03/12/2024
\クーヨン1月号発売!/
☆電子版も同時発売☆
師走に入り、忙しい日々が続きますね。
クーヨンはひとあしお先に1月号です!
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算数と数学、苦手でした。
父が化学の研究職のひとだったので、
なぜできないのか理解ができなかったようで
さじを投げられ、そこで算数と数学を諦めた記憶が……。
さらに、社会に出ても、数字が理解できないことで
足を引っ張られる場面がたくさんありました。
一方、料理なんかは「かがく」でもあって、
ケーキがきれいに膨らんだり、肉にきれいに火を通すのも
計量や時間感覚を踏まえた化学変化のたまものです。
数的感覚とかがくの芽は、誰の中にもあるのに
その育ちが、「できない」」「わらかない」
でさまたげられるのは
あまりにもったいない!
というのがわたしの実体験でもあります。
子どもたちには、「センス・オブ・ワンダー」の先にある
「かがく」を感じ、
「かがく」でよりよい未来をつくっていける
そんな力を育んでほしいと、いつも願っています。
今回は、そんな思いを、特集に込めました。
編集長 戸来祐子
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未来をたのしく生きてほしいから
子どものなかに
「かがく」を
育てる方法
「どうも理系は苦手で……」。
そんな保護者の声をよく聞きます。
ところが、子どもをよく見ていると、
誰もがすごい「科学者」みたいな
観察眼や数への興味をもっています。
このまますくすく育ったら、
環境問題も、AIのことも、
子どもはじょうずに乗り越えていけるのかも。
そんな視点から、
子どものなかの「かがく」の育ちを
応援する方法をご紹介します。
◇「数」はかがくの入口です!
小笠直人さん
りんごの数をかぞえる、
家族にお皿を配る、
足りない分を持ってくる……。
そんな日常の行動のなかにも
「数」の概念が生きています。
必要があって生み出され、
便利な数的概念は、
幼児期のあそびやお手伝いなどを通して
からだのなかに染み渡っていきます。
どんな経験をするといいのか、お聞きしました。
◇数と「想像力」の深い関係
荻野達也さん、堺谷武志さん、蓑手章吾さん、野口綾香さん
オルタナティブスクールのヒロックでは、
ICT(タブレットなどの情報機器や仕組)を使って、
個別に最適な課題をクリアしていく授業を展開しています。
そこにはデジタルのよさを生かした教育のイメージがありました。
でもその前に、生活の中での具体物を通した数の経験が大事、と言います。
◇子どもはかぞえることが大好き!
髙根澄子さん
モンテッソーリ教育では、
幼児期に五感が充分に育つことで、
数的概念や科学への関心が育つ、と考えます。
園で使われる「教具」を参考に、
子どもの発達段階にあわせた、
数的感覚をひらく環境について、
髙根澄子さんにうかがいました。
子どもは本来、かぞえることが大好きなんです!
◇かがく絵本で子どもに伝えたいこと
かがく絵本の編集者の皆さん
生きものや植物、働く車の構造や、星の動きに水の働き……。
子どもはあらゆるものに関心を抱きます。
そんなとき、作家や編集者が「わかること」「つたわること」に苦心しながらつくりあげた「かがく絵本」が、
子どもの疑問に応えてくれます。
みどころ、制作のポイントをおはなしいただきました。
**連載も要チェック!**
◆モンテッソーリ 教育から学ぶ12ヶ月
深津高子さん
(AMI国際モンテッソーリ協会公認教師)
◆ミネラル・オーガニック相談室
国光美佳さん(子どもの心と健康を守る会代表)
◆自分で治すためにカゼを知る
伊達伯欣さん(医師・ミュージシャン)
◆わたしのオンリーワン
落合恵子
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