目の眼

目の眼 骨董・古美術の愉しみを伝える「目の眼」の公式アカウントです。Japanese media featuring the Asian arts & antiques, established in Tokyo, 1977.

【目の眼 10・11月号 特集:名古屋刀剣博物館 サムライコレクション◇発売中】日本刀は、単なる武器を超え、日本の文化や美意識を映し出す象徴として評価されてきました。その反りのある美しい姿が生まれたのは平安時代後期。その後公家社会から武家政...
20/09/2025

【目の眼 10・11月号 特集:名古屋刀剣博物館 サムライコレクション◇発売中】

日本刀は、単なる武器を超え、日本の文化や美意識を映し出す象徴として評価されてきました。その反りのある美しい姿が生まれたのは平安時代後期。その後公家社会から武家政権へと移り変わり、合戦の規模が拡大するなかで需要が高まり、刀工たちは各地に工房を構え、地域ごとの個性ある作風を築いていきました。千年にわたる刀剣史を読み解く鍵となるのが「五ケ伝」──大和・山城・備前・相州・美濃の五つの産地です。時代の要請や武士の美意識が、今日に伝わる名刀の姿を形作っていったのです。

今月号で膨大なコレクションを誇る名古屋刀剣博物館(名古屋刀剣ワールド)を特集するにあたり、五ケ伝の基礎知識や名刀の数々に加え、同館のある尾張・伊勢ゆかりの刀工についても紹介しています。「刀剣に興味はあるけれど、どこから学べばいいかわからない」という方にこそ、手に取っていただけたら。

― 五ケ伝とは

目の眼 10・11月号の試し読み&目次は
目の眼ONLINE STOREまで
https://club.menomeonline.com/products/menome20251011

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The Japanese sword has been admired not only as a weapon but as a symbol of Japan’s culture and aesthetics. Its elegant curve emerged in the late Heian period, and as warfare expanded under the samurai, swordsmiths across the country developed distinctive regional styles. A thousand years of sword history can be traced through the “Five Traditions” — Yamato, Yamashiro, Bizen, Sōshū, and Mino.

This issue highlights the Nagoya Japanese Sword Museum (Nagoya Tōken World), home to a vast collection. Along with the Five Traditions and celebrated masterpieces, we also feature swordsmiths linked to Owari and Ise. It is an ideal starting point for anyone curious about Japanese swords but unsure where to begin.

【目の眼 電子増刊 第5号◇骨董遊学〜上野・湯島・本郷編②】今春、下町の風情をいまに残す台東区小島にトライバルラグの専門店「probably Antiques(プロバブリーアンティークス)」 がオープンしました。“トライバルラグ”を直訳する...
12/09/2025

【目の眼 電子増刊 第5号◇骨董遊学〜上野・湯島・本郷編②】
今春、下町の風情をいまに残す台東区小島にトライバルラグの専門店「probably Antiques(プロバブリーアンティークス)」 がオープンしました。

“トライバルラグ”を直訳すると“遊牧民族が手織りした絨毯”ですが、アフガニスタンやイラン、ロシア南部のコーカサス地方などの地域で暮らしてきた遊牧民族のなかで、女性たちが生活の道具として手近な材料と機で織り上げたものを指します。手仕事ならではの型のハマらないユニークなデザインが魅力です。

「日本にもファンはいるものの、最初にインテリアとして入ってきたせいか、美術品として、歴史的資料として評価されることがあまりないのが残念」と語るのは、店主の神谷さん。本当に古くて良いトライバルラグの世界、probably Antiquesでぜひ一度体感してください。

目の眼 電子増刊 第5号の試し読み&目次は
https://club.menomeonline.com/products/menomedigital202505

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This spring, probably Antiques, a shop specializing in tribal rugs, opened in Kojima, Taito ward, an area rich with old-town charm. Tribal rugs—handwoven by nomadic women in regions such as Afghanistan, Iran, and the Caucasus—were created from local materials for daily use, their appeal lying in unique, free-form designs born of handcraft.

Owner Mr. Kamiya notes that in Japan these rugs are often seen only as interior décor, rarely valued as art or historical artifacts. At probably Antiques, visitors can experience the depth and beauty of truly old and exceptional tribal rugs.

#骨董 #古美術 #目の眼電子増刊号 #骨董遊学 #骨董のある暮らし #トライバルラグ

【目の眼 電子増刊 5号◇ 骨董遊学〜上野・湯島・本郷編②】時代の流れとともに大きく移り変わっていく骨董街をめぐる「目の眼的骨董遊学」。「目の眼」電子増刊5号では、松坂屋を中心に商業の町として賑わってきた上野・湯島・本郷の後編を掲載していま...
09/09/2025

【目の眼 電子増刊 5号◇ 骨董遊学〜上野・湯島・本郷編②】

時代の流れとともに大きく移り変わっていく骨董街をめぐる「目の眼的骨董遊学」。「目の眼」電子増刊5号では、松坂屋を中心に商業の町として賑わってきた上野・湯島・本郷の後編を掲載しています。博物館や美術館は多くありますが、古美術を販売する店は限られています。従来の古美術の枠には入らない個性的で新しい考えの店を3店を紹介しています。

1988年の創業以来、仏教美術や古書画などを扱ってきた「古美術妙童」。
仏教美術を扱ううちに寺院との繋がりが深くなり、販売をする「古美術妙童」とは別に「花守株式会社」を設立し、寺宝の文化財や美術品の修復や納骨堂の一角を飾る美術展示のほかアートを使った地域おこしなど、従来の古美術店とは一線を画す取り組みを行なっています。

「古美術妙童」のコンセプトを表現するアートギャラリー花守は、巨大な仁王像が二体並んで睨みをきかせており、どこか美術館のような雰囲気です。お寺や古美術店のいずれとも違う空間で美術品を見せてくださる「古美術妙童・アートギャラリー花守」の活動について、三橋翠さんにお話を伺いました。

目の眼 電子増刊 第5号の試し読み&目次は
https://club.menomeonline.com/products/menomedigital202505

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“Me no Me’s Antiques Journey” follows the shifting antique districts through time. In the issue of the Digital MENOME vol.5, we've visited Ueno, Yushima, and Hongo in Tokyo. We highlight three that bring fresh ideas beyond traditional antiquities.

Kobijutsu Myodo, founded in 1988, specializing in Buddhist art and old paintings. Its ties with temples led to the creation of Hanamori Co., which handles restoration of temple treasures, art displays in ossuaries, and community projects using art—ventures unlike typical antique dealers.

Its gallery, Art Gallery Hanamori, guarded by two towering Nio statues, feels almost like a museum. Neither temple nor shop, it offers a unique space for art, making Myodo and Hanamori worth watching.

#骨董 #古美術 #目の眼電子増刊号 #骨董遊学 #骨董のある暮らし
#アートギャラリー花守

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】この度のレア陶片特別販売にご応募いただきました皆さま、どうもありがとうございました! ご購入いただいた方はおめでとうございます🎉 今回は残念ながらご購入とならなかった方には、...
03/09/2025

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】

この度のレア陶片特別販売にご応募いただきました皆さま、どうもありがとうございました!
ご購入いただいた方はおめでとうございます🎉 
今回は残念ながらご購入とならなかった方には、次の機会も楽しみにお待ちいただけたらと思います。

さて、陶片を選ぶポイントはコレクターによって様々ですが、インスタグラムで人気の愛陶家「砂の器」 さんのコレクションも個性的です。初期伊万里の陶片に描かれた蝶のような生き物、唐津の陶片に描かれたひしゃげた円、しずく形の陶片に夜の字が残ったものも。

「桃山の唐津や美濃や初期伊万里の陶片に描かれた絵がぜんぜん古臭くない。現代アートの視点から見ても斬新でカッコイイ。」

独特の線のおもしろさやユルい絵付けなど、落書きのような絵や文字にこそ、職人のオリジナリティがあるとしたら…。そんなふうに見ていくと、骨董古美術もより面白くなりそうです。砂の器さんの陶片コレクション、ぜひ電子増刊5号でご覧ください。

― ユルさの中にある真善美
砂の器コレクション

目の眼 電子増刊 第5号の試し読み&目次は
https://club.menomeonline.com/products/menomedigital202505

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Collectors have different criteria when it comes to choosing ceramic shards, and the collection of the Instagram-popular pottery enthusiast “Suna no Utsuwa” is particularly distinctive. Among the highlights are a butterfly-like creature painted on an early Imari shard, a distorted circle drawn on a Karatsu fragment, and a drop-shaped shard bearing the character for “夜 night.”

“The paintings on Momoyama-period Karatsu, Mino, and early Imari shards don’t feel old-fashioned at all. Even from the perspective of contemporary art, they’re fresh and striking.”

Quirky lines, relaxed brushwork, doodle-like drawings and characters—these may be where a craftsman’s individuality shines through. Seen this way, antique ceramics become all the more fascinating. We invite you to enjoy exploring Suna no Utsuwa’s shard collection in our digital magazine vol.5.

#骨董 #古美術 #目の眼 #目の眼電子増刊号 #陶片
🎉

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】唐から宋時代にかけて青磁の一大生産地であった越州窯は、世界の陶磁史においても重要な存在です。越州窯で作られた青磁の陶片は、専門家でもなかなか間近に見られない貴重品ですが、中国...
28/08/2025

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】
唐から宋時代にかけて青磁の一大生産地であった越州窯は、世界の陶磁史においても重要な存在です。

越州窯で作られた青磁の陶片は、専門家でもなかなか間近に見られない貴重品ですが、中国陶磁の老舗店・繭山龍泉堂では90年ほど前に入手した陶片を、資料として長年保存してきたそうです。最高峰と呼ばれる「秘色青磁」の色合いを窺い知ることのできる盃台の陶片など、学術的にも貴重な品々ばかり。ぜひ誌面で、最高峰のコレクションの魅力をご覧ください。

― 陶片で見る最高峰の青磁
繭山龍泉堂(東京)

目の眼 電子増刊 第5号の試し読み&目次は
目の眼ONLINE STOREまで
https://club.menomeonline.com/products/menomedigital202505

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The Yue kilns, which flourished from the Tang through the Song dynasty as a major center of celadon production, hold an important place in the history of world ceramics. Shards of celadon from Yue—rare even for specialists to examine up close—have been preserved for nearly ninety years at Mayuyama Ryokando, which acquired them as study materials long ago. Among them are academically invaluable pieces, such as a stem cup fragment that reveals the hue of the famed “secret-color celadon” considered the pinnacle of Yue ware. We invite you to discover the allure of this exceptional collection in these pages.

#骨董 #古美術 #目の眼電子増刊号 #陶片 #越州窯 #秘色青磁 #青磁 #繭山龍泉堂

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】岐阜で書肆美術 英を営む英次郎さんは、美濃古陶磁研究会の中心人物の一人で、指折りの美濃陶片コレクターです。今回は、多彩なコレクションから大根の描かれた黄瀬戸(完品は益田鈍翁の...
23/08/2025

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】
岐阜で書肆美術 英を営む英次郎さんは、美濃古陶磁研究会の中心人物の一人で、指折りの美濃陶片コレクターです。今回は、多彩なコレクションから大根の描かれた黄瀬戸(完品は益田鈍翁の愛蔵品として重要文化財にもなっている)や、色とりどりの蓋など、美濃の技術力の高さを窺い知る陶片の数々を見せていただきました。

「頭の中で“用の美”を外せば、持っている“美”は完器も陶片も同じ」

今回も貴重なコレクションを紹介していただきながら、その見どころを教えていただきました。

― 発見のたのしみ
書肆美術 英(岐阜)

目の眼 電子増刊 第5号の試し読み&目次は
https://club.menomeonline.com/products/menomedigital202505

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Eijiro-san, who runs Shoshi Bijutsu Hide() in Gifu, is a central figure in the Mino Old Ceramics Research Group and one of the foremost collectors of Mino ceramic shards. He showed us a variety of shards that reveal the high technical skill of Mino, including a Kiseto ware with a radish depicted on it and colorful lids, from his diverse collection.

"Imagine if you remove the concept of 'beauty of utility' from your mind, the 'beauty' you possess is the same whether it's a complete vessel or a ceramic shard."

He introduced his valuable collection and taught us its highlights in our latest digital magazine.

#陶片 #古美術 #骨董 #目の眼電子増刊号 #書肆美術英 #美濃古陶磁研究会 #黄瀬戸
#用の美 #かけら

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇誌面の特集との連動...
21/08/2025

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】

15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇

誌面の特集との連動企画。
今回は、特集で取材させていただいた陶片のプロ・古美術28の清水喜守さんにご提供いただいた、ちょっとレアで魅力的な陶片4品を販売します。

気になる方は
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508
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商品④
青織部向付陶片
17世紀初 11.0cm×14.3cm重さ約250g
一般100,000円 会員95,000円(目の眼デジタルプラン、雑誌プラン)

*清水さん による解説です↓

青織部の向付の陶片です。
見込に描かれた梅の木がしっかり残っていて、絵の良さが際立っています。造形や、梅の描きぶりを見ても本屋敷で焼かれた織部だということがよくわかる陶片です。

発掘品特有の発色で、織部釉が少し茶色っぽくなっていますが、想像するに窯の中で薪の近くに置かれたため還元気味に焼き上がったのでしょう。ただ見込の白い部分は非常にキレイな状態で、鉄絵とのコントラストが映えて一枚絵としても充分楽しめます。

本品はすでに額に入っていて、観賞用としてすぐに壁にかけて楽しめるようになっています。中を開けてみると、陶片の裏面には三足がしっかり残っていて、それを台紙に差し込み、脚の底面をガムテープで留めているだけなので、簡単に取り外すことも可能です。観賞用ではなく脚付きの小皿として使いたいという方も、充分に実用的に使えます。おつまみなんか盛ったら風情があると思います。
(販売は額装付きになります)

*YouTube目の眼チャンネルでは、より詳しく解説していただいた動画も配信中。
https://youtu.be/21iK9WuV_F8

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◎古美術28×目の眼 レア陶片特別販売

・応募フォームによる申込となります。
・複数のお申込をいただいた場合は、抽選となります。

・応募期間 2025.8/29(金)23:59〆切

→→ 商品紹介と応募フォームは、
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇誌面の特集との連動...
20/08/2025

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】

15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇

誌面の特集との連動企画。今回は、特集で取材させていただいた陶片のプロ・古美術28の清水喜守さんにご提供いただいた、ちょっとレアで魅力的な陶片4品を販売します。

気になる方は
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508

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商品③
高麗青磁象嵌墩(トン)陶片
12世紀後半 15.5cm×13.2cm厚み1.7cm 重さ519g
一般95,000円 会員90,000円(目の眼デジタルプラン、雑誌プラン)

*清水さんによる解説です↓

トンと呼ばれる樽のような形をした椅子の残欠です。
高麗青磁のピークとも言える12世紀半ばから後半にかけて作例を見る物ですが、作行きが素晴らしい物が多く、高級品であった事が想像できます。非常に現存数は少なく、陶片でもかなり貴重です。

透かしのある場合が多く、おそらくは別の素材で作られたそのような椅子を青磁で再現した結果でしょう。この残欠も透かし部分がしっかり残っています。

少し珍しいのは象嵌。トンの場合単色で線彫りの装飾がある物が大半で、象嵌の例は少ないです。ちなみに画像では確認しにくいですが、中心部の透かしの周りには繊細な文様が線彫りにて施されており、最高レベルの技術を使った高麗青磁である事が確認できます。

*YouTube目の眼チャンネルでは、より詳しく解説していただいた動画も配信中。
https://youtu.be/21iK9WuV_F8

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◎古美術28×目の眼 レア陶片特別販売

・応募フォームによる申込となります。
・複数のお申込をいただいた場合は、抽選となります。

・応募期間 2025.8/29(金)23:59〆切

→→ 商品紹介と応募フォームは、
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】最近、若い世代の骨董好きの間で陶片の人気が高まっていると聞き、岐阜の人気店「古美術28」を訪ねました。陶磁器のメッカ、陶片の宝庫である東海地方で育った清水喜守さんは、小学校低...
19/08/2025

【目の眼 電子増刊 第5号 特集:陶片 かけらのたのしみ◇発売中】
最近、若い世代の骨董好きの間で陶片の人気が高まっていると聞き、岐阜の人気店「古美術28」を訪ねました。陶磁器のメッカ、陶片の宝庫である東海地方で育った清水喜守さんは、小学校低学年の頃からその“魔力”に取り憑かれ、コレクションは今やトラック何杯分かになるといいます。

「作風や作域、作り手の手癖といった、完品から得られる知識以上の“空気感”までつかむような鑑識眼を養うなら、完品だけでなく陶片も見た方が絶対にいいと思います。」

と断言する清水さん。ご自身が好きだという美濃と李朝と初期伊万里の陶片を見せていただきながら、陶片の見どころ、愉しみ方について教えていただきました。

― 陶片が教えてくれること
古美術28(岐阜・東京)

目の眼 電子増刊 第5号の試し読み&目次は
目の眼ONLINE STOREまで
https://club.menomeonline.com/products/menomedigital202505

*今号は、清水さんからおすすめの陶片4品をご提供いただき、特別販売を受付中です[8/29〆切]。
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508

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Ceramic shards are gaining popularity among young antique lovers. We visited Kobijutsu 28 and its owner, Yoshimori Shimizu, who grew up in the Tokai region—a ceramics hub and shard trove—and has been fascinated since childhood, building a vast collection.

Shimizu insists that shards are essential for training the eye, offering not only knowledge of style and technique but also the subtle atmosphere absent in complete works. Showing his favorites—Mino, Joseon, and early Imari—he explained how to view and enjoy them.

#陶片 #古美術 #骨董 #目の眼電子増刊号 #古美術28

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇電子増刊号との連動...
19/08/2025

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】

15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇

電子増刊号との連動企画開催中。今回は、特集で取材させていただいた陶片のプロ・古美術28の清水喜守さんに特別にお願いして、「これを持っておけば間違いない」という、ちょっとレアで魅力的な陶片4品を提供いただき販売します。

気になる方は
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508
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商品②
鶏龍山鉄絵刷毛目陶片
15世紀末〜16世紀初
18.5cm×12.2cm 厚み2.0cm 重さ581g
一般45,000円/会員40,000円(目の眼デジタルプラン・雑誌プラン)

*清水さん による解説です↓
絵刷毛目と呼ばれる鶏龍山独特の焼物のかなり大きな陶片です。
刷毛目を作った窯は朝鮮半島全土にありますが、刷毛目の上に鉄絵を施した窯はほとんど無く、鶏龍山がほぼ唯一と言えます。鶏龍山の絵刷毛目製品は大半が決められたサイズと絵柄のものばかりで、イレギュラーな物は少ないのですが、この残欠は間違いなくイレギュラーな部類に入ります。

まずサイズが規格外。全体像が想像できないぐらい大きな残欠で、おそらく瓶ではなくて壺でしょう。ちなみに鶏龍山絵刷毛目の中にも雑な量産タイプと丁寧なタイプと区別する事ができます。

丁重なタイプにはいくつか特長があって、高台付近まで刷毛目が施してあるのもその一つですが、筆が細いというのも重要です。絵刷毛の上手は細い線の物が主流で、細かな描写を描いている作例があります。魚や鳥の図などは大体細い線で描かれていますね。

この残欠も線が細く、残念ながら何が描かれていたのかこの状態ではハッキリしないものの、特殊な絵であった事は間違いないでしょう。珍しい鶏龍山陶片です。

*YouTube目の眼チャンネルでは、より詳しく解説していただいた動画も配信中。
https://youtu.be/21iK9WuV_F8

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◎古美術28×目の眼 レア陶片特別販売

・応募フォームによる申込となります。
・複数のお申込をいただいた場合は、抽選となります。

・応募期間 2025.8/29(金)23:59〆切

→→ 商品紹介と応募フォームは、
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇https://c...
17/08/2025

【レア陶片 特別販売|ご応募受付中(国内配送only)】

15日に配信を開始した電子増刊5号の特集「陶片 かけらのたのしみ」。デジタル読み放題サービスをご利用いただくと全ページの記事をご覧いただけますが、まずは試し読みでも🙇
https://club.menomeonline.com/products/menomedigital202505

誌面ではさまざまな陶片を紹介していますが、膨大にある陶片群のなかから希少で価値の高い陶片を見つけ出すのは上級者でもなかなか根気のいる仕事。今回は、特集で取材させていただいた陶片のプロ・古美術28の清水喜守さんに特別にお願いして、「これを持っておけば間違いない」という、ちょっとレアで魅力的な陶片4品を提供いただきました。

SNSでも商品を順番に紹介していきますね。気になる方は 下のリンクから販売方法や商品カタログをチェックしてください。商品カタログはどなたでも全てご覧いただけますので、そちらもどうぞ。
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508

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商品①
初期御深井犬形水滴残欠 
江戸初期 全長6.0cm 高4.5cm 奥行3.0cm 重さ46g
一般95,000円/会員90,000円(目の眼デジタルプラン・雑誌プラン)

*清水さんによる解説です↓

コンディション:耳と尾の欠損と部分的なくっつきがありますが、類品と比べてほぼ完存に近い状態です。

美濃御深井の水滴の陶片です。窯跡発掘ですが、かなり状態の良い品です。
美濃では大窯の時代から動物形の水滴を作ってきましたが、連邦式登り窯の時代、特に織部の後期にあたる元屋敷窯が窯ヶ根窯に移行したあたりの時期から造形のレベルがグッと上がります。この犬もおそらくはその久尻窯ヶ根窯にて作られた物で、時代は寛永あたりでしょう。

頭部の凹みや足の位置や形など、丁寧な造形です。鼻の穴をこのように作るのは少し珍しいですが、窯ヶ根窯の技術の高さを感じるモデリングです。このような型を使わない御深井水滴は短期間のみしか作られておらず、このような犬形水滴も非常に数が少ないです。また、この時代の美濃水滴が伝世する事は本当に稀で、発掘品の中から状態がマシな品を探すのが基本でして、その点この水滴は良い残欠です。

*YouTube目の眼チャンネルでは、より詳しく解説していただいた動画も配信中。
https://youtu.be/21iK9WuV_F8

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◎古美術28×目の眼 レア陶片特別販売

・応募フォームによる申込となります。
・複数のお申込をいただいた場合は、抽選となります。

・応募期間 2025.8/29(金)23:59〆切

→→ 商品紹介と応募フォームは、
https://club.menomeonline.com/blogs/info/sale_tohen202508

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