19/10/2022
新刊発売中
遺されたもの
南京都高校ボクシング部の物語
後藤 創平
ロンドン五輪で金メダルを獲得した村田諒太を筆頭に、世界王座を12度防衛した山中慎介、南京都から2人目の世界王者となった久保隼。彼らの活躍が、亡き恩師の存在を少なからず世に浮かび上がらせたことは確かである。ただそれ以上に、地元紙の記者として南京都の取材を続ける中で、熱く生きた無名の部員や、やけに魅力的なOBと出会い、その姿に惹かれていった。それぞれの生き方の核となる部分に、あるいは片隅にでも、恩師の教えが大切に保管されていると感じた。そのことを書き残すだけでも、きっと意味があるのではないかと思った次第である。(「あとがき」より)
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