彩流社

彩流社 海外文学、人文・社会関連を中心に、趣味・実用書などを刊行する総合出?

海外文学、人文・社会関連を中心に、趣味・実用書などを刊行する総合出版社。

『絵はすぐに上手くならない』『ホハレ峠』 『イラスト&図解でわかるDX』 、ペソア、トウェイン、アトウッド、韓国文学などなど。 特定のジャンルにとらわれず、大手版元が出さない(出せない)ような企画を世に問い続け、幅広く刊行している。

【新刊のご案内】『ジオノに挨拶するために――ジオノ作品の世界への誘い』(山本省・著、四六判並製、本体3000円+税)木を植えよう。詩人の心を持ち、人の傷を和らげるための技を会得し、自然界に虚心坦懐に没入し、自然の歌を聴き取ろう。ジオノ作品を...
29/01/2025

【新刊のご案内】

『ジオノに挨拶するために――ジオノ作品の世界への誘い』(山本省・著、四六判並製、本体3000円+税)

木を植えよう。
詩人の心を持ち、人の傷を和らげるための技を会得し、自然界に虚心坦懐に没入し、自然の歌を聴き取ろう。
ジオノ作品を多く翻訳してきた著者による、その「物語」の魅力を紹介した作品論集。
乞うご高覧ください!

[コンテンツ]
『木を植えた男』――森林は水を生み出し人々を招き寄せる
『青い目のジャン』――子供の成長の記録
『本当の豊かさ』――鄙びた田舎に潜んでいる豊かさ
『逃亡者』――謎に包まれた画家の生涯
『喜びは永遠に残る』――それは、途方もなく美しい夜だった

[著者紹介]山本省(やまもと・さとる)
1946年兵庫県生まれ。仏文学者、信州大学名誉教授。1969年京都大学文学部卒業。1977年同大学院博士課程中退。1978年信州大学教養部講師のち農学部助教授、教授。2012年定年。ジャン・ジオノを研究・翻訳。主な著書・訳書には『南仏オート= プロヴァンスの光と風 ジャン・ジオノの故郷を旅する』『ジャン・ジオノ紀行 南仏オート= プロヴァンスの人と自然』『木を植えた男』『ボミューニュの男』『二番草』『青い目のジャン』『本当の豊かさ』『大群』『純粋の探究』『蛇座』『メルヴィルに挨拶するために』『貧困と平和についての農民への手紙』(すべて彩流社)等がある。

【訃報】『改訂増補版 兵士たちの連合赤軍』の著者・植垣康博氏逝去(享年76)。報道では1月23日、静岡市の介護施設で亡くなったとのこと。植垣氏は静岡県出身で弘前大学在学中、学生運動に参加。1971~72年の大量リンチ殺人事件などに関与し、懲...
24/01/2025

【訃報】

『改訂増補版 兵士たちの連合赤軍』の著者・植垣康博氏逝去(享年76)。報道では1月23日、静岡市の介護施設で亡くなったとのこと。植垣氏は静岡県出身で弘前大学在学中、学生運動に参加。1971~72年の大量リンチ殺人事件などに関与し、懲役20年の刑が確定し服役。1998年10月、出所後は静岡市内でスナックを経営していた。ここに謹んで哀悼の意を表します。合掌。
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10014877.html

【新刊のご案内】『北米の小さな博物館4――「知」の世界遺産』(岩野祐介・田中きく代[監修]/北米エスニシティ研究会[編]、A5判並製、本体2700円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10106928....
24/01/2025

【新刊のご案内】

『北米の小さな博物館4――「知」の世界遺産』(岩野祐介・田中きく代[監修]/北米エスニシティ研究会[編]、A5判並製、本体2700円+税)
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10106928.html

大好評シリーズ第4弾出来! 多彩な博物館、多様な美術館を30カ所紹介。
輻輳する社会、複雑な歴史の「真相」が見えてくる。さあ、出発だ!

[コンテンツ]
ラ・ロシェルの新世界博物館(フルリオ館)
黒人奴隷解放博物館ウィルバフォース・ハウス
ガリバルディ・メウッチ博物館
グリーンランド国立博物館・公文書館
ホイットフィールド=万次郎友好記念館
フリヘエ宮殿とH・N・グリーンウェル・ストア博物館
カリフォルニア・ミッション
ラ・プラサ文化芸術センター《メキシコ系米国人博物館/グロリア・モリーナ料理館》
ゲートウェイ・アーチ国立公園・西部開拓博物館
フィラデルフィア医師協会ムター博物館
C・F・マーティン博物館
アカデミー映画博物館
ニューオーリンズ・ヴードゥー歴史博物館
インディアン・プエブロ文化センター
テネメント博物館
ストーンウォール国定史跡
ジャドソン・メモリアル教会
南カリフォルニア社会研究図書館
全国アボリション名誉殿堂・博物館
「孤児列車」とニューヨーク児童援助協会
日本の爪痕を残すミクロネシアの展示群
石の教会・内村鑑三記念堂
ノーマン・カズンズ氏記念碑
フラ・ミュージアム
ヒラ・リバーの銭村野球場
アメリカ作家博物館
スティーブストン博物館
バンクーバー日本語学校並びに日系人会館
ハワイ州ホノカアの後藤濶記念碑
アメリカ華人博物館

[執筆者紹介]
【監修】
岩野祐介(関西学院大学教授)
田中きく代(関西学院大学名誉教授)

【編集委員】
高木(北山)眞理子(愛知学院大学教授)
安武留美(甲南大学名誉教授、立命館大学他非常勤講師)
柳澤幾美(南山大学他非常勤講師)

【執筆者】
阿河雄二郎(大阪大学名誉教授)
深尾裕造(関西学院大学客員研究員)
濱口忠大(甲南高等学校)
井上光子(関西学院大学非常勤講師)
西川裕子(岐阜大学非常勤講師)
牛田千鶴(南山大学)
島崎寛子(愛知工業大学非常勤講師)
小野直子(同志社大学)
山本恵里子(同志社大学嘱託講師)
朴志元(関西学院大学博士後期課程)
梅垣昌子(名古屋外国語大学)
内田綾子(名古屋大学)
山本明代(名古屋市立大学)
北美幸(北九州市立大学)
柳澤田実(関西学院大学)
山﨑雄史(愛知工業大学)
肥後本芳男(同志社大学)
李恩子(Eun Ja Lee 関西学院大学元教授)
内輪雅史(大阪大学招聘研究員)
目黒志帆美(東北大学)
松盛美紀子(同志社大学嘱託講師)
天野剛至(常葉大学)
浦田葉子(中京大学非常勤講師)
堀江里香(椙山女学院大学)
張九龍(関西学院大学大学院研究員)

【書店の棚】書店での展開写真です。『アヘン戦争からの明治維新』 ブックファースト大森店「日本・中世史コーナー」『ウズベキスタン・ガイド』 ジュンク堂立川高島屋店「海外ガイドコーナー」どうぞよろしくお願いいたします。(営業部・各務)
21/01/2025

【書店の棚】

書店での展開写真です。
『アヘン戦争からの明治維新』 ブックファースト大森店「日本・中世史コーナー」
『ウズベキスタン・ガイド』 ジュンク堂立川高島屋店「海外ガイドコーナー」
どうぞよろしくお願いいたします。(営業部・各務)

【新刊のご案内】『俺とシショーと落語家パワハラ裁判』(三遊亭はらしょう・著、吉原馬雀・監修、四六判並製、本体2200円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10107850.html「お前は破門だ!」――...
17/01/2025

【新刊のご案内】

『俺とシショーと落語家パワハラ裁判』(三遊亭はらしょう・著、吉原馬雀・監修、四六判並製、本体2200円+税)
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10107850.html

「お前は破門だ!」――こんな指導なんて理不尽だ!
その日、落語の国に画期的な判決が下った――
「理不尽が当たり前だと思っていた落語の世界。その時代が変わって行く変革期に生きている、今を書かなければならない。見つかった。俺が死んだあとも残したいことが」(本書より)
新たな時代の「師弟」論。乞うご高覧ください。

[著者紹介]三遊亭はらしょう
落語家、作家、俳優。1977年兵庫県神戸市生まれ。2009年4月、落語家三遊亭円丈に入門。2016年から東京演芸協会に所属。ドキュメンタリー落語家として活動。古典でも新作でもない実話を落語形式で語る第三の落語「ドキュメンタリー落語」を多数発表。放送作家としては三遊亭円丈の新作落語「牛肉少年」の原作ほか、古今亭菊志ん、キャプテン渡辺などにネタを提供。2013年には自らがメガホンをとった映画『ジャカルタ』を、ゆうばりファンタスティック映画祭に向けて製作(監督・脚本・共同編集・出演)。2024年3月28日に東京地裁で開廷された松本人志の損害賠償請求等訴訟の傍聴券を36倍の抽選のなか勝抜き、翌日、阿佐ヶ谷ロフトAにて「ドキュメンタリー落語・松本人志第1回口頭弁論」を発表。ドキュメンタリー落語の持ちネタは600席以上ある。
https://www.youtube.com/channel/UC9B7HmmZcQUsiQCIfnqW71g

【新刊のご案内】『ナンシーの博士論文「ジプシーの世界」(https://www.sairyusha.co.jp/book/b10107914.html)(A5判並製、ラモン・センデール著、岩根圀和訳、本体4500円+税)プラネタ賞受賞のスペ...
15/01/2025

【新刊のご案内】

『ナンシーの博士論文「ジプシーの世界」(https://www.sairyusha.co.jp/book/b10107914.html)(A5判並製、ラモン・センデール著、岩根圀和訳、本体4500円+税)

プラネタ賞受賞のスペイン・亡命作家の幻の名作が甦る!

フラメンコに象徴される『情熱的実体』の解明に奔走する女子大生……レヴィ=ストロースを始め文化人類学の時代の風を受け、迷信、呪術、生活習慣などに大きな関心が向いた時代に、アメリカの女子大生ナンシーがスペインのセビーリャに留学したとの設定で、アメリカの娘からすれば、スペイン社会は「ジプシーの世界(情熱的実体)」そのものであるとするナンシーの博士論文を巡って、人や社会、歴史が縦横無尽に疾走する様がユーモアあふれる筆致で描かれる、スペイン社会のもう一つの世界“ロマ社会”を表現しきった長編ロマン。乞うご高覧ください!

[目次]
第1部  アンダルシアがナンシーを発見する
手紙 I ナンシー、セビーリャを発見する
手紙 II ナンシー、ジプシー世界に入る
手紙 III ナンシーと映画館の冒険
手紙 IV ナンシーのハイキングとカフェの集会
手紙 V ナンシーならびにしゃべる鹿
手紙 VI ナンシーと金色スズメ蜂
手紙 VII 中庭、ライバルそして魔法の井戸
手紙 VIII ナンシーと花
手紙 IX ガスーレスでの通夜
手紙 X ガスーレスでの顛末

第2部  ナンシーの博士論文『ジプシーの世界』
I 方向指定の座標
II ニューヨークからの手紙とバルデペーニャのジプシー
III バル1・2・3にて
IV 移り気なナンシーとブッダ
V アカデミックでドラマチックなナンシー
VI 歴史的考察
VII ジプシーの弁証法ならびに《ホッカノ・バロ》
VIII いくつかの適切な代理人
IX ブレリアス、ファルッカ、グラナディーナス
X ソレアとトリアーナのジプシー
XI 《毒》、ボレロとログローニョの書肆
XII カルセレラと彷徨える魂
XIII サエタ
XIV 笑いと戦慄の幕間
XV《大悪霊》、ベルセブブと隻眼達
XVI カントゥエソがガンディーについて意見を言う

[著者紹介]ラモン・センデール(Sender, Ramón José)
1901年2月、アラゴン生まれ。1939年に内戦が勃発すると反乱軍に敵対するアナキストとして共和派の軍に参加。妻と弟は反乱軍に射殺されている。その後、アメリカに亡命。1946年にアメリカ市民に帰化。ニューメキシコ大学、南カリフォルニア大学でスペイン文学の教授に就任。『イグナシオ・モレルの生涯』で有名なプラネタ賞を受賞。1980年に死去。訳書に『夜明けのクロニカ』(篠沢真理訳、彩流社、1988)、「鎮魂ミサ」(所収『スペイン内戦と文学 亡命・検閲の試練に耐えて』野々山真輝帆編訳、彩流社、1982)、『嵐のマドリード』(浜田滋郎訳、西和書林、1984)、『スペインのある農夫へのレクイエム』(浜田滋郎訳、西和書林、1985)ほか。

[訳者紹介]岩根圀和(いわね・くにかず)
1945年、兵庫県生まれ。神戸市外国語大学修士課程修了、神奈川大学名誉教授。著書に『物語スペインの歴史・海洋帝国の黄金時代』(中央公論新社、2002)、『物語スペインの歴史・人物篇』(中央公論新社、2004)、『ドン・キホーテのスペイン社会史』(彩流社、2020)、『スペイン無敵艦隊の悲劇』(彩流社、2015)。訳書に『新訳 ドン・キホーテ【前編・後編】』(彩流社、2012)、『アマディス・デ・ガウラ(上・下)』(彩流社、2019)、『エスプランディアンの武勲』(彩流社、2020)ほか。

【新刊のご案内】『増補改訂 アメリカの奴隷制を生きる――フレデリック・ダグラス自伝』(フレデリック・ダグラス著/樋口映美監修/専修大学文学部歴史学科南北アメリカ史研究会訳、四六判並製、本体1900円+税)https://www.sairyu...
08/01/2025

【新刊のご案内】

『増補改訂 アメリカの奴隷制を生きる――フレデリック・ダグラス自伝』(フレデリック・ダグラス著/樋口映美監修/専修大学文学部歴史学科南北アメリカ史研究会訳、四六判並製、本体1900円+税)
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10107330.html

人間性を破壊する奴隷制に抗い、独学で読み書きを覚え、逃亡に成功する過酷な半生を描く旧著に、全人生の年譜を増補した改訂版!

奴隷として生まれ、19世紀前半の20年間、「人間性」を破壊する奴隷制に抗って生き、独学で読み書きを覚え、ついに逃亡に成功するまでのダグラスが「人間として生きた」苦難の道のりを描いた自伝。今でもアメリカで多くの人々に読み継がれている名著〔初版〕に年譜を増補。年譜では19世紀の社会のうねりを確認しつつ、ダグラスの逃亡後の国外亡命・奴隷制反対運動・南北戦争下の言動など、77歳で死亡するまでの活動家としての生涯を簡潔に描き出す。

[目次]
序文 ウィリアム・ロイド・ギャリソン
ウェンデル・フィリップス卿からの書簡
第1章 奴隷に生まれて
第2章 ロイド大佐のホーム・プランテーション
第3章 ロイド大佐と奴隷たち
第4章 罪に問われぬ殺人
第5章 ロイド大佐のもとを去る――あこがれのボルティモアへ
第6章 新しい主人と港町ボルティモア
第7章 読み書きの習得――自由への手がかり
第8章 遺産の分配――奴隷制への怒り
第9章 「キリスト教徒」マスター・トマス
第10 章 抵抗――コーヴィとの闘い・仲間との逃亡計画・造船所での闘い
第11 章 逃亡――ニューベッドフォードでの出会い
追補 二つの「キリスト教」

[監修者紹介]樋口映美(ひぐち・はゆみ)
専修大学名誉教授。著訳書に『アメリカ黒人と北部産業 戦間期における人種意識の形成』(樋口映美著、彩流社、1997年)、『アメリカ黒人姉妹の一世紀 家族・差別・時代を語る』(セラ・ルイーズ・デレイニィ、エイミー・ヒル・ハース、アニー・エリザベス・デレイニィ著、樋口訳、彩流社、2000年)、『奴隷制の記憶 サマセットへの里帰り』(ドロシー・スプルール・レッドフォード著、樋口訳、彩流社、2002年)、『歴史のなかの「アメリカ」国民化をめぐる語りと創造』(樋口映美・中條献編、彩流社、2006年)、『貧困と怒りのアメリカ南部 公民権運動への25年』(アン・ムーディ著、樋口訳、彩流社、2008年)、『流動する〈黒人〉コミュニティ アメリカ史を問う』(樋口編、彩流社、2012年)、『アメリカ黒人町ハーモニーの物語 知られざる公民権の闘い』(ウィンソン・ハドゥソン、コンスタンス・カリー著、樋口訳、彩流社、2012年)、『〈近代規範〉の社会史 都市・身体・国家』(樋口映美・貴堂嘉之・日暮美奈子編、彩流社、2013年)、『アメリカ公民権の炎 ミシシッピ州で闘ったアロン・ヘンリィ』(アロン・ヘンリィ、コンスタンス・カリー著、樋口訳、彩流社、2014年)、『アメリカの奴隷制を生きる フレデリック・ダグラス自伝』(フレデリック・ダグラス著、樋口監修、専修大学文学部歴史学科南北アメリカ史研究会訳、彩流社、2016年)、『引き裂かれた家族を求めて アメリカ黒人と奴隷制』(ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ著、樋口訳、彩流社、2016年)、『公民権の実践と知恵 アメリカ黒人 草の根の魂』(ホリス・ワトキンズ、C・リー・マッキニス著、樋口訳、彩流社、2019年)、『歴史のなかの人びと 出会い・喚起・共感』(樋口編、彩流社、2020年)、『アメリカ東海岸 埋もれた歴史を歩く』(樋口訳、2023年、彩流社)等がある。

【新刊のご案内】『白人になれない白人たち――中欧の反リベラリズムとレイシズム』(アイヴァン・カルマー著、加藤恵津子・神原ゆうこ・坂田敦志訳、A5判上製、本体3600円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b...
08/01/2025

【新刊のご案内】

『白人になれない白人たち――中欧の反リベラリズムとレイシズム』(アイヴァン・カルマー著、加藤恵津子・神原ゆうこ・坂田敦志訳、A5判上製、本体3600円+税)
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10105595.html

世界に広がる反リベラル現象。その最前線・中欧で何が起きているのか。民主主義の危機の背景にある隠された人種差別を解き明かす。

〈リベラル〉に反旗を翻す白人たち――何が〈中欧〉の人々を憎悪に走らせているのか?

2014年に「非リベラルな民主主義」を高らかに宣言したハンガリーのオルバーン首相。その理念は米国のトランプやロシアのプーチンとも共鳴し、強権的政治が世界に広がりつつある。中欧は反リベラル現象の震源地なのか? 中欧出身の文化人類学者が、民主主義の危機の背景にある「白人」間の人種差別(レイシズム)を解き明かす衝撃作。

「いろいろなことが中欧ではひどい状態になっているし、西欧のほうがよい状態だということは僕も認める。でも僕が本当に言いたいのは、西欧のほうが「それほど」よいとは言えないということ。そしてもし、中欧のほうがよくないとしたら、それは西欧にも責任の一端があるということだ。」(「まえがき」より)

[目次]
まえがき あるカナダ系「中欧人」の告白
序章   人種、非自由主義、中欧
第一章  こうして東欧人はあまり白人でなくなった
第二章  こうして中欧人は東欧人になった
第三章  こうして中欧人は何度も中欧人になった
第四章  中欧――「半分だけの真実」と事実
第五章  最後の白人男性――白無垢な中欧
第六章  「東欧人は恥を知らないのか? 」――中欧における反ユダヤ主義、レイシズム、同性愛嫌悪
第七章  拒絶された模倣――西欧はなぜ中欧に東欧のままでいてほしいのか
第八章  「我々は植民地にはならない!」
第九章  スラヴィア・プラハ対グラスゴー・レンジャーズ――あるサッカーの試合を教訓に
終章   移民がやって来るとき
訳者解説――文化人類学者がみた中欧の政治

[著者紹介]アイヴァン・カルマー(Ivan Kalmar)
トロント大学人類学部教授。1948年、プラハ生まれのユダヤ系。現在のスロヴァキアとチェコで育つ。人種・宗教・ナショナリズムといったテーマについて研究し、ヨーロッパにおけるユダヤ人やイスラム教徒に対する偏見を論じた著書を持つ。

[訳者紹介]加藤恵津子(かとう・えつこ)
国際基督教大学国際関係学科教授(文化人類学)。慶應義塾大学文学部文学科英米文学専攻卒。同大学院文学研究科修士課程修了。カナダ・トロント大学大学院博士課程修了(言語・記号人類学)。文化ナショナリズム、アジアニズム、英語圏中心主義、ジェンダーの視点から、日本・日本人、およびその表象を批判的に研究。著書に『「自分探し」の移民たち カナダ・バンクーバー、さまよう日本の若者』(彩流社、2009年)、『グローバル人材とは誰か:若者の海外経験の意味を問う』(青弓社、2016 年)など。

[訳者紹介]神原ゆうこ(かんばら・ゆうこ)
北九州市立大学基盤教育センター教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。スロヴァキアとハンガリーを調査地とし、政治的価値観と実践について文化人類学的研究を行う。主な著書に『デモクラシーという作法:スロヴァキア村落における体制転換後の民族誌』(九州大学出版会、2015 年)がある。

[訳者紹介]坂田敦志(さかた・あつし)
一橋大学大学院社会学研究科特別研究員。同大学院博士後期課程修了。博士(社会学)。1989 年以降のチェコの政治的言説の変遷について、文化人類学的研究を行う。論文に「ポスト社会主義のトリックスター:チェコ共和国におけるポスト社会主義からポスト社会主義以後への移行の契機」(『文化人類学』87 巻1 号、2022 年)など。

【イベントのご案内】『俺とシショーと落語家パワハラ裁判』(三遊亭はらしょう・著/吉原馬雀・監修)出版記念ライブが2025年2月19日(開場時間18:00/開演時間19:00)、阿佐ヶ谷ロフトAで開催されます。会場へのアクセスはJR中央線阿佐...
08/01/2025

【イベントのご案内】

『俺とシショーと落語家パワハラ裁判』(三遊亭はらしょう・著/吉原馬雀・監修)出版記念ライブが2025年2月19日(開場時間18:00/開演時間19:00)、阿佐ヶ谷ロフトAで開催されます。会場へのアクセスはJR中央線阿佐谷駅より徒歩2分。
出演は三遊亭はらしょう、吉原馬雀、椎野礼仁氏(トークゲスト/本書企画者)、永井久楽太氏(トークゲスト/弁護士/吉原馬雀訴訟代理人)。
御用とお急ぎでない方はどうぞご来場くださいませ。頓首敬白

【新刊のご案内】『増補新版 終戦と近衛上奏文――アジア・太平洋戦争と共産主義陰謀説』(新谷卓・著、A5判上製、本体4500円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10086536.html人はなぜ陰謀論に...
27/12/2024

【新刊のご案内】

『増補新版 終戦と近衛上奏文――アジア・太平洋戦争と共産主義陰謀説』(新谷卓・著、A5判上製、本体4500円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10086536.html

人はなぜ陰謀論に心を奪われるのか――近衛文麿が戦中、「共産主義陰謀説」に傾倒していった過程を詳細に追う!――2016年の初版を大幅に改訂し、現代の「陰謀説」についての論考を加えた新版。

1945年、近衛文麿が天皇に上奏した文章は、第二次世界大戦の終戦を進言するとともに「陸軍の一部が共産主義化しており、日本を戦争に導き混乱に乗じて共産主義革命を起こそうとしている」とした驚くべきものだった。近衛は、日本の戦争を「共産主義者の陰謀」という物語によって説明しようとしたのである。21世紀になっても変わらず「陰謀論」は繰り返されている。有事において、陰謀説とは完全な因果関係によって世界を捉えようとする、ある意味で合理的ともいえる世界なのである。

[著者紹介]新谷卓(あらや・たかし)
立教大学非常勤講師。明治大学大学院博士後期課程修了、博士(政治学)。著書・翻訳書に『クラウゼヴィッツと「戦争論」』(共著、2008年)、『ドイツ史と戦争』(共編著、2011年)、『終戦と近衛上奏文』(単著、2016年)、『歴史のなかのラディカリズム』(共編著、2021年、以上彩流社)、トーマス・キューネ、ベンヤミン・ツィーマン編著『軍事史とは何か』(共訳、2017年、原書房)、『池田純久と日中戦争』(共著、2024年、彩流社)等がある。

[目次]
序 章
第一章 共産主義陰謀説のルーツ満州
第二章 新体制運動と「アカ」批判
第三章 企画院事件と尾崎・ゾルゲ事件
第四章 ソ連情報と反共主義の拡大
第五章 近衛文麿と陸軍赤化説
第六章 東條内閣打倒と陸軍赤化説
第七章 「近衛上奏文」
第八章 陸軍による赤化説批判
終 章 共産主義陰謀史観の再考

【新刊のご案内】『アメリカの〈無意識〉――文学と映画で読む500年の歴史』(武田 悠一・著、四六判並製、本体3600円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10094542.htmlトランプが再選されたア...
27/12/2024

【新刊のご案内】

『アメリカの〈無意識〉――文学と映画で読む500年の歴史』(武田 悠一・著、四六判並製、本体3600円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10094542.html

トランプが再選されたアメリカ。建国以来、アメリカを突き動かしてきた〈無意識〉とは何か。コロンブスから現在に至るおよそ500年のアメリカの歴史を、文学と映画を通して読み解く。戦後80年を迎えるにあたり、アメリカの歴史を読みなおし、〈アメリカ〉について考える。乞うご高覧ください!

言及される映画作品――『アバター』『風と共に去りぬ』『カラーパープル』『華麗なるギャッツビー』『スカーレット・レター』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『遥かなる大地へ』『武器よさらば』『ポカホンタス』『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』『若草物語』ほか

[著者紹介]武田悠一(たけだ・ゆういち)
英米文学者。元南山大学教授。著書に『読みの抗争──現代批評のレトリック』『フランケンシュタインとは何か──怪物の倫理学』『読むことの可能性──文学理論への招待』『差異を読む──現代批評理論の展開』(以上、彩流社)、『アレゴリーで読むアメリカ/文学──ジェンダーとゴシックの修辞学』(春風社)、編著書に『ジェンダーは超えられるか──新しい文学批評に向けて』『増殖するフランケンシュタイン──批評とアダプテーション』『ゴシックの享楽──文化・アダプテーション・文学』(以上、彩流社)、『アダプテーションとは何か──文学/映画批評の理論と実践』(世織書房)、『情動の力──文学/文化批評の可能性』(小鳥遊書房)などがある。

[目次]
序章    アメリカという物語
第1章  アメリカの「発見」とポカホンタス物語
第2章  魔女幻想──植民地のセクシュアリティ
第3章  アメリカの政治的無意識──インディアン捕囚体験記
第4章  恐怖に取り憑かれた国──アメリカン・ゴシック
第5章  共同幻想の解剖──『緋文字』
第6章  〈明白な宿命〉の行方──西方幻想とアメリカ
第7章  奴隷制と愛による教育──『アンクル・トムの小屋』
第8章  結婚という制度──『若草物語』
第9章  人種と国家──『ハックルベリー・フィンの冒険』
第10章  アメリカの夢と悲劇──『グレート・ギャツビー』
第11章  男らしさの神話
       ──ヘミングウェイのジェンダー・トレーニング
第12章  トラウマを語るということ
       ──『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
第13章  人種とジェンダー──『カラーパープル』
第14章  アメリカの〈黒い影〉──『ビラヴド』
終章   戦後日本とアメリカ

【新刊のご案内】『アメリカ文学における終末論的想像力――アメリカ例外主義の展開とその方向性』(江頭理江・竹内勝徳・前田譲治/編著、A5判上製、本体4000円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10089...
26/12/2024

【新刊のご案内】

『アメリカ文学における終末論的想像力――アメリカ例外主義の展開とその方向性』
(江頭理江・竹内勝徳・前田譲治/編著、A5判上製、本体4000円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10089857.html

終末的世界の解読に向けて――
論攷では作家たちの終末論的想像力やアメリカ例外主義への批判について幅広く考察する。それらは互いに共鳴する世界中に広まった終末論や例外主義の論理の読解に寄与する。
「終末的現代」を生きるわれわれが危機感を共有し、危機の「本質」とは何かを読み取る最適の書である。

[コンテンツ]
アメリカ大統領と終末論的想像力(巽孝之)
「風景」とマニフェスト・デスティニー(成田雅彦)
わたしたちはどう生きるか(生田和也)
独身女性が書く家事手引書(秋好礼子)
反時代的考察者としてのヘンリー・アダムズ(砂川典子)
絶滅という思想(高橋勤)
『大理石の牧神』における絵画と身体(川下剛)
『ハックルベリー・フィンの冒険』とその批評的冒険にみる(非)ヘーゲル的精神の冒険(吉津京平)
『船乗りビリー・バッド(インサイド・ナラティブ)』における黙示録的運命(竹内勝徳)
ポストアポカリプス的想像力とデモクラシーの「未来」(渡邉克昭)
彼らの夢は実現したのか(江頭理江)
『怒りの葡萄』の終末描写に見るスタインベックのアメリカ像(前田譲治)
「丘の上の町」は安住の地か(綱智子)
「終わり」のない旅(宮内妃奈)

【新刊のご案内】『回想 鈴木邦男――日本会議と三島事件ストーリー』(大島和子・著、四六判並製、本体2000円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10107306.html「新右翼」鈴木邦男の生涯を描く鎮...
26/12/2024

【新刊のご案内】

『回想 鈴木邦男――日本会議と三島事件ストーリー』(大島和子・著、四六判並製、本体2000円+税)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10107306.html

「新右翼」鈴木邦男の生涯を描く鎮魂の書!
「きみはぼくのすべてを知っている。本を書いて欲しい」――鈴木氏の強い意向だった。本を読み、人と会い、執筆し、講演し、生涯を全うした活動家・鈴木邦男。
鈴木の活躍を見てきた者として、その感動を人びとに伝える義務があると考え、本書を記す。乞うご高覧ください!

[著者紹介]大島和子(おおしま・かずこ)
昭和25年2月19日生まれ。平成25年早稲田大学人間科学部通信課程卒業。著書に『のろけんの弓道三昧』(2020年)、『母・信子』(2022年)、『アイヌと松浦武四郎の蝦夷地友情探査物語』(2023 年すべて柏艪舎)等がある。

[目次]
第1章 鈴木邦男の学生時代
第2章 鈴木邦男と三島事件
第3章 鈴木邦男の人生ドラマと歌
第4章 日本会議、憲法、そして人生
第5章 三島事件の映画と人生

【新刊のご案内】『ブルガリア・日本交流史――バルカンのバラとサクラの巡り会い』(ヴェラ・ヴトヴァーステファノヴァ、エフゲニー・カンディラロフ著、菅原淳子訳、A5判並製、本体5400円+税)(https://www.sairyusha.co....
23/12/2024

【新刊のご案内】

『ブルガリア・日本交流史――バルカンのバラとサクラの巡り会い』
(ヴェラ・ヴトヴァーステファノヴァ、エフゲニー・カンディラロフ著、菅原淳子訳、A5判並製、本体5400円+税)(https://www.sairyusha.co.jp/book/b10105594.html)

ブルガリアといえばヨーグルトを思い浮かべる人が多いが、かつてブルガリア人は「バルカンの日本人」と言われたほど日本人と気質が似ているという。今年は、ブルガリアと公式関係開始(1909年)から115年、外交関係樹立(1939年)からも85年、第二次世界大戦末期に中断された外交関係の回復(1959年)からは 65年に当たる三つの節目の周年に当たる。本書は、知られざる遠く離れたバルカン半島の錯綜する地域の国との深い繋がりの交流史を描いた初めての書。

[目次]
第1章 交流開始前史から── 19世紀後半~20世紀初頭
日本のブルガリア認識、ブルガリアの日本認識
日露戦争とブルガリア
大日本帝国、ブルガリア王国の独立承認──両国の公式関係の始まり
ブルガリア、バルカン戦争と日本
軍人同士の学び合い──日露戦争とブルガリア軍
第一次世界大戦
 ──運命を変えた選択のブルガリアと強国となった日本
ヌイイ条約と日本 ほか。
第2章 外交関係樹立に向けて── 1920年代と30年代
両国の置かれた国際関係
ブルガリアと日本の外交関係の樹立は、
10年近くにわたる両国間の外交交渉の成果
ブルガリア王室と日本の皇室との公式交流
ブルガリアと日本の関係発展に向けた経済界
両国間の外交関係の始まり
  ──ブルガリアにおける日本の最初の外交代表の任命
第3章 第二次世界大戦中の外交と人びとの運命──1939年〜1944年
ドイツのポーランド侵攻と日本の対中戦争の開始──〝新秩序〟を求めて
ブルガリア、中立政策から三国同盟への加入
二代目の全権公使・山路章──太平洋での日本軍の進撃とブルガリア日本友好協会の設立
ソ連の侵攻とドイツとの断交、祖国戦線のクーデタ
初の駐日外交官──ヤンコ・ペエフ全権公使
ベテラン外交官ストヤン・ペトロフ・チョマコフの来日と国交断絶
同盟関係から断交へ ほか
第4章 「鉄のカーテン」による分断から新たな始まりへ──1945年~59年
日本と社会主義陣営のソ連・東欧諸国との関係正常化
ブルガリアと日本の国交回復
親善大使──前田義徳・アナスタシア(シイカ)夫妻
第5章 冷戦時における政治的プラグマティズムと
互恵協力と文化交流──1959年〜1989年
冷戰期の政治、経済関係
1964年、外交使節の格上げ──公使館から大使館へ
重要な二つのイベント──東京オリンピックと大阪万国博覧会
経済協力のキーパーソンたち
貿易協定に始まる各種二国間協定の締結
両国関係をさらに進化させたトドル・ジフコフ首相の訪日
両国を結んだ象徴ヨーグルトを巡る人間模様──(株)明治と園田

[著者・訳者紹介]
ヴェラ・ヴトヴァーステファノヴァ
1973年生まれ。キャリア外交官。駐日ブルガリア大使館で、通訳から全権公使までさまざまな役職を歴任。退職後、ブルガリア・日本関係史の研究に従事。日本文学の翻訳も手掛ける。2020年には、日本政府から旭日中綬章を授与された。

エフゲニー・カンディラロフ
ブルガリア科学アカデミー付属歴史研究所の准教授。専門はブルガリアと日本の近現代史。著書に『ブルガリアと日本―冷戦から21世紀へ』(2009年)、『東アジアとブルガリア』(2016年)。共著に『日本―経済、テクノロジー、イノベーションとマネジメント』(2012年)。2024年秋、上智大学客員教授として「ヨーロッパ史」担当。

菅原淳子(すがわら・じゅんこ)
1980年ブルガリア科学アカデミーの招待により現地研究。1984年津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程単位取得満期退学。津田塾大学助手を経て1992年二松学舎大学国際政治経済学部助教授就任。2019年二松学舎大学名誉教授。専門はブルガリア近現代史、バルカン地域研究。主要論文・著書「バルカンの危機 (1875-1877)と列強」『国際政経論集』二松学舎大学 18号、2012年3月。「東方問題の進展とバルカン諸民族」『国際政経論集』二松学舎大学 17号、2011年3月。「バルカンにおける地域協力の可能性」『民族紛争の背景に関する地政学的研究』vol.8, 大阪大学世界言語研究センター、2009年9月。「地域の内外ネットワーク――19世紀バルカンにおける民族運動の展開」『地域の世界史1 地域史とは何か』、山川出版社、1997年。『国際情勢ベーシックシリーズ・東欧』(共著)自由国民社、1995年ほか。

【新刊のご案内】『日欧文化比較と国家表象――「花の国・日本」の文明化と「ゲイシャ」イメージ』(飯田操・著、本体3500円+税、四六判並製)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10105536.html欧米と日...
19/12/2024

【新刊のご案内】

『日欧文化比較と国家表象――「花の国・日本」の文明化と「ゲイシャ」イメージ』(飯田操・著、本体3500円+税、四六判並製)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10105536.html

欧米と日本、洋の東西の対立構造をめぐる比較文明論!
「ゲイシャ」が「日本女性」さらにはさらには「日本」を表象することになる経緯に焦点をあて、開国から不平等条約の解消に至るまでの日本の文明化の過程と欧米と日本の交流の足跡を辿る。
乞うご高覧ください!

[著者紹介]飯田操(いいだ・みさお)
1946年兵庫県生まれ。広島大学名誉教授。大阪教育大学大学院教育学研究科(英語教育専攻)修了。博士(学術)取得(広島大学)。広島大学大学院総合科学研究科教授(平成21年3月退職)。著書に『シェイクスピア―喜劇とその背景』『エドワード・トマス―人とその詩』『エドワード・トマス ラフカディオ・ハーン』(以上文化評論出版)『釣りとイギリス人』『川とイギリス人』『パブとビールのイギリス』(以上平凡社)『エドワード・トマスとイングリッシュネス』(渓水社)『イギリスの表象―ブリタニアとジョン・ブルを中心として』『それでもイギリス人は犬が好き―女王陛下からならず者まで』(以上ミネルヴァ書房)『忠犬はいかに生まれるか―ハチ公・ボビー・パトラッシュ』(世界思想社)『ガーデニングとイギリス人―「園芸大国」はいかにしてつくられたか』(大修館書店)等がある。

[目次]
(序章)「花の国・日本」の文明と非文明
(第一章)ゆがんだ「ゲイシャ」イメージの苗床
(第二章)ジャポニスムと「日本女性」への関心
(第三章)「ゲイシャ」と「ムスメ」の国・日本
(第四章)世界に躍り出た「ゲイシャ」たち
(終章)日本の近代化と「ゲイシャ」イメージ

住所

東京都千代田区神田神保町三丁目10番地 大行ビル6階
Chiyoda-ku, Tokyo
101-0051

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 18:00
水曜日 09:00 - 18:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 18:00

電話番号

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