目の眼

目の眼 骨董古美術の月刊誌「目の眼」です。

【9月号 特集:信楽の佇まい 土味と釉流しの色香◇発売中】同じ信楽とは思えないほどバリエーション豊かな景色を見せる古信楽。魅力を感じるポイントも人それぞれです。壺好き古美術商を訪ね、とっておきの逸品を見せていただきながら、その見どころについ...
29/08/2024

【9月号 特集:信楽の佇まい 土味と釉流しの色香◇発売中】
同じ信楽とは思えないほどバリエーション豊かな景色を見せる古信楽。魅力を感じるポイントも人それぞれです。壺好き古美術商を訪ね、とっておきの逸品を見せていただきながら、その見どころについて伺いました。

1924年創業、財界の数奇者や青山二郎、川端康成ら文化人が足繁く通った、鑑賞陶磁の名店である「壺中居」では、火色と釉の流れの対比に見応えがある信楽の大壺を。昨年100周年を迎えた丹波篠山の「尚古堂」では、特別な穀物などを入れていたと思われる大甕や、比叡山出土の経塚壺などを見せていただきました。

< 取材古美術店 >
東京・ロンドンギャラリー
東京・壺中居( )
京都・古美術 柳( )
京都・近藤( )
丹波篠山・尚古堂

9月号も試し読みしていただけます
https://club.menomeonline.com/products/menome202409
― 古美術店の信楽を見る

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Old Shigaraki shows such a rich variety of “scenery” that it is hard to believe that they are the same Shigaraki. We visited antique dealers who love vases and asked them about the highlights of Old Shigaraki while showing us some of their best collections.

【OPEN|目の眼倶楽部オンラインストア】昨晩のストーリーズでも配信していますが、この度、目の眼の新しいオンラインストアを正式オープンしました!  これまでも、公式サイトから雑誌『目の眼』や書籍をご購入いただいていましたが、今回は大々的にリ...
24/08/2024

【OPEN|目の眼倶楽部オンラインストア】
昨晩のストーリーズでも配信していますが、この度、目の眼の新しいオンラインストアを正式オープンしました! これまでも、公式サイトから雑誌『目の眼』や書籍をご購入いただいていましたが、今回は大々的にリニューアルし、新しいサービスも開始しています。

その名も「目の眼倶楽部」の会員サービス!
とくに2つの有料プラン〈デジタルプラン〉と〈雑誌プラン〉がイチオシです。

目の眼倶楽部オンラインストア
https://club.menomeonline.com/

骨董 古美術に特化した雑誌として『目の眼』が創刊されたのは1977年、もう50年近く前になります。これまで約570タイトルを刊行してきましたが、その全てを「目の眼デジタル・コレクション」としてまとめ、この度、月額読み放題サービス〈デジタルプラン〉としてご提供させていただくこととなりました。

このデジタル・コレクションには、半世紀にわたり、歴代の目の眼編集部が骨董・古美術店の方々や時代のコレクター、研究者たちを取材してきた記録、、、つまりは日本の骨董 古美術の記録がぎっしり詰まっているのです!!

骨董 古美術の世界というのはファーストファッションと違って、過去の履歴や歴史、モノの見方を知ることに浪漫がある・・・と常々思っていますが、読者の皆さんにはこの読み放題サービスを使い倒して、さらにその世界を楽しんでいただきたいと思っております。

そして、有料プランのおすすめは雑誌を読むことだけではありません。
このオンラインストアでは、〈デジタルプラン〉〈雑誌プラン〉のどちらかにお申込いただいた方を目の眼倶楽部の有料会員とお呼びし、サイト内にある会員限定の記事コンテンツも自由に読んでいただけます。これまで雑誌『目の眼』に掲載しきれなかった話題や役立つTipsなどを配信していきますが、今後は特別座談会や、スペシャルゲストによるエッセイや寄稿など、幅広く掲載していく予定です。

オンラインストアのおすすめポイントは、一度では書き足りませんので、今後も定期的に投稿していきます!
これから公式サイトとオンラインストアともども、骨董・古美術の話題をたくさんお届けしながら、皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思いますので、どんどんご活用ください。

よろしくお願いいたします😃

【9月号 特集:信楽の佇まい 土味と釉流しの色香◇発売中】中世から続くやきものの里として、古陶磁研究家の小山冨士夫が提唱した六古窯。信楽は、はじまりは他の古窯と同様に、壺・甕・鉢の生活用具を生産していましたが、桃山に入ると茶人たちが茶道具に...
23/08/2024

【9月号 特集:信楽の佇まい 土味と釉流しの色香◇発売中】

中世から続くやきものの里として、古陶磁研究家の小山冨士夫が提唱した六古窯。信楽は、はじまりは他の古窯と同様に、壺・甕・鉢の生活用具を生産していましたが、桃山に入ると茶人たちが茶道具に使うようになりました。その枯れた肌や野武士のような風格、窯の中で降りかかった灰や炎の作用によって同じものが一つと無い自由さが、数寄者や文化人を惹きつけました。

色が抜けたように見える“ヌケ”、
土についていた木片などの有機物が燃えて空洞になった冷えかれた景色を“ウニ”、
信楽の土に多く含まれる長石粒が変化してガラス状の粒のように見える“蟹の目”

など、信楽焼の“景色”を表す言葉も多彩にあります。
9月号では、信楽の歴史や特徴、景色の楽しみ方を、長らく研究を続けてきた大槻倫子さんに詳しく解説していただきました。

愛知県陶磁美術館(.bijutsukan)
2025年4月1日にリニューアルオープン!
*陶芸館は2024年11月1日(金)に先行オープン予定

9月号のダイジェスト版を公式サイトでご覧いただけます。
menomeonline.com
― 「信楽の最大魅力 窯変の多彩な表情」
大槻倫子

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Shigaraki was initially used to produce pots, jars, and bowls for daily use, but in the Momoyama period (1568-1600), tea ceremony masters began to use it for tea ceremony utensils, assuming Shigaraki ware represented Wabi Sabi aesthetics. They enjoy the skin and call it as “scenery”. In this month's issue, Ms. Rinko Otsuki, who has been researching Shigaraki for a long time, explains in detail its history, characteristics, and how to enjoy its “scenery”.

#骨董 #古美術 #古信楽 #古窯 #六古窯 #信楽焼 #白洲信哉 #愛知県陶芸美術館 #目の眼

【信楽の佇まい◇9月号発売中】うつわの表面を彩る釉の流れやヌケなど、土の成分や焼成条件によって偶然生まれた特徴を「けしき(景色)」と呼び、その美を愛でた数寄者や文化人は好んで自らの論評やエッセイに発表するようになりました。9月号では、小林秀...
20/08/2024

【信楽の佇まい◇9月号発売中】
うつわの表面を彩る釉の流れやヌケなど、土の成分や焼成条件によって偶然生まれた特徴を「けしき(景色)」と呼び、その美を愛でた数寄者や文化人は好んで自らの論評やエッセイに発表するようになりました。

9月号では、小林秀雄や白洲正子、土門拳や黒澤明など錚々たる面々が古信楽の美について遺した言葉をたぐりながら、文筆家の白洲信哉さんが信楽の美しさについて綴ってくださいました。

― エッセイ
「古信楽のけしきに魅せられた人々」
白洲信哉

目の眼公式サイトでは、白洲さんが、江戸時代から続く窯元「圡楽窯」の七代目当主の福森雅武さんを訪ね、「小壺と花と骨董あそび」の真骨頂を見せていただいた記事も公開中です。あわせてご覧ください。

*9月号の詳細&骨董 古美術ウェブマガジン
menomeonline.com

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Shigaraki, as one of Japan’s Six Ancient Kilns, is one of the oldest pottery producing places in Japan. Shigaraki ware is known for the special quality of its clay. By firing in anagama or noborigama wood-firing kilns, effects such as warm, reddish “hiiro” flashing, deep green natural ash “biidoro”, or burnt black “koge” can be achieved. Connoisseur and cultural figures have called them “keshiki”, meaning “scenery” in Japanese. Shinya Shirasu wtote an essay on beauty of Shigaraki, quoting the words left by eminent figures such as Hideo Kobayashi, Akira Kurosawa, and others.

【8/16発売◇9月号 信楽の佇まい|土味と釉流しの色香】9月号は「古信楽(こしがらき)」を特集します。古信楽とは古い時代に作られた信楽焼のことで、現代の骨董用語では、主に鎌倉時代から室町時代に焼かれた壺や甕など、中世の信楽焼を意味します。...
16/08/2024

【8/16発売◇9月号 信楽の佇まい|土味と釉流しの色香】
9月号は「古信楽(こしがらき)」を特集します。

古信楽とは古い時代に作られた信楽焼のことで、現代の骨董用語では、主に鎌倉時代から室町時代に焼かれた壺や甕など、中世の信楽焼を意味します。

かつて2013年に『目の眼』が現在のスタイルになってから、あらためて六古窯を訪ねてまわろうと企図し、瀬戸・備前・丹波・渥美と常滑・珠洲と越前と、順々に特集してまいりましたが、10年かかってようやく一周することが叶いました。

今回の巻頭特集では、とくに室町期の大壺の名品をたっぷりと紹介。
特集の冒頭は、信楽好きの文筆家・白洲信哉氏のエッセイから始まります。小林秀雄、土門拳、白洲正子、青山二郎といった多くの文化人に愛された古信楽の魅力について、旧蔵品を取り上げながらその特徴を紹介していただきました。

また愛知県陶磁美術館の大槻倫子氏には信楽焼の歴史から鑑賞のポイントといった基礎知識をわかりやすく解説していただきました。やきものを愛でる時、「景色が良い」と聞くことがありますが、景色とはなにか? 信楽の魅力とはなにか? 大槻さんの解説を参考に、作品をみていただきたいと思います。

9月号の詳細は、目の眼サイトから
https://menomeonline.com/

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おなじみの連載もお楽しみください。
9月号の連載「漢籍煎茶趣味」では、潮田洋一郎さんが茶の湯の原点である陸羽の時代の金属器を用いた取り合わせを披露してくださいました。

リレー連載「美の仕事」には、茂木健一郎さんが登場。古美術三樹(東京)を訪ね、初期伊万里、古伊万里のうつわを拝見しました。

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*ATTENTION*
この春よりお知らせしておりますように、本誌『目の眼』は次号10月号より10年ぶりにリニューアルを行ない、今後は紙版とデジタル版の雑誌を交互に刊行・配信するスタイルになります。どうぞこれからの『目の眼』の展開もお楽しみに!

【8月号 連載:漢籍煎茶趣味/潮田洋一郎】ピカソの絵に急須の三友居をとりあわせたら、どちらが弱いのか、あるいは同等の存在感を放つのか。そんなふうに、古今東西の名画や名品を並べて展示し、アートやクラフトの持つ力強さを比較しながら、その感想を語...
10/08/2024

【8月号 連載:漢籍煎茶趣味/潮田洋一郎】
ピカソの絵に急須の三友居をとりあわせたら、どちらが弱いのか、あるいは同等の存在感を放つのか。そんなふうに、古今東西の名画や名品を並べて展示し、アートやクラフトの持つ力強さを比較しながら、その感想を語りあう。そうした茶会の醍醐味を潮田洋一郎さんが知ったのは、1980年代に繭山龍泉堂で開かれた煎茶文會だったそうです。今年5月、その龍泉文會が40年以上ぶりに開催。潮田さんが、その様子を8月号の連載「漢籍煎茶趣味」でレポートしてくださいました。

目の眼公式サイトでも、本稿で紹介した「龍泉文會」の展示風景と、主催者の繭山龍泉堂社長・川島公之氏、一茶庵宗匠・佃一輝と、潮田さんとの貴重な鼎談を期間限定で公開しています。ちらもご覧ください。

目の眼サイトはこちらから
https://menomeonline.com/2024/07/18/14478/

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If you were to have a Picasso’s painting and a sanyukyo teapot in one tearoom, which would be weaker or have equal presence? Discussing on such a topic is one of the great pleasure to hold a tea ceremony. Yoichiro Ushioda first became aware of the real appeal of tea ceremonies at the Sencha Bunkai held at Mayuyama Ryusendo in the 1980s. In May of this year, Ryusenbunkai was held for the first time in over 40 years. Mr. Ushioda reported on the event.

#骨董 #古美術 #煎茶 #しつらい

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】レオン=ポール・ファン・ヘーレンさんは、父の代からの古美術商で幼少の頃から古いものに親しみ、13歳の時に白デルフト陶器を見て蒐集を始めたというコレクターでもあります。2013年にご自身の白デ...
06/08/2024

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】
レオン=ポール・ファン・ヘーレンさんは、父の代からの古美術商で幼少の頃から古いものに親しみ、13歳の時に白デルフト陶器を見て蒐集を始めたというコレクターでもあります。2013年にご自身の白デルフトコレクション図録『白デルフト陶器の時代を超えた美』、2017年にデルフトの工房と刻印の本を出版されています。

レオン=ポールさんのお店には、日本の古美術商やコレクターも訪れます。今回ご紹介したgallery uchiumiの内海徹さんも長年レオン=ポールさんと親しく交流しているお一人。お店では日本語訳も入ったレオン=ポールさんの著書を扱っています。

オランダでは16世紀まで金属、主にピューター皿で食事をしていましたが、イタリアの白い食器が評判になるとヨーロッパ中に広まりました。自国で白釉陶器が製造できるようになるまでイタリアから輸入していたため、デルフトで発掘されるものもデルフト製ばかりではない、といいます。

レオン=ポールさんに、地元での発掘調査から見えてきたことや彼のデルフトコレクションをご紹介いただき、阿蘭陀のルーツであるデルフトに迫りました。

― 「阿蘭陀のルーツ デルフト」
レオン=ポール・ファン・ヘーレン

8月号は目の眼公式サイトから
menomeonline.com

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Léon-Paul van Geenen, author of “The timeless beauty of White Delft” was born in Delft, runs an antique store in Delft and has been a huge collector of Delftware. We interviewed him about the history of Delft and what he has learned from excavations in the area. It might give us a closer look at the roots of Hollandware.

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】「むかし、ある茶事で素敵な阿蘭陀の徳利と出会いまして、以来、自分でも使ってみたいと良いものを見るたびに求めてきたら、茶道具よりも酒器ばかり増えてしまいまして…」と笑うのは、有馬賴底猊下がおら...
02/08/2024

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】

「むかし、ある茶事で素敵な阿蘭陀の徳利と出会いまして、以来、自分でも使ってみたいと良いものを見るたびに求めてきたら、茶道具よりも酒器ばかり増えてしまいまして…」と笑うのは、有馬賴底猊下がおられる大光明寺のご住職・矢野謙堂さん。阿蘭陀のコレクターであるご住職に、今回はぜいたくにも7本もの阿蘭陀徳利のほか、盃や水指、香合などを見せていただきました。染付あり、色絵あり、文様もデザインもさまざまな、阿蘭陀の豊かな世界をご覧ください。

― 「阿蘭陀好みの酒器と茶器」
大光明寺

8月号は公式サイトから
menomeonline.com

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“I met a beautiful Tokkuri bottle at a tea ceremony, and ever since then, I’ve been looking for good ones to use myself. I’ve got more sake cups than tea cups”, smiles Kendo Yano, a monk at Daikomyo-ji Temple and a huge collector of Holland. He showed us his collection, including sake bottles, cups, water jars and incense containers.

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】阿蘭陀がいつどのようにして日本に入ってきたのか、実は明らかになっていません。徳川秀忠のお墓から阿蘭陀のアルバレロが出土したことで、1632年には日本にあったことがわかっています。1987年、...
01/08/2024

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】
阿蘭陀がいつどのようにして日本に入ってきたのか、実は明らかになっていません。徳川秀忠のお墓から阿蘭陀のアルバレロが出土したことで、1632年には日本にあったことがわかっています。1987年、根津美術館で「阿蘭陀」展が開催され、江戸時代を通じて愛されてきた阿蘭陀が一堂に展示されました。当時の図録は今や古美術商やコレクターのバイブルとなっています。

「阿蘭陀」展を企画・監修し、根津美術館でさまざまな陶磁の展覧会を開催されてきた陶磁研究家の西田宏子さんと、大の阿蘭陀好きである茶道具商「河善」の二代目河合知己さんに、茶陶としての阿蘭陀の謎と魅力について対談していただきました。河合さんには、本誌でご自身のコレクションもご紹介いただいています。合わせてご覧ください。

― 「阿蘭陀の謎と魅力」
対談 西田宏子(根津美術館顧問)×河合知己(河善)

記事は公式HPでご覧いただけます。
https://menomeonline.com/2024/07/26/14466/

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The catalogue of the “Holland” exhibition held at the Nezu Museum in 1987 has become the bible for antique dealers and collectors to confirm the origin of the Holland porcelains. We asked Hiroko Nishida, a ceramics researcher who planned and supervised that exhibition and has organized various exhibitions of ceramics at the Nezu Museum, and Tomoki Kawai, the second generation owner of the tea ceremony utensil merchant Kawazen, who is a great Holland lover, to talk about the mystery and charm of Holland as a tea ceremony ware. Mr. Kawai also introduces his own collection in this issue of the magazine.

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】お茶が盛んで昔ながらの茶事もよく行われるという金沢に本店がある老舗茶道具商・谷庄。東京店にお伺いすると、6代目社長・谷村庄太郎さんの弟の庄治さんが花生や水指、徳利や盃など阿蘭陀のオールスター...
28/07/2024

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】

お茶が盛んで昔ながらの茶事もよく行われるという金沢に本店がある老舗茶道具商・谷庄。東京店にお伺いすると、6代目社長・谷村庄太郎さんの弟の庄治さんが花生や水指、徳利や盃など阿蘭陀のオールスターを並べてくださいました。

「阿蘭陀は金沢でもよく使われますよ。その背景には、加賀藩主前田家がお茶はもちろんのこと、文化の振興に力を入れて、茶道具や調度品はもちろん舶来品を蒐めていたことも大きいと思います。」

阿蘭陀は茶碗や茶入などは少ないため主役になることは少ないですが、茶席をぱっと華やかにする、かわいらしい茶器の多いこと。長くお茶の世界で大切にされてきた阿蘭陀の数々を見せていただきながら、お話を伺いました。

― 茶道具商を訪ねて
「加賀百万石の舶来趣味を受け継ぐ」
谷庄(東京店)

8月号はこちら
menomeonline.com

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Holland, for its colorful and elegant appearance, has been valued in Japanese tea ceremonies. In Kanazawa, Ishikawa prefecture, where authentic tea ceremonies are often held, Holland has been appreciated, too.

“I think the reason for this is that the Maeda family, the lords of the Kaga domain, put a lot of effort into promoting not only tea, but also culture, collecting not only tea ceremony utensils and furnishings, but also imported goods”.

We spoke with Mr. Shoji Tanimura of Tanisho, a long-established tea utensil dealer in Kanazawa about the history of Holland in the area.

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】今月号の表紙となっている「色絵莨葉文水指」。ブドウを見たことのなかった江戸時代の日本人が、タバコの葉と見間違えたため、その名がついたと言われています。口が広くて背が低いこの形は、日本にしか残...
24/07/2024

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】
今月号の表紙となっている「色絵莨葉文水指」。ブドウを見たことのなかった江戸時代の日本人が、タバコの葉と見間違えたため、その名がついたと言われています。口が広くて背が低いこの形は、日本にしか残ってないとされています。

今回この水指をご紹介いただいたのは、茶どころ名古屋の中でも道具好きの間で知られた名店・茶道具商ながさか。店主の永坂正行さんの父知久さんはご自身もオランダに足を運んで買い付けをしたり、デルフトに茶陶を注文したこともある阿蘭陀好きでいらっしゃいます。

どうやら現地ではこうした美しい壺はほとんど残っていないそうなのです。主に薬壺として作られ、工事の際に出てくることも多いため状態のよくないものがも多いとのこと。日本に今も残っているものには、日本人が注文して作ってもらったものも多いようです。お父様が注文してデルフトで作ってもらった香合や所蔵品を拝見しながら、日本人の好みが形づくった阿蘭陀の歴史について伺いました。

― 茶道具商を訪ねて
「阿蘭陀 を語る」
茶道具商 ながさか

目の眼ウェブサイトから
menomeonline.com

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On the cover of this month’s issue, we selected the “Jag with To***co Leaf Design in Color”. As the Japanese had never seen the leaves of a grape before, they mistook it for a to***co leaf.

This water jar was introduced to us by Nagasaka, a well-known tea ceremony utensil store among tea ceremony utensil lovers in Nagoya. The owner, Masayuki Nagasaka, has visited Holland for purchase and his father had even ordered tea ceremony utensils from Delft.We asked him about the history of “Holland” and how it was shaped by Japanese tastes.

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】「阿蘭陀」のはじまりは江戸時代。1693年、徳川幕府がポルトガル人を追放し鎖国が完成すると、ヨーロッパとの通商がオランダ東インド会社に限定されたことで、ヨーロッパ陶器が「阿蘭陀」と呼ばれるよ...
20/07/2024

【8月号 特集:阿蘭陀 魅力のキーワード◇発売中】
「阿蘭陀」のはじまりは江戸時代。1693年、徳川幕府がポルトガル人を追放し鎖国が完成すると、ヨーロッパとの通商がオランダ東インド会社に限定されたことで、ヨーロッパ陶器が「阿蘭陀」と呼ばれるようなりました。「阿蘭陀」とひと口に言っても形はさまざまです。

当初日本にもたらされたのは、薬などが入った容器としてだったと言われています。高価な中国陶器を写した陶器も伝わりました。ヨーロッパでは見ることのない鳥や花の造形はどこか可笑しみがありますね。19世紀、ヨーロッパで銅版転写の技術が開発され、プリントウェアと呼ばれる大量生産の陶器が生まれ日本にもたらされると、それを手書きで写した「京阿蘭陀」も生まれました。

今に残された古美術品から、東西交流の歴史をうかがい知ることができます。その痕跡を探しながら、魅力的な阿蘭陀を楽しんでみてはいかがでしょう。

― 「阿蘭陀 ― 茶人の異国趣味」
menomeonline.com

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“Holland” is a term that widely refers to “European ceramics” in the art and antique world. After the Tokugawa Shogunate enforced self-isolation from foreign powers in the late 17th century and limited trade with Europe to the Dutch East India Company, the ceramics imported from Europe were called as “Holland” regardless of producing country. The artisans in Europe copied the patterns and designs of ceramics produced in China or Japan, while the craftsmen in Japan copied that transferware by hand and “Kyo-Holland” was created in the 19th century. The antique artifacts that remain today provide a glimpse into the history of exchange between East and West.

【7/16発売◇8月号 阿蘭陀|魅力のキーワード】8月号は「阿蘭陀」を特集します。一見難しい漢字のように見えますが、これは「オランダ」の和名表記(現在の国名は「ネーデルランド王国」ですね!)。江戸時代の日本にとって、唯一ヨーロッパとの窓口と...
16/07/2024

【7/16発売◇8月号 阿蘭陀|魅力のキーワード】
8月号は「阿蘭陀」を特集します。

一見難しい漢字のように見えますが、これは「オランダ」の和名表記(現在の国名は「ネーデルランド王国」ですね!)。江戸時代の日本にとって、唯一ヨーロッパとの窓口として開かれていたのがオランダでした。当時の日本人はオランダからさまざまな文物を輸入しましたが、そのなかのひとつが陶器です。それまでの日本にはない、色鮮やかでユニークな造形の阿蘭陀焼はお茶人に喜ばれ、17世紀から19世紀にかけてさまざまなうつわがもたらされ、茶席を飾りました。

ですがそのすべてが、必ずしもオランダでつくられたやきものではありません。イタリアやスペイン、フランス、イギリスなどヨーロッパ各地で作られたやきものが含まれていると考えられています。

つまり阿蘭陀とは、当時の日本人にとってオランダという小さな窓から覗き込んだヨーロッパ文化の総称なのです。そこにはいったいどのようなイメージが映し出されているのでしょうか。今回は阿蘭陀に詳しい、茶道具商やコレクターを訪ね、江戸時代の日本人が憧れたヨーロッパ陶器の世界をご紹介します。

どうぞお楽しみください。

【7月号 連載:美の仕事◇発売中】今のような電気のない時代、教会のほの暗い空間を照らすために生まれたのがシャンデリアのはじまりと言われています。今回、日本では珍しいシャンデリア修復職人の平田総一さんのお店を、デザイナーの原研哉さんが訪ねまし...
10/07/2024

【7月号 連載:美の仕事◇発売中】
今のような電気のない時代、教会のほの暗い空間を照らすために生まれたのがシャンデリアのはじまりと言われています。今回、日本では珍しいシャンデリア修復職人の平田総一さんのお店を、デザイナーの原研哉さんが訪ねました。

イタリアの街を歩いていたら、ある夫婦がお婆さんから受け継いだ壊れたシャンデリアの修理を頼んでいるところを見かけ、こんな商売があるのかと惹きつけられたという平田さん。しかしながら、古いネジや部品を抱え、作られた当時のスタイルを再現するべく復元をこつこつとやるスタイルは、欧州の作家や職人からも呆れられることがあるといいます。

いかに最小限のエレメントで、簡潔で心地よい空間を生み出すかを命題としてきた近代デザイン思想とは相容れないと思われるシャンデリアの煌めきのもと、平田さんとの対話を通じて原さんはなにを思ったのでしょうか。

― 美の仕事
第137回 ラ・シエネガ(東京)
シャンデリアという川の流れ
「手のいとなみ、色のかがやき」
原 研哉

7月号はこちら
menomeonline.com

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It is said that chandeliers were first created to illuminate the dimly lit spaces of churches in the days when there was no electricity as there is today. Designer Kenya Hara visited the store of Soichi Hirata, who holds the rare title of chandelier restorer in Japan.

The gleam of the chandelier and the modern design philosophy of creating a simple and comfortable space with the minimum elements seems incompatible, but what did Mr. Hara find through dialogue with Mr. Hirata?

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】本誌連載「菓子皿考」でスイーツと骨董のコーディネートを提案している内田風知 さん。最近、東京の知人のバーをお借りして、月に数日だけ料理とお酒を提供するようになり、ちょうど酒器を探しているとのことで、岐阜の...
04/07/2024

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】
本誌連載「菓子皿考」でスイーツと骨董のコーディネートを提案している内田風知 さん。最近、東京の知人のバーをお借りして、月に数日だけ料理とお酒を提供するようになり、ちょうど酒器を探しているとのことで、岐阜の「本田」へのお買い物に同行させていただきました。

店内には、和洋、素材も時代もさまざまな酒器が並びます。「音楽を聴きながら愉しみたい時は、文様や色合い、デザインがリズミカルなものがおすすめ」と、店主の本田慶一郎さんが見せてくださったのは、カラフルなデルフトのポット。選ぶ理由も、酒器を並べる食卓もこんなに自由でいいんだ!こんな可愛い酒器で誰と食卓を囲もうかな!と、わくわくしてきました。

みなさんは、どの酒器をどんなふうに選びますか。

― 酒器を買う 実践編
「骨董女子 内田風知さんと酒器を買いに」

記事はこちらから
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To look for sake vessels and cups, Fuchi Uchida who makes sweets and coordinates them with antiques for our magazine’s serial “Thoughts on Antique Plates for Sweets”, went to Honda in Gifu. At Honda, Uchida encountered various types of sake cups and vessels made in Asian and Western countries, and from different periods, including a fine white porcelain cup from Song dynasty and a colorful vessel from Delft. You may find them suitable not only for Japanese sake, but also for wines and liquors of your favorite.

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】7月号では、東京美術倶楽部の公式ECモール「TSUNAGU東美」とのコラボ企画を掲載。「TSUNAGU東美」のウェブサイトでは、明日7/1-7/10の予定で「酒のうつわ」と題した展示および即売会が始まり、...
30/06/2024

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】
7月号では、東京美術倶楽部の公式ECモール「TSUNAGU東美」とのコラボ企画を掲載。「TSUNAGU東美」のウェブサイトでは、明日7/1-7/10の予定で「酒のうつわ」と題した展示および即売会が始まり、さらに今週末7/6-7/7には東京美術倶楽部の中元正札会でも展示販売会が開催されます。

7月号特集では、酒器好きの出展者の方々に、個人的に使っているお気に入りの酒器を持ってお集まりいただきました。「飲みに行く時にポケットに忍ばせるならこの盃」「一杯目のビールにはこのグラス」「酒器好きの人にお見せするならこの器を」と、思い思いのラインナップをお見せいただきながら、プロから見た酒器との出会い方、付き合い方について語り合っていただいています。

― 座談会
TSUNAGU東美プロデュース 
「古美術商が語る酒器との付き合い方」

いけだ古美術/池田祥三さん
甍堂/青井義夫さん
素骨庵 八木 八木智之さん
honogura/小松義宜さん

記事は目の眼ウェブサイトへ
menomeonline.com

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From 1st to 10th July, the online-exhibition and sale “Cups and Vessels for Sake” will be held at TSUNAGU Tobi, the official EC mall organized by Tokyo Art Club.

We interviewed four dealers who join the event on how they appreciate the cups and vessels for sake in our July issue of MENOME.

ONLINE Sale
2024.7.1/mon -7.10/wed

http://tsunagu-tobo/com/

EVENT
2024.7.6/sat - 7.7/sun
Venue: Tokyo Art Club (6-19-5, Shinbashi, Minato-city, Tokyo)

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】古美術のコレクターたちはどんな酒器を選び、愉しんでいるのでしょう。愛知県豊橋市在住の山﨑嘉大 @.urayama さんは、これまで古窯取材の折にも度々ご協力いただいていてきた筋金入りの古窯マニアです。中で...
27/06/2024

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】
古美術のコレクターたちはどんな酒器を選び、愉しんでいるのでしょう。

愛知県豊橋市在住の山﨑嘉大 @.urayama さんは、これまで古窯取材の折にも度々ご協力いただいていてきた筋金入りの古窯マニアです。中でも大好きな渥美古窯で発掘された陶片コレクションは膨大で、千を優に超えるとのこと。今回その中から選び出したベストセレクションを見ながら、山盃を酒器として愉しむ際のポイントを教えていただきました。

山盃とは、東海地方で平安時代から鎌倉時代に多く焼かれ、庶民たちが日常的に使っていた食器だといわれています。一見素朴ながら、つくられた時代のわかる高台や見込みなど、読み解けるようになると味わい深いものです。酒を酌み交わしながら、その見どころを語り合うのも楽しそうですね。

― コレクターの愉しみ方 壱
「山盃 山茶碗 酒器見立て
〜山杯マスターに聞く選び方のポイント」

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現在、愛知県田原市博物館ではテーマ展「山茶碗ってナンダ 多くの人を魅了する不思議なやきもの」展が開催中(〜7/21)。じっくり山茶碗を見るチャンスです! お出かけください。

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Yamahai is a type of tableware that was widely produced in the Tokai region from the Heian to Kamakura periods and was used by common people in their daily lives. Although seemingly simple, Yamahai is full of charms if you look at the details.

Yoshihiro Yamazaki, who lives in Toyohashi City, Aichi Prefecture, is a great fan of old kilns. His collection of pottery pieces excavated at his favorite kilns, Atsumigama exceeds more than 1,000. He showed us the best 10 and taught us how to “read” and enjoy Yamahai as a sake cup.

#骨董 #古美術 #酒器 #山茶碗 #山盃 #酒器を買う #山茶碗粘土 #日本酒 #平安時代 #やきもの #うつわ #常滑 #渥美 #見立て

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】茶事において、日本酒は欠かせない存在です。懐石の前半、主人が朱漆の引盃と銚子を持って客と交わす千鳥の盃、その後の石盃など、料理と一緒に楽しみます。主人は、季節や酒器の見どころをかんがみながら取り合わせに趣...
23/06/2024

【7月号 特集:酒器を買う◇発売中】
茶事において、日本酒は欠かせない存在です。
懐石の前半、主人が朱漆の引盃と銚子を持って客と交わす千鳥の盃、その後の石盃など、料理と一緒に楽しみます。主人は、季節や酒器の見どころをかんがみながら取り合わせに趣向を凝らす一方で、客人がどの酒器を選ぶのかも、ひとつの楽しみであります。

茶道具の名品を扱うことで知られる名古屋の茶道具商ながさかの店主・永坂正行さんに、茶事における酒器として、徳利と盃、そして盃台の取り合わせを見せていただきました。元々酒器として作られてものでないものを組み合わせる遊び心もまた、よい酒の肴になりそうです。

― 茶とやきもの 酒器
「茶味ある酒器と語らいの旨み」
茶道具商ながさか

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Sake is an essential part of the Japanese tea ceremony. For instance, the master brings a set of five red lacquer same saucers called Hikihai on a black lacquer stand called Hikidai with a sake server called Choshi in the early part of the light meal course, Kaiseki. With the cups they choose on their own, the guests enjoy sake with the meal.

One of the highlights of a tea ceremony is the master's elaborate arrangement of the tea utensils, taking into consideration the season and the dishes. Masayuki Nagasaka, owner of fine tea ceremony utensil store Nagasaka, showed us a combination of Tokkuri sake bottles, sake cups, and sake stands for a tea ceremony.

【7月号 特集:酒器を買う 選ぶ楽しみ 買うよろこび◇発売中】酒器愛好家の多くが「一度は持ってみたい」と憧れるのが古唐津と李朝陶磁の名品でしょう。南青山の一元堂では、これまで半世紀近くにわたってそれらの名酒器を扱ってきました。主人の臼井さん...
20/06/2024

【7月号 特集:酒器を買う 選ぶ楽しみ 買うよろこび◇発売中】
酒器愛好家の多くが「一度は持ってみたい」と憧れるのが古唐津と李朝陶磁の名品でしょう。南青山の一元堂では、これまで半世紀近くにわたってそれらの名酒器を扱ってきました。主人の臼井さんにとって酒器は商売道具の柱ですが、時には「惜しくてなかなか手離せなかった」ものと出会ってしまうこともあるといいます。

今回、個人的にも酒器がお好きだという臼井さんの心を射止めてしまった、青白い釉調が印象的な斑唐津盃や、絵唐津など、少し珍しい古唐津と李朝陶磁を見せていただきながら、お話を伺いました。

― 名器探訪
「ずっと手放せなかった酒器のはなし」
一元堂

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The masterpieces of Old Karatsu and Korean ceramics of Yu Dynasty have fascinated many sake cup lovers. Ichigendo, an antique store in Minami Aoyama, has dealt in these masterpieces of sakeware for nearly half a century. Usui, the owner of the store, told a story about fine pieces that he had encountered and did not want to let go, showing us rare masterpieces.

【7月号 特集:酒器を買う 選ぶ楽しみ 買うよろこび◇発売中】酒器というと、徳利とお猪口がその象徴として思い浮かべられますが、日本では永く公的な場での酒盃は木製や漆塗りの平盃が主流でした。近年はやきものが人気で、扱いやすい片口や、酒以外の飲...
17/06/2024

【7月号 特集:酒器を買う 選ぶ楽しみ 買うよろこび◇発売中】
酒器というと、徳利とお猪口がその象徴として思い浮かべられますが、日本では永く公的な場での酒盃は木製や漆塗りの平盃が主流でした。近年はやきものが人気で、扱いやすい片口や、酒以外の飲み物も楽しめるような大ぶりの盃などを求めるひとが増えているようです。

長年人気であり続ける酒器もありますが、 “かっこいい”の感覚は時代によって変化してきました。今月号では、古美術商やコレクターの方々へのインタビューを通して酒器のいまを探っています。

酒器を愉しむにあたってどんなポイントを抑えるとよいのか、酒器好きの先輩方に伺っています。お気に入りの酒器をいつか手にしたい。そんな憧れを抱いている方にこそ、「目の眼」7月号をぜひ読んでいただけたらと思います。

― 7月号 はじめに「酒器あれこれ」
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Sake has long fascinated people and vessels for sake have changed in shapes, materials, and sizes depending on the ways in which sake was enjoyed in each era. In ancient Japan, sake cups were made of clay and used for festive occasions. Lacquered and wooden flat sake cups appeared in the middle age. After the Edo period, when sake spread to the general public, “Tokkuri” bottles and “Ochoko” cups became popular. In recent years, “Guinomi” large sake cups and “Katakuchi” bowls have been gaining popularity.

We interviewed collectors and owners of antique stores who love sake cups about the recent trend of sake cups and the key points to keep in mind when appreciating sake cups.

【6/14発売◇7月号 酒器を買う|選ぶたのしみ 使うよろこび】今日も真夏のような暑い1日でした!  本日発売の『目の眼』7月号の表紙は、夏の花火を眺めながら、酒器と美酒とに酔いしれたい気持ちを表現しました。7月号は目の眼HPからmenom...
14/06/2024

【6/14発売◇7月号 酒器を買う|選ぶたのしみ 使うよろこび】
今日も真夏のような暑い1日でした! 本日発売の『目の眼』7月号の表紙は、夏の花火を眺めながら、酒器と美酒とに酔いしれたい気持ちを表現しました。

7月号は目の眼HPから
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今号の特集は、人気の「酒器」。より具体的に「買うためにはどうしたら良いか」、「買った後にどう愉しむか」という点にフォーカスして取材。優品を多く扱っている美術商を訪ね、その見どころはもちろん、手にしたときのポイント、近年の好みの変化など、いま買うべき酒器についてお話していただいているほか、3人のコレクター訪問では、それぞれの酒器の集め方や愉しみ方を伺いました。

選んで、買って、使って、楽しむ!
今号は酒器の旬な情報を詰めました。
7月号では、初夏のアンティークフェア情報も多数掲載しています。
誌面で情報収集していただいた後は、ぜひ古美術店や夏のフェアへ。

どうぞお楽しみください。

【6月号 連載:美の仕事/橋本麻里】8年ほど前、SNSで見かけた『カーティス・ボタニカル・マガジン』の挿図「ヒマラヤの青いケシ」にひと目惚れしたことがきっかけで博物図譜というジャンルを知り、その魅力に目覚めたという橋本麻里さん。今回は、ヨー...
12/06/2024

【6月号 連載:美の仕事/橋本麻里】
8年ほど前、SNSで見かけた『カーティス・ボタニカル・マガジン』の挿図「ヒマラヤの青いケシ」にひと目惚れしたことがきっかけで博物図譜というジャンルを知り、その魅力に目覚めたという橋本麻里さん。今回は、ヨーロッパで製作された自然科学書、博物誌に使用された版画を扱うdubhe(ドゥーべ dubhe )の主人・熊谷直樹さんのもとで、その世界に迫ります。

博物図譜がヨーロッパで盛んに製作されたのは、大航海時代を経て、人々が新たな世界へと乗り出した頃。動植物の存在や情報が押し寄せ、望遠鏡や顕微鏡など光学機器の発明や印刷技術の進歩もあいまって、自然界を捉えた図版が数多く残されました。美しい図版の数々は、アートとしてはもちろん、生物学や書誌学、印刷の歴史と様々な面から楽しむことができます。お二人の対談を通して、その世界に触れていただけたら幸いです。

6月号の詳細はこちら
https://menomeonline.com/publications/13005

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Many natural history books were left behind that captured the natural world especially after the Age of Discovery. One of the reasons is that Europeans encountered a number of unknown plants and animals on the new continents. Moreover, it was because of the invention of optical instruments such as telescopes and microscopes, and advances in printing technology.

Writer/editor, Mari Hashimoto, visited the owner of dubhe, Naoki Kumagai, who deals in prints of natural science books and natural history journals produced in Europe. We hope that you will be able to experience the world through their dialogue.

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】古美術商の世界でも世代交代が進んでおり、20代から40代の若手が近年どんどん活躍の場を広げています。新しく参入した古美術商には人脈や歴史的なバックボーンなど持たない人も多いのですが、SNSなどを駆使し...
08/06/2024

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】

古美術商の世界でも世代交代が進んでおり、20代から40代の若手が近年どんどん活躍の場を広げています。新しく参入した古美術商には人脈や歴史的なバックボーンなど持たない人も多いのですが、SNSなどを駆使して商機を拡大しています。ここでは本誌コラムでお馴染みの自在屋・勝見充男さんが注目する若手古美術商5人と、現代ならでは骨董商売について語り合っていただきました。

― 先進に伝統取り入れるのがこれからの古美術商の姿
勝見充男×次代を担う若き古美術商

〈 参加者 〉
LAPIN ART 坂本大さん
白鷺洞 秋山裕野さん
古美術三樹 冨岡慶太さん
志村道具店 志村晃良さん

自在屋 勝見充男さん

6月号は目の眼サイトからご覧いただけます
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【対談動画 公開中】多くの愛好家、古美術商と交友した古美術評論家の青柳恵介さんは、いち早く新たな観点で「骨董屋」を取材し、『骨董屋という仕事 三十五人の目利きたち』を刊行。それから25年、本誌に「舞台裏の辰星たち」を連載した平野龍一さんは、...
06/06/2024

【対談動画 公開中】
多くの愛好家、古美術商と交友した古美術評論家の青柳恵介さんは、いち早く新たな観点で「骨董屋」を取材し、『骨董屋という仕事 三十五人の目利きたち』を刊行。それから25年、本誌に「舞台裏の辰星たち」を連載した平野龍一さんは、昭和から現代に至るまで大きな足跡を残した古美術商たちの話を聞くことで、これからの指針を求めたかったといいます。

どんな時代においても変わらない古美術商の魅力や求められる素質、いまの時代ならではの課題。数多の古美術商と接し、長く業界を見つめてきたお二人だからこそ見える景色を、教えていただきました。

―時代とともに移り変わる古美術商の現在地を語る
青柳恵介 × 平野龍一

『目の眼』6月号特集の巻頭対談の様子をYouTubeに公開中!
https://youtu.be/22qPIZ-UG9k

記事とあわせてご覧ください。
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Antique researcher Keisuke Aoyagi, who was friends with many antique lovers and antique dealers, was one of the first to report on "antique dealers" from a new perspective and published "Work of Antique Dealers: 35 Connoisseurs”. Twenty-five years later, Ryuichi Hirano, who wrote a series of articles in this magazine titled "Behind the Scenes: Polaris in the World of Antiqurs," sought for guidelines for the future by interviewing antique dealers who have made significant marks from the Showa period to the present day.

Aoyagi and Hirano, for both have been in the industry for a long time, discussed the characteristics of antique dealers that have not been changed over the years and the challenges unique to the current era.

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】東京の甍堂(いらかどう)は、仏教美術を中心に魅力的な古美術骨董を扱っており、愛好家の信頼が高い名店です。かつては3店舗を展開し忙しかった甍堂では、1980年代後半から多くの従業員、弟子が勤めてきました...
04/06/2024

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】
東京の甍堂(いらかどう)は、仏教美術を中心に魅力的な古美術骨董を扱っており、愛好家の信頼が高い名店です。かつては3店舗を展開し忙しかった甍堂では、1980年代後半から多くの従業員、弟子が勤めてきました。青井義夫さんの元で目と腕を磨き、独立して活躍する古美術商は今や10人以上にのぼります。

いまの時代において、“修業”という言葉は古語となりつつあるのかもしれませんが、その修業は、彼らにどういった影響を与えたのでしょうか。甍堂に勤めた最初期の5人の方々にお集まりいただき、甍堂での“修業”について当時を振り返りながらお話いただきました。

― 古美術の魅力を学ぶとは
活躍する甍堂出身の古美術商たち

〈 ご参加者 〉
#古美術りつ 勝田律子さん
#草友舎 五十嵐真理子さん 
#高橋亮 さん
#古美術今出川 今出川朋樹さん
#花徑 利谷有里さん   

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Iraka-do is a well-known antique store trusted by connoisseurs for its refined taste especially on Buddhist art. As it opened three stores in Japan, Irakado has had many employees and apprentices since the late 1980s. There are more than 10 apprentices who have become independent dealers after they worked and assumed the skills under Yoshio Aoi.

Although the word "apprenticeship" may sound old-fashioned in this day and age, the term they spent as an apprentice affects them to some extent for sure. We asked five antique dealers who used to work at Irakado to gather and to talk about their training at the antique store looking back on those days.

【申込受付中】今年も日本経済新聞社イベント・企画ユニットの主催で、『目の眼』特別講演会が7月10日に開催されます!5回目となる今回のテーマは、ずばり“コレクション”。*講演会の参加申込は、受付専用サイトへ https://eventregi...
02/06/2024

【申込受付中】今年も日本経済新聞社イベント・企画ユニットの主催で、『目の眼』特別講演会が7月10日に開催されます!

5回目となる今回のテーマは、ずばり“コレクション”。

*講演会の参加申込は、受付専用サイトへ
 https://eventregist.com/e/20240710
 「目の眼 日経」「目の眼 特別講演会」で検索できます!

人類を振り返れば、古代から現代まで実に多くのコレクションが築かれてきました。モノを買う、集めるという行為は快楽的な行為だといわれていますが、あるときからそれは蒐集家個人の趣味嗜好を超えて、社会的・歴史的な意義を持つようになります。個人の物欲から始まったものが、蒐集者の個性・世界観を体現するものとなり、やがて個から公へと広がり人類の宝となる。コレクションというのは実に面白いものです。

登壇者は、現代美術作家にして古美術コレクターの杉本博司さんと、クリスティーズジャパン代表の山口桂さん、江之浦測候所 甘橘山美術館開館準備室室長にして『目の眼』の人気連載「美の仕事」の執筆者でもある識者・橋本麻里さんの3人です。それぞれの視点で、アートコレクションを作る愉しみや、コレクションをどう育て昇華させていけるかについてお話しいただきます。

参加には、今夏にスタートする『目の眼』デジタル読み放題サービスの利用か、紙版『目の眼』の定期購読(10月号から)がついたプランをお選びいただけます。特別講演会へのご参加とあわせて、この機会に骨董・古美術のさまざまな読みものを『目の眼』でお楽しみください。

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】2021年、東京・新宿から小田急線で約30分の読売ランド前という小さな駅にオープンしたhonogra。アイヌの盆「イタ」や古鈴、古材、美濃陶片、埴輪など、印象的な企画展を開催して人気を博し、存在感のあ...
29/05/2024

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】
2021年、東京・新宿から小田急線で約30分の読売ランド前という小さな駅にオープンしたhonogra。アイヌの盆「イタ」や古鈴、古材、美濃陶片、埴輪など、印象的な企画展を開催して人気を博し、存在感のある古美術店です。

主人の小松義宜さんは「夏日屋」として20年、古美術を扱ってきたベテランながら、お店を構えたのは3年前のこと。いまお店を持つことにした理由、この仕事に飛び込んだきっかけや古美術への想いなどいろいろなお話をうかがいました。

―「美の仕事」の現在地
インタビュー04 小松義宜(honogra 主人)
古美術好きが集まる場所に

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Yoshinori Komatsu has been dealing with antiques for 20 years as “Kajitsuya”, but it has been only three years since he opened his own store, honogura. We interviewed him about the reasons why he decided to open his own store, how he got into this business, and his thoughts on antiques.

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】代を重ねて古美術の歴史を紡ぐ家もあれば、異業種から参入し独自の美意識と工夫で古美術の領域を広げていく人もいます。特に近年、“修業”を経ることなく古美術界に参入し、成功する人も増えてきています。奈良の「...
26/05/2024

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】
代を重ねて古美術の歴史を紡ぐ家もあれば、異業種から参入し独自の美意識と工夫で古美術の領域を広げていく人もいます。特に近年、“修業”を経ることなく古美術界に参入し、成功する人も増えてきています。

奈良の「古美術中上」の中上修作さんは、レコード店スタッフから始まりバンド活動やDJ、エンターテインメント業界などのさまざまな経験を経たのち、40歳を手前に一生の仕事をしたいと骨董・古美術の世界に。まだまだ黎明期のネット通販をいち早く始めたほか、その斬新な活躍ぶりは業界のなかでも輝いて見えました。前職での経験を活かしながら古美術界でいかに居場所を作っていったのか、店舗を構えた理由についてもお話を伺いました。

―「美の仕事」の現在地
インタビュー03 中上修作(古美術中上 主人)
すべての人生経験を古美術に

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Some art antique dealers have been in the antique business for generations as families, while others dealers have entered the business from different types of business without “training period” and have expanded the field of antiques with their own aesthetic sense and ingenuity.

A good example of this is Shusaku Nakagami, the owner of Art Antique Nakagami. He opened a web store when only a few art dealers started them. He has been innovative and standed out among the art dealers. We interviewed him how he made a place for himself in the antique world and why he finally opened his own store in Nara.

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】大阪で書画の名品を扱ってきた圓井雅選堂。主人の圓井愼一郎さんは、名店・壺中居での修業を経て大阪に戻り、3代目として店を継ぐことに。家業とは違う世界に身を置くことを勧めてくれたのは、先代だったそうです。...
22/05/2024

【6月号 特集:古美術をつなぐ◇発売中】

大阪で書画の名品を扱ってきた圓井雅選堂。
主人の圓井愼一郎さんは、名店・壺中居での修業を経て大阪に戻り、3代目として店を継ぐことに。家業とは違う世界に身を置くことを勧めてくれたのは、先代だったそうです。修業先でどんな学びを得たのか、また、いまという時代に日本美術と、その本領である書画を扱う仕事について、お話をうかがいました。

―「美の仕事」の現在地
インタビュー02 圓井愼一郎(圓井雅選堂 主人)

美の本流に関わる一生の仕事

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Marui Gasendo has dealt in masterpieces of calligraphy and paintings in Osaka. The owner, Shinichiro Marui, returned to Osaka after training at a famous art antique store, Kochukyo, inherited the store as the third generation. We interviewed him about what he learnt during that time period, and about dealing with Japanese art and calligraphy in this day and age.

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