マーサー川又、川又まさとしです。政治は綺麗事ではなく有言実行を貫けるかどうか！マーサーはやる。次の時代をつくる！水戸は維新の魁の地。ここから新しい日本の未来をつくりましょう！
11/09/2024
令和６年第３回水戸市議会定例会一般質問のなかで、尼港事件（にこうじけん）に関しての私の発言を記します。
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水戸にゆかりが深い尼港（にこう）事件について伺います。まず歴史的な背景として1904日露戦争、１９１４～１９１８第１次世界大戦、尼港事件とは１９２０年（大正９年）ロシア内戦中に起きた事件で当時日本人の統治状態にあったニコラエフスク（尼港）で発生した赤軍パルチザンによる大規模な住民虐殺事件のことです。尼港に住まわれていた総人口の約半分の６０００人が惨殺され、その中でも日本領事館、日本人居留民、駐留日本軍守備隊等日本人犠牲者は分かっているだけでも731人となり皆殺しとなりました。この無法行為は停戦協定を無視してロシア社会主義連邦ソビエト共和国と中華民国が中心となる赤軍が同じロシアの白軍領地内に進軍させた事件ですがこの尼港駐留守備隊に入っていた多くが水戸歩兵第２連隊第３大隊でした。そもそも１９１８年に始まったこのシベリア出兵はアメリカ合衆国の呼びかけによる共同出兵でありロシア内政不干渉を目的としていたために日本軍は当初より戦闘を避けるために中立の立場をとりながら平和裏での解決を図ろうと妥協策まで提案していたとされています。にもかかわらず赤軍パルチザンにより虐殺されました。本来国際法で不可侵とされている日本領事館も艦載砲やガトリング砲で無抵抗の民間人も惨殺され、この場では口にできないほどの虐殺を受けたと記録されています。異国の地で敵から進軍を受け、交戦や戦闘を極力避けた結果として想像を絶する殺戮が行われたのです。この事件に対する詳細はこの場では述べません。気になった方は是非調べてください。
さて皆様、尼港殉難者記念碑が水戸市袴塚、ふれあい広場にあるのはご存じでしょうか？私は水戸史学研鑽会吉田塾という歴史の勉強会のメンバーなのですが４年前の尼港事件１００周年の際に初めて記念碑の存在と事件を知りました。内容を調べれば調べるほど衝撃的な事件です。それを象徴するかのようにとても大きな殉難者記念碑なのです。
あらためて先人の尊い命のおかげで我々の今の生活があることに深く感謝しなければいけません。
水戸歩兵第２連隊に関しては先の大戦（大東亜戦争）においてもペリュリュー島の戦い（1944.9月～11月）で中心となって守備にあたり島民に被害を一切出さずに玉砕しております。水戸は空襲、艦砲射撃等、激しい戦火に晒された土地。
あらためて尼港事件で殉難した英霊に感謝の誠をささげるとともに
水戸、水戸ゆかりの人々に関わる「近現代史教育」をより充実させることが平和教育の要と考えます。まずその一歩として武道館前の殉難者記念碑の存在を広く継続的に広報していただきたい気持ちを込めて、あらためて尼港事件と殉難者記念碑、平和教育について本市の見解を伺います。
