29/11/2025
《声を止めない》
先月に続き11月も『オマルの日記:ガザの戦火の下で』が各紙書評欄で紹介され、大変ありがたいことでした。
🖋️11月9日「赤旗」
評者は中東ジャーナリストの川上泰徳氏
「逃げ惑い、テント生活を続ける中で、家族のこと、人々との会話、そのときどきのこと……ニュースに出てこない日々の暮らしを克明に記録する」
🖋️11月15日「朝日新聞」
評者は文化人類学者の石井美保氏
「本書はオマルの命がけの証言であり、訴えであり、叫びである。……この叫びを見過ごすことは、決してできない」
🖋️11月16日「読売新聞」
評者は作家の宮内悠介氏
「本や映画を愛し、詩を書く青年だったそうだ。だからだろうか……繊細な、光を放つような一文がそこかしこにある」
いずれの評にもオマルさんの言葉をまっすぐに受け止め、ジェノサイドに異議を唱える強い意志が感じられました。
掲載日が続いたこともあり、さまざまな専門家がこぞって声をあげているのを目の当たりにしたようで、大きな希望になりました。
停戦合意ののちも、イスラエルによるガザへの攻撃は終わっていません。
でも、オマルさんは先日「ガザに図書館をつくる」とSNSで宣言し、新たな生活、新たな人生のための一歩を踏み出されています。
🕊️
不正義の人々が裁かれ、理不尽に抑圧される人々がこの世からいなくなりますように。
海と月社はこの先もずっと、その想いで皆さまに本をお届けしていきます。
#オマルの日記