海と月社

海と月社 働く人の力になる、海外の優れた書籍を翻訳出版

《緩急をつける》雨の日が多くなりました。太陽が隠れ、湿気に覆われる季節は、心身ともにだるくなりがちですが、そういうときでもできるだけ健やかに過ごす工夫や知恵を、皆さんきっとお持ちでしょう。睡眠時間を増やす、タンパク質を多くとる、長めにバスタ...
11/06/2025

《緩急をつける》
雨の日が多くなりました。
太陽が隠れ、湿気に覆われる季節は、心身ともにだるくなりがちですが、そういうときでもできるだけ健やかに過ごす工夫や知恵を、皆さんきっとお持ちでしょう。
睡眠時間を増やす、タンパク質を多くとる、長めにバスタブに浸かる、部屋をアロマの香りで満たす、衝動買いする…
どれもいいですね。

🍒
ここにもうひとつ「あえて手や力を抜く」を加えるのも良さそうです。
もちろん、自分にとって大事なことはそのままで。その大事なことに力を注ぎつづけるためにも、緩急をつけて乗り切ろうという考えです。
どこの国でも、とくに女性は、常に気遣いを求められるせいか、なんであれ手抜きはいけないと思いがちですが、そんなことはありません。
すべては時と場合によります。

🫐
画像は、左が『完璧じゃなくていい、勇気ある女になろう』、右がフォトブックの『わたしは無敵の女の子』です。
人の目を気にしてヘトヘトになるより、自分の心と体の声を聴くほうがずっと大事だし、ずっと楽しいーー当たり前なのに忘れがちなそんなことを思い出させてくれる2冊です。
この時期、真面目なあなたにオススメします。

#完璧じゃなくていい勇気ある女になろう
#わたしは無敵の女の子

《感謝の土曜日》日本経済新聞の読書欄に、毎週「ランキング」が載っているのをご存じでしょうか。5月31日のそこは、三省堂書店名古屋本店のビジネス書だったのですが、7位に『自分で「始めた」女たち』、8位に『書いたら燃やせ』と、弊社の本が2冊もラ...
01/06/2025

《感謝の土曜日》
日本経済新聞の読書欄に、毎週「ランキング」が載っているのをご存じでしょうか。
5月31日のそこは、三省堂書店名古屋本店のビジネス書だったのですが、7位に『自分で「始めた」女たち』、8位に『書いたら燃やせ』と、弊社の本が2冊もランクインしていました。

そもそも、こうした欄に自分たちの本が載ること自体珍しいのに、2冊も入ったのは初めてです。
まじまじと眺めながら、たくさん買ってくださっている皆さま、売ってくださっている書店の方々に、胸の中でぎゅっとお礼をいたしました。

🍀
このランキングを知ったのは、日頃から海と月社を応援してくださっている方が、わざわざメールで教えてくださったからでした。
この日は、なんだか疲れてぼんやり過ごしていたので、そのメールがなければ知らないままだったでしょう。
そんなご厚意にもありがたい気持ちでいっぱいになって、気づけば重かった体もずいぶん軽くなっていました。

🍀
5日には『自分で「始めた」女たち』の重版が出来上がります。
そしていま、私たちは年内刊行に向けて、この本の著者グレース・ボニーの次の本をつくっています。今度は、魅力的に歳を重ねた女性たちへのインタビュー集です。
こちらはまた追ってご案内させてください。

6月は湿度で体調を崩しやすい月ですが、焦らず、毎日を大切に過ごしていきたいですね。
今月もよろしくお願いします。

#自分で始めた女たち #書いたら燃やせ

《好きな文具で》『女性のための「セルフラブ」ワークブック』が全国の主要書店に並び、「やってます」の声をお聞きできるようになりました。本が完成するまで、私たちはもちろん何度も通しで読み、書いてきましたが、それは仕事。こうして本の形になった今、...
24/05/2025

《好きな文具で》
『女性のための「セルフラブ」ワークブック』が全国の主要書店に並び、「やってます」の声をお聞きできるようになりました。

本が完成するまで、私たちはもちろん何度も通しで読み、書いてきましたが、それは仕事。
こうして本の形になった今、私たちも今度は純粋に読者のひとりとして楽しんでいます。

🕊️
この本の8ページには、「〝セルフラブの旅”の始め方」が載っています。
そのなかで、「たしかにそうかも」と思い、早速やっているのは「好きな色鉛筆やペン、マーカーを使う」です。
そうすると「より楽しくなる」「自分の〝好き〟を大事にしているのを意識できる」とあるのですが、本当でした。

🖊️
本好きの方には、文具好きの方が多いのではないでしょうか。ペンだけでなく、お気に入りの缶や箱にシール類や紙モノがしまってあるのでは?
それらは広げるだけでも心が弾んできますが、この本に書き込むときに使ってみるのも一興です。描いたり貼ったりしているうちに童心に返り、素の自分が顔を出しやすい気もします。

どこから始めてもかまわないし、気が向いたときに好きなだけやればいいーーこれはそういう本です。
でも、まず11ページで今の自分の「セルフラブ」度を知っておくのはよいと思います。
じつはこのテスト、最後のほうにもう一度出てきます。この本に出会ってどれくらいの変化したか(しなかったか)がわかる仕組みです。

☔️
これから梅雨を迎えて室内で過ごす時間が増えてきます。そんなとき、この本を思い出してくださったら嬉しいです。

#女性のためのセルフラブワークブック

《「あさイチ」に登場》本日のNHK「あさイチ」で『自分で「始めた」女たち』が紹介されました。もしかしたら、フォロワーの皆様の中にも、ご覧になった方がおられるかもしれません(そうだったら嬉しい)。「特選!エンタ」のコーナーで、ジェーン・スーさ...
16/05/2025

《「あさイチ」に登場》
本日のNHK「あさイチ」で『自分で「始めた」女たち』が紹介されました。
もしかしたら、フォロワーの皆様の中にも、ご覧になった方がおられるかもしれません(そうだったら嬉しい)。
「特選!エンタ」のコーナーで、ジェーン・スーさんが5冊をお勧めされていたうちの一冊でした。

🍀
ジェーンさんからはこんな素敵な言葉が続きました。
「子育てや介護などで忙しくしていると、まとまった時間本を読むのは難しいけれど、この本は112人のインタビュー集だから、5分とか10分とかでも読める」
「自分が何かを始めるなんてできないと思っている人も、こうやって実際にやっている人をたくさん見ることで、できるのではないかと思えてくる」

また一緒に進行している女性アナウンサーも、「読み始めて6ページくらいでもう涙が出た」「さっそく娘にも買った」などと言っておられ、ものすごく嬉しかったです。

さらにはゲストの池田エライザさんも、すべての本が紹介されたあとに、「とくに『自分で「始めた」女たち』は、自分がふだん考えていることとも重なるので読んでみたい」と。
胸がいっぱいになりました。

🍀
この本は2019年に発売されて以来、年齢も立場もさまざまな女性にずっと支持され、現在20刷、7万部となっています。
これを読んで「会社を辞めた」とか「この仕事を始めた」という女性の声も、いろいろ聞かせていただいています。

美しい写真や言葉にふれながら、自分に眠っている可能性に気づける本です。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

#自分で始めた女たち

《互いの尊厳を大切にする世の中を求めて》もう先月の話になりますが、4月18日の朝日新聞夕刊に「ドナルド・トランプはなぜ再選されたのか」に関する記事が出ていました。江渕崇記者がマイケル・サンデル教授を取材したものでしたが、そこにイギリスの政治...
13/05/2025

《互いの尊厳を大切にする世の中を求めて》
もう先月の話になりますが、4月18日の朝日新聞夕刊に「ドナルド・トランプはなぜ再選されたのか」に関する記事が出ていました。
江渕崇記者がマイケル・サンデル教授を取材したものでしたが、そこにイギリスの政治評論家にして活動家として活躍するオーウェン・ジョーンズの言葉も紹介されていました。

✍️
記事によると、マイケル・サンデルとオーウェン・ジョーンズは、〝トランプを支持している人は賃金が低いことだけを問題にしているのではない〟という点で認識が共通しています。

「エリートが自分たちを見下し、日々の仕事に敬意を払っていないという労働者の不満や憤りが、トランプの成功の根本にあります」(サンデル教授の言葉)

「存在が『悪魔化』されたことへの怒りやうっぷん、やっかみといった(労働者の)感情が、様々な形で噴き出していくだろう」
「そう遠くない将来、これらが暴発するのではないかと恐れています」(10年近く前のオーウェン・ジョーンズの言葉)

✍️
オーウェン・ジョーンズは26歳という若さで世界的ベストセラー『チャヴ』を著しました。13年ほど前のことで、弊社が邦訳を刊行してからも8年ほど経ちます。
けれども、そこで主張されていることは今なお少しも色褪せていません。
輝く知性、労を厭わない緻密な取材、なにより不正義に対するまっすぐな異議申し立てが、いつの世も人の心を揺さぶるからでしょう。

すべての人が互いの尊厳を認め合う社会を望んでいるのに、それが実現するどころかどんどん遠のいていることに心を痛めている人が、世界中にあふれています。
世界規模の問題ですから、解決までにはかなり時間がかかりそうですが、せめて諸悪の根源は何なのかを見誤らない目を常に養いたい、そう思います。

#チャヴ

《自分を愛するということ》先日お伝えした最新刊『女性のための「セルフラブ」ワークブック』(メーガン・ローガン 著/岩田佳代子 訳)の見本が出来ました。🪽「セルフラブ」と聞いて、皆さんはどんな印象を持つでしょうか。なかには「こんなの気恥ずかし...
23/04/2025

《自分を愛するということ》
先日お伝えした最新刊『女性のための「セルフラブ」ワークブック』(メーガン・ローガン 著/岩田佳代子 訳)の見本が出来ました。

🪽
「セルフラブ」と聞いて、皆さんはどんな印象を持つでしょうか。
なかには「こんなの気恥ずかしい」と思う人や「自己愛が強いのは勘弁」と思う人もいらっしゃるかもしれません。

でも、この本が勧めるセルフラブとは、うぬぼれや自意識過剰や自分本位とは無縁です。
知らず知らずのうちに自分を押し殺しているたくさんの女性(たぶんあなたです)に向けられたメッセージは、「大切な人にするように、自分自身にももっと敬意を払い、思いやろう」です。

あなたはいつも誰かを気遣い、親切にし、誠意を示しているのではありませんか?
それなのに、自分に対してはそれらがぜんぶ後まわしになっているのではないですか?
もしそうだとしたら、それはなぜですか?

今よりもっと伸びやかで美しい人生をおくりたいなら、この本が問いかけていること、伝えていること、そしてレッスンの数々に触れる価値はじゅうぶんあると思います。

ページを進めていくうちに、ちゃんと自分を愛せる人こそが、本当の意味で誰かを愛することができるのだ、ということにも気づけるでしょう。

愛のある人生を始める、あるいは深める第一歩として、本書をお手に取っていただけたら幸いです。
そして、ひとつでも気になるレッスンがあったら、ぜひやってみてください。
すぐできることがいっぱいあります。

🪽
ただいま予約受付中。
都内数カ所での先行販売を経て、全国の書店には来月上旬頃までに並びます。

世界28ヵ国で刊行のベストセラー。
カラフルで、楽しくて、手軽だけれど深い一冊です。
どうぞよろしくお願いします。

#女性のためのセルフラブワークブック

《感謝のお知らせ》新学期、新年度が始まり、空の青さも濃さを増してきた4月、海と月社では『書いたら燃やせ』が10万部を突破しました。🌱昨年2月の発売当初から、私たちがこの本に抱いた面白さや魅力とはだいぶ違う読まれ方や使われ方もしているのを知り...
21/04/2025

《感謝のお知らせ》
新学期、新年度が始まり、空の青さも濃さを増してきた4月、海と月社では『書いたら燃やせ』が10万部を突破しました。

🌱
昨年2月の発売当初から、私たちがこの本に抱いた面白さや魅力とはだいぶ違う読まれ方や使われ方もしているのを知り驚いているうちに、立てつづけに重版が決まり、9月からはそれが急加速し、1年ちょっとでの10万部です。

海と月社ではこれまで、とにかくこつこつと「これは」と思う本を翻訳出版してまいりました。読んでほしい、みてほしい、と願って送り出した本を実際にたくさんの方がお買い求めくださったときの喜びは、いつどんなときでも格別です。

ありがたいことに、1万部を超える本、3万部を超える本はいろいろありました。
5万部を超えて10万部が見えてきたという本も出てきました。
でも、10万部に達した本はこれが初めてです。

この本自体が持っている魅力はもちろん、日本語版チームに加わってくださった皆さんの誠意あるお仕事がなければ、この結果はなかったでしょう。
また、本を見るなり反応して、大きく展開してくださった書店員さんの目利きなしに、今はなかったでしょう。
なにより、この本を買ってくださったすべての皆さまのおかげです。
改めて感謝申し上げます。

🌱
『書いたら燃やせ』は今も順調な売れ行きです。
これからも、この本で楽しい時間を過ごしたり、役に立ったと感じてくださる方がいらっしゃいますように。
そして、自分の感情や願いや本音を大事にする人が、どんどん増えますように。

#書いたら燃やせ

《読み物としても専門書としても》今春は『家を失う人々』の書評が続きました。発売以来、さまざまな新聞や雑誌その他媒体でご紹介いただいている本書ですが、今回はいずれも研究者向けの雑誌でした。一冊は「大原社会問題研究所雑誌」(評者は岡田徹太郎先生...
09/04/2025

《読み物としても専門書としても》
今春は『家を失う人々』の書評が続きました。
発売以来、さまざまな新聞や雑誌その他媒体でご紹介いただいている本書ですが、今回はいずれも研究者向けの雑誌でした。
一冊は「大原社会問題研究所雑誌」(評者は岡田徹太郎先生)、もう一冊は「社会と調査」(評者は川野英二先生)です。

🕊️
著者自らが日々の生活に苦しむ人々の近所に住み、そこで見聞きしたことを綴った本書は、登場人物がみな良い面も悪い面も生き生きと描かれ、小説のように引き込まれるのが特徴のひとつです。

多くの読者は、この中の誰かに強く惹かれながら(たとえば私は、1ヶ月分のフードスタンプ[=貧困者のための食糧券]を使って、一度の食事のためにロブスターを買ったロレインから目が離せませんでした)、想像を超える貧困ビジネスの実態、あるいは安心できる住まいがない人生はどれほど打撃を受けるのかといったことを、まざまざと知ることになります。

読む者の心を強く掴む理由には、著者の強い正義感、自らも貧しさを経験した過去、そのうえでの卓越した文章力などもあるのでしょう。
でもさらに重要なのは、徹底した調査と分析がベースにあることです。
読者に説得力ある訴えをするには、根拠となるデータや理論が不可欠ですが、それを満たすには当然、多くの時間と労力を要します。そのため昨今では、適当にお茶を濁している本も珍しくありません。
そんななか、誠実な仕事と豊かな才能の両方を備えた本は貴重ですし、長く読み継がれていきます。
本書もそうした一冊で、だからこそ今回、上記二誌でもご紹介いただけたのだと思います。
実際、すでに「ニューヨークタイムスが選ぶ21世紀のベスト100」にも選ばれています。

🕊️
富める者の論理ばかりが優先され、持たざる者がはじき飛ばされる世の中はおかしいーーでも、世界はそういう方向にジリジリと進んでいるように見えます。
これからも幅広い方々に本書をお読みいただき、よい社会のあり方や理想の人生を考える一助にしていただけたら、と願うばかりです。

#家を失う人々

《次の新刊は》先日、近所の桜の木が剪定され、膨らみはじめていたつぼみをつけた枝が、どっさり捨てられているのに出くわしました。いたたまれなくなって、作業をしている方の邪魔になると思いつつも、お声をかけてひと枝いただいてきました。木の花は生けて...
26/03/2025

《次の新刊は》
先日、近所の桜の木が剪定され、膨らみはじめていたつぼみをつけた枝が、どっさり捨てられているのに出くわしました。
いたたまれなくなって、作業をしている方の邪魔になると思いつつも、お声をかけてひと枝いただいてきました。
木の花は生けても咲かないことが多いのに、その後、つぼみは健気に成長しつづけ、ついに昨日から開きはじめました。
今日はもう満開です。
こんなことが嬉しくてなりません。

🌸
さて、ここからは次の新刊の告知です。
タイトルは『女性のための「セルフラブ」ワークブック』(メーガン・ローガン 著/岩田佳代子 訳)。
全ページカラーで、中には名言もあれば、質問もあれば、すぐ試せるアイデアもあります。
あらゆる方向から「もっと自分自身を愛し、思いやり、リスペクトする」ことを応援する本です。

家でも会社でも学校でも、若い人もそうでない人も、海外でも日本でも、女性はいろいろなことを期待され、それに応えるので手一杯、自分のことは後まわしになりがちです。

でも「それは大間違い。女性は自分への愛が全然足りてない」と、20年以上この分野で活躍してきた著者は断言します。
そして「そんなこと言っても、じゃあどうすればいいの?」という声に応えるために、この本を著し、それは世界28ヵ国で刊行のベストセラーとなりました。

日本版発売は4月末予定です。本が出来上がったら、またご案内させてください。

🪻
気づけば会社の入り口ではムスカリも花盛りです。こちらの花言葉は「明るい未来」なんだとか。
その言葉どおり、春から明るい日々が続くといいですね。

#女性のためのセルフラブワークブック

《性犯罪に甘すぎる》皆さんもよくご存じのように、日本ではあらゆるところに性的な広告が氾濫していて、それが老若男女を問わず嫌でも目に入ります。また痴漢も絶えず、性犯罪に関するニュースも見ない日がありません。それなのに、刑罰は概して軽めです。こ...
13/03/2025

《性犯罪に甘すぎる》
皆さんもよくご存じのように、日本ではあらゆるところに性的な広告が氾濫していて、それが老若男女を問わず嫌でも目に入ります。
また痴漢も絶えず、性犯罪に関するニュースも見ない日がありません。
それなのに、刑罰は概して軽めです。こういう状況がいつまで続くのでしょう。

海と月社では昨冬、せめてフィクションで一撃をという思いを込めて、ブラックユーモア満載の英国ベストセラー『男を殺して逃げ切る方法』を出しました。が、それ以前に刊行した、同じくイギリスのベストセラーノンフィクション『そして、「悪魔」が語りだす』でも、じつは性犯罪者がふたり登場しています。

ひとりはイアン。
被害者は息子でした。
その経緯、そしてイアンがどうなったかはここではおくとして、彼を取りあげた章にはこんな一節があります。

🥀

 こんにち、さまざまな年齢や階層の人々に、犯罪者の中でもとくに最低なのは誰かと尋ねれば、たぶんそのトップは小児性愛者あるいは小児性犯罪者だろう。

ーーー

 〝悪魔のペド〟に対する反応は、国や共同体によって社会的にも法的にも異なる。
 イギリスはアメリカとだいたい同じで、前科のある小児性犯罪者が居住地を移すときは、引っ越し先の地域共同体に報告の義務がある。
 すると地方メディアや共同体で、ある意味での自警行為のように、ひと騒動が起きる。地域によっては、刑期や保護観察期間を終えてかなりの時間が経ったあとでも登録され続け(地元当局に登録され、子どもと関わる仕事を制限されるなど)、ときにはそれが一生続く。これはほかの重大犯罪では(殺人でさえ)ないことだ。

🥀

もうひとりの犯罪者はデヴィッドです。
ネタバレになるので、彼の犯した罪の詳細もここでは割愛しますが、その章にはこんなことが書かれています。

🥀

 医師と患者のあいだの守秘義務には、たとえ重警備施設の外であっても限度がある。最優先されるのは子どもの保護だ。
 アメリカでは、少しでも子どもに危険が及ぶ可能性がある場合、医師は通報するよう法律で義務付けられている。イギリスは義務でこそないが、子どもが危険にさらされていれば、医師はやはり躊躇なく行動することが求められる。児童ポルノのダウンロードであれば、通報は問答無用だ。

🥀

このようにイギリスでは、小児性犯罪は社会的にも法的にも重罪とされ、世間からは殺人犯以上に制裁を受けることも少なくないようです。
それに比べて日本では、あまりにも子どもや女性に対する性加害に甘いのが現実で、それが子どもや女性の人権を尊重していないことと強く関係しているのも事実でしょう。

今さら言うまでもありませんが、あらゆる人間は等しく尊重されるべき存在です。
法の下の平等も遵守されなければなりません。

弱い者を痛めつけても許される社会には、これからも、何度でも、NOと言いつづけていこうと思います。

#男を殺して逃げ切る方法 #そして悪魔が語りだす

《味わい方いろいろ》ペルシャ料理と聞いて何を思い浮かべますか?今は世界中の料理専門店があるので、よくご存じの方もおられるかもしれません。けれど私が、この歴史ある国の料理は奥深く、美しく、体によくて、大変美味だと知ったのは、あるご夫婦のおかげ...
08/03/2025

《味わい方いろいろ》
ペルシャ料理と聞いて何を思い浮かべますか?
今は世界中の料理専門店があるので、よくご存じの方もおられるかもしれません。
けれど私が、この歴史ある国の料理は奥深く、美しく、体によくて、大変美味だと知ったのは、あるご夫婦のおかげでした。

イラン(ペルシャ)のレザさんと日本人の朝子さん。おふたりが繰り出す知る人ぞ知る料理やデザートは、今まで食べたことのない美味しさのものばかりで、ついには『家庭で楽しむペルシャ料理』(河出書房新社)という本にもなりました。
それが少し前に新装版になって発売されたといいます。
久しぶりにまたページをめくってみました。

🍐
どの料理も「ちょっとの材料ですぐできる」という類のものではありません。
何を隠そう私も、このレシピに忠実につくったものはいまだありません。
でも役に立たないかというと、全然そうじゃない。
果物やハーブをふんだんに使った料理の数々、おなじみの食材の意外な使い方など、ハッとさせられる点がいろいろあって、それらをいつもの料理にちょっと取り入れると、あら不思議、マンネリになりがちな食卓に新鮮な風が吹きわたります。
もちろん、料理の腕に覚えのある方なら、レシピどおり作って楽しめるでしょう。とくに特別な日やおもてなし料理にはうってつけだと思います。
また、料理はほとんど作らないという人も、見ているだけで異文化の魅力を堪能できます。ところどころ、お国の風習や言い伝えなどが紹介されていますし。
私が気に入っているのは、冒頭に出てくる「急ぐのは悪魔のしわざ」という格言。なにかと焦りがちなので、いつも胸に刻んでおきたいです。

🎨
ちなみに、画像にマヤ・アンジェロウの『娘たちへの手紙』もあるのは、この本にたくさんの挿画を描いてくださったのが、じつはレザさんだからです。
レザさんは、料理家であると同時に詩人であり、画家なのです。

#家庭で楽しむペルシャ料理 #娘たちへの手紙 #マヤアンジェロウ

《お仕事の本》現在発売中の日経ウーマン3月号、その中の「人生を変えた1冊教えます!成長につながるすごい本がたくさん詰まったすごい人のすごい本棚」というページで、文具ソムリエールの菅未里さんが『大人の女の話し方:人前で最高の自分を表現するため...
04/03/2025

《お仕事の本》
現在発売中の日経ウーマン3月号、その中の「人生を変えた1冊教えます!成長につながるすごい本がたくさん詰まったすごい人のすごい本棚」というページで、文具ソムリエールの菅未里さんが『大人の女の話し方:人前で最高の自分を表現するためのパーフェクトガイド』を紹介してくださっていました。

「テレビやラジオなど人前で話すことへの苦手意識が強く、本書を手に取りました。この本で声の出し方や立ち振る舞い、服装などを学び、落ち着いて自信を持って話せるように」とあります。

6冊の推薦本のうちの1冊で、決して大きな扱いではないのですが、おそらく読者の皆さんの「菅さんが勧めるなら」という信頼ゆえに、弊社への注文が続いています。

仕事の場での話し方に特化したこの本の著者は、全米でつとに有名なプロの指導者。図解なども交えながら数々のノウハウ&テクニックをここで惜しみなく徹底解説しています。
日本でも刊行以来、息長く読み継がれている一冊です。

👜
この場でも既に何度かご案内したように、海と月社の「働く女性のためのお仕事の本」は、他にもう2冊あります。

『大人の女はどう働くか?ーー絶対に知っておくべき考え方、ふるまい方、装い方』は、会社や先輩がここまでは教えてくれない、けれど働く女性なら、職種や職歴を問わず断然知っておいた方がいい事柄を網羅したもので、毎年春にはとくに注文が増えます。
オビにも謳っているように、教科書として定番になっているからでしょう。ありがたいことです。
それに対して『大人の女のキャリア計画ーー「5つの柱」で理想の仕事を手に入れる』は、もう少し上級編で、満足のいくようにキャリアを重ねていくには何をどう考えるべきかが書かれています。

💄
今は女性の大半が何らかの形で働いているというのに、報酬や勤務形態や職場環境などは依然として、合点がいかないことだらけです。
その大きな原因は雇用者の側にあるのは明らかですから、社会全体の課題として、改善していくよう働きかけつづけねばなりません。
ただ、個人が自分なりに工夫できる点、知っていれば違ってくることがいろいろあるものも事実でしょう。

それぞれ必要に応じてお読みいただき、職業人としてより満足のいく人生を歩んでいくうえでお役に立てれば幸いです。

#大人の女の話し方 #大人の女はどう働くか #大人の女のキャリア計画

住所

吉祥寺南町2-25-14/105
Musashino, Tokyo
180-0003

ウェブサイト

アラート

海と月社がニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

事業に問い合わせをする

海と月社にメッセージを送信:

共有する

カテゴリー