31/03/2024
特定非営利活動法人 医療ガバナンス研究所(以下、MEGRI)は、 本日2024年3月31日に「製薬マネーデータベース(Yen For Docs)」の2021年度データを公開開始しました。
https://yenfordocs.jp/
これを記念してオンラインでシンポジウムを開催します。ご覧くださいますと幸いです。
「第2回 製薬マネーデータベース一般公開シンポジウム」
開催日時:2024年4月13日(土)14時30分~15時30分
詳細;https://x.gd/g1X32
ZOOM URL
https://us02web.zoom.us/j/84147445708?pwd=QjVYLzRnYURZVlBKaUs3TzZUUlJ6QT09
※上記ZOOM URLから、お申し込み不要で、どなたでもご参加いただけます。
なお、第1回製薬マネーデータベース一般公開シンポジウムは医療ガバナンス研究所のYouTube公式アカウントで視聴できます。是非ご視聴ください。
https://www.youtube.com/
製薬企業から医療関係者や大学などの施設に謝金が支払われているのをご存じでしょうか?製薬会社の売り上げの約9割は、医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」です。その売り上げを増やすために、製薬企業は様々なプロモーション活動を行い、医療者に寄付金や謝金の形で金銭を支払っています。製薬企業はそのデータを公開していますが、それらのデータを統合したデータベースは、日本には存在しませんでした。そのため、特定の医師が受け取った金銭の総額を明らかにしたり、製薬会社間で比べたりすることができませんでした。
製薬マネーデータベースは、2016年度から2020年度まで、各製薬企業が医療者に支払った謝金を一つのデータとして医療者ごとにまとめ、公開しています。我々がまとめた論文によると、公開が開始された2019年1月15日から2021年5月24日にかけて、35万4863人からのべ60万4903回のアクセスがあり、総ページ表示(PV)は563万5087回でした。ある情報筋によると、一般的な企業のコーポレートサイトでは、1ヶ月あたりのPVの目安は3000~1万程度とされています。Yen For Docsは1ヶ月平均20万PV以上を獲得している計算ですから、いかに多くの方々が訪問してくれているかが分かります。
2021年度のデータについては2023年度中に公開することを目標に、関係者一同全力で取り組んでまいりました。2022年度以降についても、各年度のデータを、その2年後の年度までに公開することを目標に取り組んで参る所存です。また、2024年度には、医療機器マネーの公開も実施する予定です。詳細については、改めてお知らせいたします。
最後になりますが、当プロジェクトの管理・運営は、利用者の方々、応援くださる方々、皆様のご理解とご支援に支えられております。平素より私共の活動に関心をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。活動の趣旨をご理解いただけます皆様に、プロジェクト存続のため、以下より寄付をお願いできますと幸いです。
https://www.megri.or.jp/yenfordocsdonation
製薬マネーデータベース YEN FOR DOCS