 介護予防・生活支援サービスの利用について  野山 修▶1...

地域でいろいろな秋のイベントが開催されています。私の暮らす町内会でも文化の日に「文化祭」が開催されました。作品展示やサークルの舞台発表、切り絵や折り紙などの体験教室に野菜販売など、盛りだくさんの2日間でした。 私は毎年運営を手伝っているので...
16/11/2024

地域でいろいろな秋のイベントが開催されています。私の暮らす町内会でも文化の日に「文化祭」が開催されました。作品展示やサークルの舞台発表、切り絵や折り紙などの体験教室に野菜販売など、盛りだくさんの2日間でした。
 私は毎年運営を手伝っているのですが、今年はそれに加えて作品を出展してみました。このFacebookでも写真投稿した「曼荼羅アート」です。曼荼羅アートを描くきっかけは、昨年の文化祭で知人が出展していた素敵な作品に魅せられたからです。その方から体験講座が近くであることを聞き、近所の友人といっしょに参加しています。
 この曼荼羅アートは、水性のサインペンとボールペンを重ねて描くのですが、描くことに没頭すると緊張がほぐれ,作品が仕上がると達成感もあります.同じ図案でも人によって筆圧も違い、雰囲気が変わるので面白いのです.私は筆圧が強くて…これも個性ですね.まだ3回しか受講していない超初心者ですが、もう少し続けてみるつもりです。こんな出会いもあるのですね。(ck)
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『70歳を目前にして今,新たな一歩を』 統合失調症を生き抜いた人生 堀 澄清 著 2019年3月1日発行 “東京に出てきて板橋に住みましたが,まず人間の多さと,どこまで行っても隙間がないこと,それから車の多いこと,人の多いこと,騒音で静寂と...
10/11/2024

『70歳を目前にして今,新たな一歩を』 統合失調症を生き抜いた人生 堀 澄清 著 2019年3月1日発行

 “東京に出てきて板橋に住みましたが,まず人間の多さと,どこまで行っても隙間がないこと,それから車の多いこと,人の多いこと,騒音で静寂というのがまったくない,そういうことが私にとってはたまらない……今の用語を使えば強度のストレスを感じたわけです.上京してたった2か月くらいでおかしくなってきました”
(自分が押しつぶされてしまうと絶叫 より)

 精神障害者に限らず,人は環境の変化に弱いものです.堀さんの場合は住環境の変化でした.また,寒暖の変わり目の季節などもそれにあたると思います.変化のない生活というものは,つまらないように見えますが,人によってはそれが心も体も安定させることになるのです.
 私などは生活ルーティンとしては起床時間や出かける場所を変えるといった多少のアレンジはありますが,1週間のスケジュールは判で押したように同じスケジュールで生活しています.自分でもそれが生活の安定に繋がっているのではないかと思っています.
 次回も堀さんのブックレットから紹介する予定です.(花)
(『70歳を目前にして今,新たな一歩を』は、こちらからどうぞ⇓)
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やどかりブックレット編集委員会:編堀 澄清:著発行:やどかり出版A5判 100ページ本体価格900円+税ISBN978-4-904185-44-5発行年月:2019年03月01日『70歳を目前にして今,新たな一歩を』(2007年発行)が出版されてから11年がたちま.....

今かかっている精神科の主治医には22年間お世話になっています。22年が経ち、先生もご高齢ということで、あるメンタルクリニックと合併話が持ち上がり、先生もそちらのクリニックへ異動することになりました。私も先生に付いて行き、通院先を変更しました...
09/11/2024

今かかっている精神科の主治医には22年間お世話になっています。22年が経ち、先生もご高齢ということで、あるメンタルクリニックと合併話が持ち上がり、先生もそちらのクリニックへ異動することになりました。私も先生に付いて行き、通院先を変更しました。
 元の病院はなくなってしまいましたが、22年間の間にデイケア通いに3回ほどチャレンジしました。通ってくる人たちは、自宅に居るようなリラックスの仕方をする人もいて、これも適応能力であり、才能だよなぁと思い凹んでいる自分がいました。
 結局、居場所として選ぶならお金をもらえて生活できたほうがいいと考え、やどかり情報館で今もお世話になっています。ただ、プライベートな繋がりを考えると、デイケアでの繋がりがあったなら住む世界が広がっていただろうなと思うことがあります。
 今の仕事は比較的やりたいことをやらせてもらっています。自宅でもその延長で自己研鑽に励んでいます。主治医には些細な出来事を毎回報告していますが、自分にもっと〇を付けるようにと言われます。自己否定するからこそ頑張るところもあるのですが、そんな毎日はなかなかしんどかったりします。そんな私を握手して励ましてくれる主治医です。できれば、ずっとお世話になりたいです。(知)
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『かごの鳥』の著者の伊藤時男さんが,約40年にわたって精神科病院への入院を余儀なくされ,その期間に憲法で保障されている幸福追求権や居住の自由が侵害されたとして,国に対して損害賠償を求め国家賠償訴訟を提起した.伊藤さんは入院中何度も退院を希望...
03/11/2024

『かごの鳥』の著者の伊藤時男さんが,約40年にわたって精神科病院への入院を余儀なくされ,その期間に憲法で保障されている幸福追求権や居住の自由が侵害されたとして,国に対して損害賠償を求め国家賠償訴訟を提起した.伊藤さんは入院中何度も退院を希望したが認められず,もうどうでもいいやと退院を諦めていた.自分と同じような患者がまだまだ精神科病院にはいる.そんな現状を変えたいと裁判を起こした勇気ある行動には尊敬の念が堪えない.しかし,10月1日に東京地裁が出した判決は,精神疾患の患者は,症状・病状による影響で判断能力がないから本人の同意がなくても入院が必要になる場合があり,長期入院は伊藤さんの病状悪化の影響のため制度の問題ではないと伊藤さんの訴えを退けた.もう少し制度上の問題や法的側面だけでなく,人としての温かい理解や共感が必要ではないのか.
 判決後に伊藤さんは「不当判決だと思います.最高裁まで上告したい.みなさん応援をよろしくお願いします」と話していたそうだ.伊藤さんの声が,社会を変える一歩となることを願いつつ希望を持ち続けたい.(昌)
(『かごの鳥』の本はこちらからどうぞ⇓)https://book.yadokarinosato.org/items/81275715
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発行:やどかり出版A5判 並製 132頁本体価格1,200円+税ISBN978-4-904185-52-0発行年月:2024年1月15日 伊藤時男さんのお名前はNHK特集「長すぎた入院」などでご存知の方も多いことでしょう。約40年におよぶ精神科病院での社会的入院を...

最近、趣味というか、生活の一部でもあったゲームが出来なくなってきた。出来なくなったっと言っても物理的に出来なくなったわけではなく、なんだかやる気がしない。まったくもって不思議な現象に巻き込まれてしまったわけである。この様な現象はネットではよ...
02/11/2024

最近、趣味というか、生活の一部でもあったゲームが出来なくなってきた。出来なくなったっと言っても物理的に出来なくなったわけではなく、なんだかやる気がしない。まったくもって不思議な現象に巻き込まれてしまったわけである。この様な現象はネットではよく見かけるが、まさか自分の身に降りかかるとは思いもよらなかった。自分は一生ゲームを楽しみ、プレイして生涯を閉じるんだろうと思っていたのに、とんだ誤算である。
 この現象は一過性のものであって欲しいが、まさに一生物であれば、次なる趣味、生きがいを見つけなければと焦ってもいる。盆栽でもやろうか。イヤイヤまだ若すぎる。こういう時は一旦ゲームから距離を置くのが良いのか、それとも自分のプレイしているジャンルが悪いのか、試行錯誤してでもゲームから離れないほうが良いのだろうか……。
 うーん、迷う。一活性である事を祈る。しかし、仕事は順調というか、ますますもって気合が入っている。なんでだろう。仕事は出来るがゲームは出来ない。不謹慎ながら逆だろうとも思ってしまう。歳のせいだけにはしたくはない。(通りすがり)
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『電子書籍奮闘記』 経費が使えさえすれば,こんな苦労はいたしません!残念ながら我が社には新規に使える経費がほとんどないようなものなので,電子書籍の制作・販売にあたっては,並々ならぬ苦労がありました。電子書籍の取次店から配本してもらう一般的な...
27/10/2024

『電子書籍奮闘記』
 経費が使えさえすれば,こんな苦労はいたしません!
残念ながら我が社には新規に使える経費がほとんどないようなものなので,電子書籍の制作・販売にあたっては,並々ならぬ苦労がありました。電子書籍の取次店から配本してもらう一般的なルートに乗せるには,その道の専門業者に制作を委託することが条件でした。これが,我が社にとってはちょっと手が出ない高額でして……。しかも,自前でe-pubデータを作成するための新しいソフトを買う予算もなかなかハードルが高いという,にっちもさっちもいかない状態でした。
 でも,我がメンバーたちは負けませんでした。この年明けからみんなで議論しつつ,知恵を出し合い,地道な研究と検証,トライ&エラーを重ねて,まさに3歩進んで2歩下がりながらやってきたことが,ようやく実を結びました。
 先行していたAmazonに加えて,このたび楽天にも出品することができたのです。
さまざまな制約がある中で,ほとんど経費をかけることなく,諦めずにチャレンジを続けたメンバーたちを誇りに思います。効率のよいスマートなやり方ではないけれど,それよりずっと価値があるはずです。(m)
(『いのちの地域ケア』電子書籍はこちらから⇓)
https://a.r10.to/hRa3V9
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松田正己 | 2024年07月29日発売

路上生活の人や貧困で生活が苦しい人へ、おむすびと、生活物資を配る活動をしています。 私は最近キリスト教へ帰依しまして、教会の活動としての奉仕活動です。たまたま、金曜日の午前中で、たまたま私の空いている時間でしたので、教会の会報でメンバーを募...
26/10/2024

路上生活の人や貧困で生活が苦しい人へ、おむすびと、生活物資を配る活動をしています。
 私は最近キリスト教へ帰依しまして、教会の活動としての奉仕活動です。たまたま、金曜日の午前中で、たまたま私の空いている時間でしたので、教会の会報でメンバーを募集していたので、最初は自転車での配達から初めて、今はご飯を炊いておむすびを作り、生活物資を準備して配達するという全部の活動をやっています。
 私自身も病気になってからしばらくは、生活保護で生活をしていました。現在は、やどかり出版の収入と老齢年金がありますので、生活保護からの支援金は少なくなっていますが、生活保護がなかったら、どうやって生きていけばいいかわからない状況でした。
 同じアルコール依存症の人でも生活保護で生活している人もいますし、就職して生活保護をやめた人もいます。私ももうひと頑張りして収入を増やせば生活保護ではなくなるのかもしれませんが、完全一人暮らしですので、公共の支援に繋がっているということが、気持ちの安心にも繋がるので、このままの状態を続けたいと思っています。
 やどかり出版の雑誌『響き合う街で 97号』の特集は『社会的貧困と生活保護』です。社会的貧困の問題は続けて発信していきたいテーマです(和)。
(雑誌『響き合う街で 97号』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/45877767
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発行:やどかり出版B5判 60頁前後本体価格1,200円+税ISSN 1342-4653発行年月:2021年5月目次街角から 独立生活保障の実現を/井上 英夫▶1特集社会的貧困と生活保護▶2◆総論 雇用に即した所得補償の再興 低所得多就業世帯....

大好きな金木犀が香る季節になりました.ようやくの秋らしい陽気,皆さんはいかがお過ごしでしょうか. やどかり情報館では2頭のヤギを飼っていて,ヤギたちのこの時期の大好物がどんぐり.夢中になって食べるので,あげ過ぎないように注意しています. よ...
20/10/2024

大好きな金木犀が香る季節になりました.ようやくの秋らしい陽気,皆さんはいかがお過ごしでしょうか.
 やどかり情報館では2頭のヤギを飼っていて,ヤギたちのこの時期の大好物がどんぐり.夢中になって食べるので,あげ過ぎないように注意しています.
 よく「なぜヤギを飼っているんですか」と聞かれますが,その答えは『響き合う街で』96号にあります.やどかりの里の「未来を拓く つなぐ・つくるプロジェクト」を始め,若年性認知症の人,若者たち……さまざまな生きづらさを抱えた人,その人たちを支える取り組みを紹介した号です.
 最新号110号では,その後のやどかりの里のプロジェクトにも触れているので,ぜひ合わせてご覧いただきたいと思います.(h)
(本はこちらからどうぞ⇒) https://book.yadokarinosato.org/items/40917192
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先日,やどかりの里の里祭がありました.やどかり情報館からは「やどかりの里の良いところ」を発表するイベントが行われ,さまざまな視点があったようです. そこで私も私にとっての「やどかりの里の良いところ」を考えてみました.最近特に思うのは「自尊心...
19/10/2024

先日,やどかりの里の里祭がありました.やどかり情報館からは「やどかりの里の良いところ」を発表するイベントが行われ,さまざまな視点があったようです.
 そこで私も私にとっての「やどかりの里の良いところ」を考えてみました.最近特に思うのは「自尊心とプライド」がとても回復したことです.なぜ回復したのかを考えると,尊重し合いながら仕事や活動をしたことだと思います.体の回復だけなら服薬や以前通所していたデイケアで完了していましたが,心の回復はそうはいきませんでした.プチ浦島太郎と言ったらいいでしょうか.18歳で病気をして良くなったと思ったら40歳になっていました.やどかりの里でよく使われる言葉で言うと「地域で暮らす」,自分の言葉で言うと「社会とうまくつながること」が次の課題です.
 また私にとっては音楽活動で高校時代がいちばん充実していて,一の努力が十になる実感もあり,自分で自分自身が誇らしかったです.病気をしたことで自分で自分を見る目が歪んでいきましたが,やどかりの里で働くことでとても回復しました.最近また少し,たまにですが自分で自分が誇らしく感じられる瞬間が出てきました.公私ともにです.回復前の苦しみ・回復中の苦しみ・回復後の苦しみといろいろありますが,今は回復後の充実感を味わってます.(健)
(やどかり出版ホームページ)https://book.yadokarinosato.org/
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