13/12/2024
【2025年完成予定 新日貿ビル跡地、マンション新築工事について⑤】
本日は秋にお伝えしました「基礎配筋後」の工事の様子をお伝えします。基礎配筋後に基礎コン打設が行われたことで、切梁・腹起しや弊社旧社屋の基礎に使われていた壁もすっかり見えなくなり、外観がだいぶ様変わりした印象を受けました😮次に免震装置を設置していきます。一般的に、地震に対する建物の構造タイプとして「耐震」「免震」などが知られています。「耐震」は地震の揺れに耐えられるよう建物自体の構造を強化する方法です。
一方、「免震」は地震の揺れを建物に直接伝わらないように、地面と密着している基礎と、上部(建物部分)を切り離し、その間に専用の装置を取り付け、揺れを逃がす方法です🏢
日本全体で見た時に免震構造の建物はまだ多くありませんが、弊社は今回のマンション新築の計画当初から、昨今の自然災害の増加や、高確率で発生が予想されている首都直下地震の危険性を踏まえ、より地震の被害を抑えられる免震構造を取り入れることを特に重要視しておりました🧐免震装置にはゴム製や鉄製などいくつか種類があり、機能面や施工面から今回鉄製のものが採用されました。免震装置は1台あたり1トンもの重さがあり、クレーンを使って設置箇所まで移動させます。設置箇所にいる作業員の方がピンマイクでクレーンの操縦者に合図を出しながら装置を正しい位置まで誘導し、最後はドリルでボルトを締めて固定します。12か所、全ての装置を設置後、もう一度基礎コン打設作業を経て、マンション1階の床にあたる土間配筋が実施されます。約半年間にわたり地下基礎工事の様子をお届けしてしてまいりました。次回より、地上階の工事の様子をお届けいたします😄