へそまち文化新聞

  • Home
  • へそまち文化新聞

へそまち文化新聞 “日本のへそ”・播州織のまち西脇発の文化情報紙

本日1月27(日)より、神戸の横尾忠則現代美術館にて開催される『横尾忠則 ワーイ!★Y字路』展。駄洒落を効かせたお茶目でポップなタイトルは、横尾さんご自身の発案とのことです。2000年に西脇の岡之山美術館で行われる展覧会『横尾忠則 西脇・記...
27/01/2024

本日1月27(日)より、神戸の横尾忠則現代美術館にて開催される『横尾忠則 ワーイ!★Y字路』展。

駄洒落を効かせたお茶目でポップなタイトルは、横尾さんご自身の発案とのことです。

2000年に西脇の岡之山美術館で行われる展覧会『横尾忠則 西脇・記憶の光景展』に向けての新作を故郷に滞在しながら制作していた横尾さん。題材を求めて「夜の西脇」を歩く中で再会したかつて足繁く通ったホビー模型店跡地の三叉路をフィルムで撮影。翌日現像した写真には、見慣れた場所ではない異質な光景が映っていました。

この写真にインスピレーションを与えられた横尾さんは、市内各地の夜の三叉路を集中的に撮影し、そこから絵画を連作しました。横尾さんの数多い作品の中でも指折りの代表作となる「Y字路」シリーズは、こうして世紀の変わり目に、椿坂を起点に原点である故郷・西脇の風景を写真に撮り写実的に描くところからスタートしたのです。

その後「Y字路」作品は多彩な技法を駆使し、より大胆にカラフルに、コラージュによる表現も貧欲に呑み込みながら発展・展開してゆきます。2004年宮崎県立美術館での『横尾忠則 Y字路展』からは公開制作も始まり、プレスリリースの資料には「Y字路と言うモチーフは公開制作と親和性が高い」「中央に配された建物と、左右奥へと伸びる道路から生まれる放射状の線により、構図の安定が担保されることも見逃せない」「土台となる造詣が堅牢なため、即興的に雑多な要素を描き足しても画面は破綻しにくい」などと記されています。

担当学芸員である山本淳夫学芸課長からは、「西洋絵画とは異なり、右の道と左の道とそれぞれの奥に消滅点が2つ存在し、異空間がぶつかって歪みが生じる独特な絵画空間がY字路作品の一つの魅力ではないか。」との解説がありました。展示空間も、シンプルでありながらもYの字から着想を得て15度の角度にずれた壁面が四角い室内に加えられ共存するといった構成が成されています。

誕生から20周年を迎えた2020年に一度は企画されながらコロナ禍の影響で保留となった「Y字路」展。今回満を持しての登場で、Y字路シリーズが始まった最初期の西脇での連作群が一堂に会して並んでいるのも圧巻で、地元の私たちにとっても意義深い展示となっています。

最新のY字路作品と呼べる2019年の3作品はいずれも黒くペインティングされた椿坂のY字路の建物(横尾さんによる立体作品「黒い光 その1」)が中心に描かれています。B29爆撃機が上空に飛来した西脇小学校時代の記憶に紐づく不穏さを漂わせながらも、よく観ると、横尾さん独特のユーモラスな要素も盛り込まれているこちらの「3部作」も必見です。

横尾さんは開催に際し、「私の絵のY字路は、郷里の西脇で思いついたテーマです。西脇は、まるでY字路の宝庫です。われわれの人生は、常に右に行くか、左に行くかの迷いから生じています。まあ、そんなことを念頭において、Y字路展をゆっくり鑑賞してください。」とメッセージ(抜粋)を寄せておられます。

Y字路作品生誕の地としての西脇の風景を、横尾作品を通して見つめ直してみる。そんなアート体験はいかがでしょう?『横尾忠則 ワーイ!★Y字路』展は5月6日(月・振替休日)までの開催となっています。

#横尾忠則 #横尾忠則現代美術館 #西脇

10月20日(金)、東京・上野にある東京国立博物館 表慶館にて開催中の『横尾忠則 寒山百得展』を観てきました。その日奇しくも、今年度の文化功労者に選ばれた横尾忠則さん。おめでとうございます㊗️!!150年の歴史を持つ東京国立博物館での現代美...
24/10/2023

10月20日(金)、東京・上野にある東京国立博物館 表慶館にて開催中の『横尾忠則 寒山百得展』を観てきました。

その日奇しくも、今年度の文化功労者に選ばれた横尾忠則さん。おめでとうございます㊗️!!

150年の歴史を持つ東京国立博物館での現代美術作家の個展開催は、横尾さんの近著『時々、死んだふり』〈ポプラ社刊〉によれば、「現代アートの父」と呼ばれる巨匠、マルセル・デュシャン以来で国内作家では初めてではとのこと。

文化功労者選出といい、グラフィックデザイナーとして出発し80年代より画家として活動してきた横尾さんが美術家として、まさにわが国を代表する存在と認められている証左といえるでしょう。

中国・唐の時代の伝説の詩僧、寒山と拾得にインスピレーションを得た横尾さんは一昨年から今年にかけて100号の大作を100点余り制作、今回の新作展となりました。

会場に制作日順に並べられた(各作品のタイトルも制作期日になっています)「寒山拾得」シリーズは色彩に溢れ、明るく軽やかで、ユーモラス。

2人が武蔵と小次郎になって対決していたり、大谷選手が絵に加わっていたり、乱歩とランボーがダジャレで登場してたり、横尾さんが画家に転身した頃のニューペインティング風の作品があったり…と、どの絵にも横尾さん特有の遊び心が満載!!

日々変幻自在に、自由過ぎる解釈で、寒山と拾得を描いてゆきます。横尾さんの絵筆の脱力タッチに魅了され思わず観る者の表情が緩みます。

『横尾忠則 寒山百得展』は12月3日(日)まで。都内では同時期に『横尾忠則 水のように』展が東京都現代美術館にて11月5日(日)まで、『ポスター オブ 横尾忠則』展がビームス ジャパン「Bギャラリー」にて12月17日(日)まで開催中です。

2021年『GENKYO 横尾忠則』展開催時も、複数の横尾さん関連の展覧会が都内各地で並行して開かれていました。今年の芸術の秋、横尾さん展覧会巡りで東京を回遊するのも一興でしょう。

#横尾忠則 #東京国立博物館 #横尾忠則寒山百得展 #寒山拾得 #2023年度文化功労者  #おめでとうございます。

横尾忠則現代美術館にて本日9月16日(土)より12月24日(日)まで開催の『Yokoo in Wonderland 横尾忠則の不思議の国』展。西脇での少年時代に夢中になった冒険小説や探検小説にインスパイアされた作品、母校・西脇高校の2階ロビ...
16/09/2023

横尾忠則現代美術館にて本日9月16日(土)より12月24日(日)まで開催の『Yokoo in Wonderland 横尾忠則の不思議の国』展。

西脇での少年時代に夢中になった冒険小説や探検小説にインスパイアされた作品、母校・西脇高校の2階ロビーにも飾られている地底の王国アガルタ3部作、UFOや異星人との交信、泉鏡花賞を受賞した小説作品『ぶるうらんど』に登場する死の向こう側の楽園…。横尾さんの創作には様々な異空間=“不思議の国”が現出します。

「いわゆる画家宣言」を経て横尾さんが絵画作品の制作を始めたのが80年代。今回の企画展では、1985年の日記に描かれた“アリス”のアイデアスケッチを手掛かりに『鏡の国のアリス』『不思議の国のアリス』の世界になぞらえて、約150点もの作品からなる目眩くヨコオ・ワールドを巡り歩く構成となっています。

2階会場では「不思議の国」。穴に落ち入る少女(アリス?)の姿を描いた作品から、洞窟探検に始まり、ジューヌ・ベルヌの『海底ニ万里』の海中世界や宇宙へ、更には死後の世界へ…と展開して行きます。中央の黒い空間には宗教的な題材のテクナメーション作品が並びます。

3階では「鏡の国」。アリスを描くのは「自分の中の狂気を対象化」するためという横尾さん。鏡の破片を絵の中に散りばめた大作や鏡文字をあしらった80年代年代後半の作品を中心とした構成となっています。

4階では「夢の国」へ。夢の記録は横尾さんの創作のインスピレーションの源。1998年出版の『夢枕ー夢絵日記』の貴重な原画43点が一挙公開されており、つぶさに観て行くと西脇小学校の木造校舎やY字路など、西脇の風景も現実と非現実が渾然一体となり描かれています。

横尾さんは東京国立博物館で12日(火)より開催されている新作展『寒山百得』展の取材も目白押しで残暑もあって今回は神戸には来られませんでしたが、「少し涼しくなった頃に神戸に帰ります。まだまだ暑い日が続きますが、「不思議の国」で頭を冷やして下さい。」とメッセージを寄せておられます。

担当学芸員の平林恵さんは「東京での『寒山百得』展の肩の力の抜けた、非常に自由な作風に辿り着くまでの、若い頃の横尾さんのギラギラした作品がこれほど揃う機会はなかなか無いと思う。ぜひ両方の展覧会を合わせてご覧いただければ。」と話しています。

各階の展示作品に潜んでいるアリスに導かれるように、横尾作品による3つの「不思議の国」を旅し、しばし浮世を離れる体験をしてみるのはいかがでしょうか?

#横尾忠則 #横尾忠則現代美術館 #寒山百得 #不思議の国のアリス #鏡の国のアリス

本日5月27日(土)より神戸の横尾忠則現代美術館にて開催される企画展『横尾忠則  原郷の森』展。文芸誌『文学界』にて連載された横尾さんによる小説『原郷の森』。昨年文藝春秋から単行本化された文学作品は、三島由紀夫と宇宙霊人に導かれた主人公Yが...
27/05/2023

本日5月27日(土)より神戸の横尾忠則現代美術館にて開催される企画展『横尾忠則 原郷の森』展。

文芸誌『文学界』にて連載された横尾さんによる小説『原郷の森』。昨年文藝春秋から単行本化された文学作品は、三島由紀夫と宇宙霊人に導かれた主人公Yが、ピカソ、デュシャン、黒澤明、親鸞、ブッダ…そして愛猫だったタマに至るまで、「原郷の森」に入れ替わり立ち替わり現れる芸術家や文化人、歴史上の偉人たちと芸術談義を交わすという大作です。今回の展覧会では、この『原郷の森』の小説世界を視覚的に立ち上げる試みがなされています。

2階の展示室は、登場人物たちの言葉がツイートの如く散りばめられ横尾さんの絵と織り成された「原郷の森」を現出させたような空間に。木漏れ日のようなライティング、小鳥のさえずり、横尾作品の森の中を包み込まれるように彷徨いながら多彩な作品群を眺め歩いて、一種清々しい心地持ちになります。

3階は「滝」「Y字路」「ピンクガール」「首吊り縄」「反復」「寒山拾得」と、横尾さんの創作における6つのキーワードに沿って作品を並べて展示を構成。ピッコロシアターの劇団員の方々が演じる登場人物たちの横尾作品をめぐる対話が聴こえてきます。

Y字路シリーズの原点である椿坂のY字路や母校・西脇小学校の木造校舎が描かれた絵など郷里・西脇の風景が登場する作品も必見でしょう。

また4階の「横尾忠則コレクションギャラリー」では、横尾さんの蒐集絵画の中から、『原郷の森』の作中に登場するピカビア、デ・キリコ、ダリ、ウォーホルら、西洋近代美術の巨匠たちの作品の展示も鑑賞することができます。

コロナ禍も落ち着き、久しぶりに横尾さんご自身も出席されての記者発表会、そしてここ数年中止されていた展覧会の開会式も再開されました。

「芸術と文章は水と油。文章を書くのは趣味。文章と絵が渾然一体となった形で展示されているが、今日は文章を観て、絵を読んだような感覚に襲われた。それは僕にとって新しい体験だったように思います。皆さんはどうゆう風に感じて頂けるかわかりませんが、どうぞ頭を空っぽにして観て頂ければと思います。」

横尾さんは会場をご覧になった後に開会の挨拶をされたり記者の質問に答えたりと、相変わらずウィットの効いたトークを披露、お元気なご様子でした。

開会式の最後には横尾さんからのリクエストにより、『原郷の森』の表紙やポスターデザインに合わせたボーダーシャツを着て集まった参加者たちが記念撮影。写真は横尾さんの今後の絵の題材になるかもとのことです。

郷里・西脇の記憶にも紐着く『横尾忠則 原郷の森』展、これまた見逃せない企画展です。

#横尾忠則 #原郷の森 #横尾忠則現代美術館

西脇市岡之山美術館にて3月26日(日)まで開催中の『かたちの極楽』展。「ー古代から現代へ 秘められた思い みえないものをみえるように-」とサブタイトルにあるように、まず導入部門として古代鏡など日本へそ公園出土の貴重な埋蔵文化財〜古墳時代のさ...
14/03/2023

西脇市岡之山美術館にて3月26日(日)まで開催中の『かたちの極楽』展。

「ー古代から現代へ 秘められた思い みえないものをみえるように-」とサブタイトルにあるように、まず導入部門として古代鏡など日本へそ公園出土の貴重な埋蔵文化財〜古墳時代のさまざまな造形を展示、さらに奥の2部屋では私たちに身近な素材を用いて独創的な発想の“かたち”を生み出す、ふたりの現代作家の作品が紹介されています。

ゴシック系の独自の世界観に基づき「金物のまち」三木の工匠とコラボして斬新な刃物を創り出した血ゑ。鋭利なモノトーンの創作物は妖しくポップなかたちに結実しています。

セロハンテープや紙という、極ありふれた材料から恐竜やワニ、キリン、犬…などの動物をリアルに創造した植田楽。ミニチュアサイズの人工物でありつつも“生きもの”特有の野生味を放つかのような姿かたちが印象的です。

春めく3月、岡之山美術館に足を運んで奥行きある三様のかたちに目を凝らしてみてはいかがでしょう。

別棟のアトリエでは歴代第7回からの『西脇市サムホール大賞展』の受賞作品が展示されています。

#西脇市岡之山美術館 #かたちの極楽 #岡之山古墳 #埋蔵文化財 #古代鏡 #血ゑ #三木金物 #刃物 #ゴシック系 #植田楽 #恐竜 #サムホール大賞展

1月28日(土)より横尾忠則現代美術館にて開催の『横尾忠則展 満満腹腹満腹』の内覧会・記者説明会に行ってきました。開館10周年記念、約30本に及ぶ企画展の数々をダイジェストで振り返る一大回顧展!260点もの作品群が密度濃く壁面を飾る展示に圧...
27/01/2023

1月28日(土)より横尾忠則現代美術館にて開催の『横尾忠則展 満満腹腹満腹』の内覧会・記者説明会に行ってきました。

開館10周年記念、約30本に及ぶ企画展の数々をダイジェストで振り返る一大回顧展!

260点もの作品群が密度濃く壁面を飾る展示に圧倒され観る者を満腹感に導くこと必至の内容です。

タイトルは横尾さん自ら名付けた記念すべき第一回目の展覧会名である『反反復復反復』をもじったもの。

遊びゴコロ満載で横尾さんの作品の魅力を多角的に引き出してきた企画展の歩みを振り返りつつ、豪華絢爛・変貌し続ける横尾ワールドを堪能しに、横尾美へ足を運んでみてはいかがでしょう。 🙂

#横尾忠則 #満満腹腹満腹 #横尾忠則現代美術館 #10周年 #神戸 #西脇 #アート #芸術

本日8月6日(土)より神戸・横尾忠則現代美術館で開催の「開館10周年記念展 横尾さんのパレット」。今回の企画展は横尾作品のヴィヴィッドな色彩に着目、展示室をパレットに見立て、色合いごとに作品を分類しヨコオワールドを再構築、約40年に及ぶ画家...
06/08/2022

本日8月6日(土)より神戸・横尾忠則現代美術館で開催の「開館10周年記念展 横尾さんのパレット」。

今回の企画展は横尾作品のヴィヴィッドな色彩に着目、展示室をパレットに見立て、色合いごとに作品を分類しヨコオワールドを再構築、約40年に及ぶ画家活動を振り返り紹介している。横尾さんの絵が備える色の力を体感できる圧巻の展示となっている。総作品点数150点以上、西脇ゆかりの作品も数多い。

昨日5日(金)、記者説明会で担当学芸員である平林恵さんによる解説を聞いた後に展示室へと向かった。

まず2階では赤・青・黄・緑とカラフルな原色4色に塗り分けられた壁面ごとに、それぞれの色彩が鮮烈な印象を放つ絵画作品が飾られている。

最初の目に入る展示は赤のシリーズ。横尾さんの絵画を象徴する色といえば「赤」。いわゆる「赤の時代」の連作は1996年、横尾さん還暦の年から始まった。「赤」の作品は横尾さんが西脇の子ども時代に見た南方の空が空襲によって赤く染まった記憶に端を発している。“生と死”を表す「赤」は横尾さんの作風と一致しているのでは、と平林さん。

原色の「青」はグラフィックデザイナー時代から赤とよくセットで使われてきた色でもある。解説資料には「青」は横尾作品の主要な題材である宇宙や滝につながる色で、どこか不穏な浮世離れした空気を感じさせるとある。

「黄」。昨年発表の「寒山拾得」シリーズでは光輝くように明るい色彩が多用された。とりわけ印象的なのが「黄色」で、西脇・岡之山美術館での前回の展覧会2019年の『横尾忠則西脇幻想展 光るまち・光る記憶』での故郷をテーマにしたカラフルな作品群からの繋がりも伺えるような気がした記者だった。

「緑」。横尾さんの最新小説のタイトルでもある『原郷の森』、少年期に遊んだ故郷西脇の野山、蓬莱座で観たターザン映画、夢中になって読んだ冒険小説…幼い頃に接した様々な“原郷世界”の豊穣で深い「緑」が作品に現出しているようだ。

次いで3階では2010年発表の「黒のY字路」シリーズが漆黒の空間に佇む。暗がりの中、描かれた風景をまじまじと見つめるうちに闇に浮かび上がる「Y字路」の世界と向き合うのもひととき暑い夏の浮世を離れる貴重な体験になるかもしれない。

闇の向こうの最後の間では一転、カラフルな「Y字路」を中心に色彩に溢れた作品群が展開する。実際に横尾さんが用いて捨てずに置いていた使い捨ての紙皿パレットも、まるでオブジェのように美しく展示されている。

平林さんは、「意味と無意味が混在するこのカオスこそが横尾さんの世界ではないか。横尾作品をテーマや様式のくびきから解放し、色で分類してみた。作品ごとの解説も今回はあえて展示に加えず、説明不要の展覧会になっているのでは。意味がなく只々豊潤なところが横尾さんだなと思う。」と語る。

企画展のほか4階のギャラリーでは横尾さんが蒐集した版画やポスターのコレクションを展示。ウォーホルやラウシェンバーグ、トム・ウェッセルマン、ジャスパー・ジョーンズらの貴重な作品が鑑賞できる。

#横尾忠則 #横尾忠則現代美術館 #横尾さんのパレット #赤の時代 #原郷の森 #西脇 #横尾さん

本日9月18日(土)より、神戸市の「横尾忠則現代美術館」では展覧会『横尾忠則の恐怖の館』が開催されている。現在東京において、約600点もの横尾さんのこれまでの代表作が一堂に揃う大規模展覧会『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況...
18/09/2021

本日9月18日(土)より、神戸市の「横尾忠則現代美術館」では展覧会『横尾忠則の恐怖の館』が開催されている。

現在東京において、約600点もの横尾さんのこれまでの代表作が一堂に揃う大規模展覧会『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』が都立現代美術館で、パリのカルティエ現代美術財団からの依頼により描いた肖像画展『横尾忠則:The Artists』が六本木・東京ミッドタウン内にある21_21 DESIGN SIGHTで開催中。

コロナ禍の中「東京2020オリンピック〜パラリンピック」が開かれたこの夏には、それに加えて、東京駅前の丸ビルと新丸ビルの壁面をキャンバスに、愛娘であり画家の横尾美美さんと共演した『東京大壁画』や、渋谷パルコで糸井重里さん率いる「ほぼ日」が企画した横尾さんの日常生活を公開する『YOKOO LIFE 横尾忠則の生活』展も同時期に開催されるなど、さながら「東京ヨコオリンピック」とでも呼びたくなるような横尾さん尽くしの様相の日本の首都であった。

『GENKYO展』開催の“煽り”を受けて神戸の横尾美では、約200点もの所蔵作品・代表作が東京に行ってしまっている状況のまま。前回の『学芸員危機一髪』展に続き「相変わらず展示作品がない(担当学芸員談)」苦しい台所事情の中、「作品がないなら、見せ方で遊ぶしかない」と企画された展覧会。この横尾さんの美術館は展示テーマに合わせ過去「温泉施設」や「病院」に化けたことがあるが、今回はなんと、「お化け屋敷」に変化(へんげ)した。

深い夜の闇に包まれた故郷・西脇での幼少時の神秘的な体験や少年時代に江戸川乱歩の探偵小説に耽溺した経験をもとに、異界や死・闇・恐怖…といったテーマへの関心を表現した横尾さんの作品と、怖さがいや増すインスタレーションによって展示は構成されている。

1968年の『江戸川乱歩全集』〈講談社〉の挿絵20点を拡大し仄暗い順路に浮かび上がらせ、お化け屋敷の迷路の如く展開した「乱歩迷宮」や、古い備品類が散乱し廃墟となった美術館を思わせる演出が施され、闇の世界や終末をめぐる作品がそれらを取り囲む3階の展示室など、「お化け屋敷とはすごく親和性がある」横尾ワールドを際立たせる仕掛けがたっぷり。恐怖心と表裏一体の好奇心、怖いもの見たさで「恐怖の館」に佇む横尾さんの作品群を体験・鑑賞してみてはいかがだろう。

また、4階の「横尾忠則コレクションギャラリー」では、本展の作品の創作過程が知れる『江戸川乱歩全集』の挿絵原画、その色校正紙や新聞広告、怖くてインパクト抜群の表紙デザインの『少年マガジン』など、貴重な資料を合わせて観覧できる。

へそまち文化新聞 第6号 「特集◉西脇小学校の木造校舎」7/15現在の設置場所追加です。◎西脇市郷土資料館◎アピカホール◎西脇ロイヤルホテル◎西脇市立西脇病院◎西脇区コミセン◎きし薬局◎choco◎小洞天◎ヘア・ピープル◎よかむらの森◎Bo...
15/07/2021

へそまち文化新聞 第6号 「特集◉西脇小学校の木造校舎」7/15現在の設置場所追加です。

◎西脇市郷土資料館
◎アピカホール
◎西脇ロイヤルホテル
◎西脇市立西脇病院
◎西脇区コミセン
◎きし薬局
◎choco
◎小洞天
◎ヘア・ピープル
◎よかむらの森
◎Borage

編集長が店主を勤めます西脇まちなかの古書・新刊・読書ルーム・ブックサロン『へそまち文庫』に、『へそまち文化新聞』置いてます。
10/07/2021

編集長が店主を勤めます西脇まちなかの古書・新刊・読書ルーム・ブックサロン『へそまち文庫』に、『へそまち文化新聞』置いてます。

へそまち文化新聞 第6号 「特集◉西脇小学校の木造校舎」は7/10 現在  主に以下の場所に設置頂いております。◎Miraie 西脇市図書館 ◎道の駅 北はりまエコミュージアム ◎西脇市岡之山美術館◎北はりま旬菜館 ◎文林 西村書店◎BUR...
09/07/2021

へそまち文化新聞 第6号 「特集◉西脇小学校の木造校舎」は7/10 現在 主に以下の場所に設置頂いております。

◎Miraie 西脇市図書館
◎道の駅 北はりまエコミュージアム
◎西脇市岡之山美術館
◎北はりま旬菜館
◎文林 西村書店
◎BURGER CRAZY
◎coffee&bar Pot
◎wacca
◎セブンイレブン西脇和田店
◎ヘソノオプレイスAnn
◎花屋敷
◎旧来住家住宅
◎播州織工房館
◎tamaki niime
◎SMILEハウス
◎PAGOT
◎フットパス
◎西脇135
◎OKK
◎まちの駅たか
◎へそまち文庫

配布次第、順次こちらのリストに追加してゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

◎西脇市郷土資料館
◎アピカホール
◎西脇ロイヤルホテル
◎西脇市立西脇病院
◎西脇区コミセン
◎きし薬局
◎choco
◎小洞天
◎ヘア・ピープル
◎よかむらの森

7/15現在の設置場所追加です。

大変長らくお待たせしました。『へそまち文化新聞』第6号 特集「西脇小学校の木造校舎」は、7月7日(水)に発行です。祝・重要文化財指定!今号では西脇市、市教育委員会、関係者の方々の全面的なご協力を得て、西脇小学校木造校舎保存改修プロジェクトの...
30/06/2021

大変長らくお待たせしました。

『へそまち文化新聞』第6号 特集「西脇小学校の木造校舎」は、7月7日(水)に発行です。

祝・重要文化財指定!

今号では西脇市、市教育委員会、関係者の方々の全面的なご協力を得て、西脇小学校木造校舎保存改修プロジェクトの全貌をご紹介します。

また、美しい木造校舎を設計し、地元・北播磨に根差して多くの名建築を遺した建築家・内藤克雄の存在をクローズアップします。

さらに、「私と西脇小学校」と題し、20代から80代まで、80年以上の歴史を持つ木造校舎に学んだ卒業生のみなさんからお寄せいただいたコメントを増ページで掲載しています。

母校の木造校舎を愛してやまない美術家の横尾忠則さん、脚本家・作家の竹内日出男さんからの特別寄稿も!! 🙂

その他にも、「ヘソノオ・ホットロック」「西脇市と劇団四季提携」「播州織で成人式」「西脇シネマパラダイス」…などトピック記事、西小おやじの会の活動レポート、好評久々連載コラム『たまきのマンマ(今回のお題は西小♡)』四コママンガ『うむむさま』などなど、強力コンテンツ満載、てんこ盛りの紙面となっております。

どうぞ七夕の日を愉しみにお待ちください!!

本日2021年3月27日(土)より、神戸の横尾忠則現代美術館において、新たな企画展『Curators in Panic〜横尾忠則展 学芸員危機一髪』がスタートします。2021年から2022年にかけて、ただ今愛知県美術館で開催中の『GENKY...
27/03/2021

本日2021年3月27日(土)より、神戸の横尾忠則現代美術館において、新たな企画展『Curators in Panic〜横尾忠則展 学芸員危機一髪』がスタートします。

2021年から2022年にかけて、ただ今愛知県美術館で開催中の『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境ヘ、そして現況は?』展を皮切りに、東京・大分・上海と国内外で大規模な展覧会が目白押しの横尾さん。

横尾忠則現代美術館所属の作品たちも引っ張りだことなっている、とのことで、約140点もの代表作品がことごとく収蔵庫から貸し出しされ、また、新型コロナ禍のため横尾さんと直接打ち合わせができないという危機的な状況で果たして企画展が開催できるのか?

途方に暮れた学芸員3人による、「開き直って“残りもの”をネタに、自虐的に楽しんでしまおうという企画」と、今回の展覧会の担当学芸員である平林さんは説明しています。

3名の学芸員が過去に企画した展覧会を振り返り、残った収蔵品の中からそれぞれの「推し作品」として選んだ70点を展示するという趣向。日ごろの調査の中で発見したこと、展覧会にまつわる面白エピソード、マニアックな情報、ただただ好きな作品……と、学芸員によるウィットに富んだイチ押しコメントも展示作品横に添えられており、それらの文面には選抜メンバーを逃した「可愛いうちの子」たちへの愛情と、横尾作品をより深く鑑賞するためのヒントが込められています。

何度も繰り返し描いた市内のY字路作品《暗夜行路 N市-ll 三度(みたび)》や「日本へそ公園駅」が登場する《東経135度北緯35度のキーホール》、岡之山美術館で公開制作された《消えた橋》《海の生理》など、西脇にまつわる作品も多数展示。

横尾さんは「人間はハンディがある方が底力を発揮する、そんな証明の展覧会になりそーです」とのメッセージを学芸員の方々に向け送っています。

新たに美術館4階にオープンする「横尾忠則コレクションギャラリー」では、従来アーカイブルームの一部に設けられていた資料展示コーナーを拡張し、横尾さんのもとに保管されてきた多彩なコレクションや資料などを、様々な角度から紹介する予定とのこと。本日よりオープニング展として「YOKOO TADANORI COLLECTION GALLERY 2021[前期]」を開催、2012年の開館以来の横尾忠則現代美術館開催の展覧会ポスターや図録が一堂に展示されます。

更にギャラリー奥、北側スペースには、建築家・武松幸治さん監修による「休憩コーナー」も新設。窓から眺望できる、横尾忠則夫妻が新婚時代、上京するまでの3年間を過ごした思い出の地である摩耶山麓の風景にその写真パネルと鏡とをコラージュ、横尾作品の如くの、めくるめく世界が出現しました。横尾さんはこのインスタレーションを「キュミラズム トゥ アオタニ Cu-mirror-am to Aotani」と命名しています。

『へそまち文化新聞』第6号、「特集◉西脇小学校の木造校舎」ただいま鋭意制作中です!コロナ禍の影響もあり取材が遅々として進まず(言い訳)…昨年3月の横尾忠則さんの特集号以来、久しぶりの発行となります。この秋、今年度の「グッドデザイン賞」を受賞...
01/12/2020

『へそまち文化新聞』第6号、「特集◉西脇小学校の木造校舎」ただいま鋭意制作中です!

コロナ禍の影響もあり取材が遅々として進まず(言い訳)…昨年3月の横尾忠則さんの特集号以来、久しぶりの発行となります。

この秋、今年度の「グッドデザイン賞」を受賞し、地元に朗報・明るい話題をもたらした西脇小学校の保存改修活用プロジェクト!

その保存改修の全貌を、プロジェクトに関わられた方々の取材やご寄稿を通し、特集記事にてご紹介します。

また、戦前に美しい木造校舎を設計した郷土出身の建築家・内藤克雄の遺した仕事についても掘り下げます。

そして、『へそまち文化新聞』では、最終ページに掲載させていただく西小卒業生の皆さんからのコメントを募集します!

西脇小学校の懐かしい想い出や再生した校舎の感想などを100文字程度にまとめて、ぜひ編集部の下記メール・アドレスまでお寄せください!卒業年度を書き添えて頂ければ幸いです。

80余年の歴史を誇る木造校舎ならではの、様々な世代の卒業生の皆さんの想いをお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。 🙂

[email protected]

西脇小学校で開催中の「2020逃走中 追っかけられたら追っかけ返す、倍返しからの恩返し編」の取材に来ています。
15/11/2020

西脇小学校で開催中の「2020逃走中 追っかけられたら追っかけ返す、倍返しからの恩返し編」の取材に来ています。

『横尾忠則の緊急事態宣言』昨日9月19日(土)より、横尾忠則現代美術館にて新たな展覧会『横尾忠則の緊急事態宣言』が始まりました。新型コロナ禍によって展覧会の企画・準備にも困難が伴う状況の中、まさに美術館にとっても“緊急事態”であることと、「...
19/09/2020

『横尾忠則の緊急事態宣言』

昨日9月19日(土)より、横尾忠則現代美術館にて新たな展覧会『横尾忠則の緊急事態宣言』が始まりました。

新型コロナ禍によって展覧会の企画・準備にも困難が伴う状況の中、まさに美術館にとっても“緊急事態”であることと、「休業宣言」(1970年)「画家宣言」(1981年)「隠居宣言」(2008年)、最近では昨年の「公開制作宣言」と、過去横尾さんの創作活動の節目々々には幾多の“宣言”があったことから、今回の展覧会の企画が膨らんでいった旨、記者発表会の場で山本学芸課長からの説明がありました。

横尾さんが“危機的状況”を描いた絵画の数々は、「巨大生物との死闘」「恐怖の愛」「銃撃戦」「危機一髪」などのテーマに沿って並べられ、それぞれの作品の周囲には、現在横尾さんのツイッターで連日更新・公開されている『WITH CORONA』のビジュアル・メッセージを散りばめるようにインスタレーションが行われています。

“危機的状況”を描いた絵画群と新たな『WITH CORONA』シリーズに通底するのは、のっぴきならないシーンの描写や困難な状況においても、横尾さんお得意のパロディ精神とユーモアの要素が作品に盛り込まれていることでしょうか。

『WITH CORONA』は毎日2〜3点というペースでウェブ上で発信され、なおも増殖を続けていて、美術館によればその総数はすでに300点を越えているとのこと。それは、「ユーモアと毒をはらみつつ、コロナ禍の状況を、クリエイティブなパワーに昇華させようとする試みだといえるでしょう。」そうプレスリリースには記されています。

横尾作品に表現された「緊急事態」をテーマにし、今まさに進行中のコロナ禍という題材も取り込んでの作品展は、グラフィック・デザインを出発点に、常に同時代的でもあった表現者、横尾さんならではの展覧会といえるかもしれません。

『横尾忠則の緊急事態宣言』は神戸の横尾忠則現代美術館にて、12月20日(日)まで開催されています。

兵庫県立美術館でただいま開催中の「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展。美術館のエントランス正面の壁面に、パネル展示で皆川さんと播州織の繋がりが紹介されています。一昨年の秋にセミナー開催のため来西された皆川さん。『へそまち文化新聞』第5号ト...
18/09/2020

兵庫県立美術館でただいま開催中の「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展。美術館のエントランス正面の壁面に、パネル展示で皆川さんと播州織の繋がりが紹介されています。一昨年の秋にセミナー開催のため来西された皆川さん。『へそまち文化新聞』第5号トピック記事の文面を一部抜粋し使っていただきました。

https://mina-tsuzuku.jp

今年2月1日(土)からスタートした神戸・横尾忠則現代美術館の企画展「兵庫県立横尾救急病院展」がコロナ禍による休館を経て先月・6月2日(火)より再開しています。展覧会は、横尾さんの様々な病歴にまつわる絵や病床での日記・スケッチ、「病気」「肉体...
20/07/2020

今年2月1日(土)からスタートした神戸・横尾忠則現代美術館の企画展「兵庫県立横尾救急病院展」がコロナ禍による休館を経て先月・6月2日(火)より再開しています。

展覧会は、横尾さんの様々な病歴にまつわる絵や病床での日記・スケッチ、「病気」「肉体」に紐づく作品を網羅、展示室の内装はさながら本物の病院のようで、横尾さんの西脇の子ども時代に関する作品と資料を紹介する「小児科」に始まり、「外科」「眼科」「皮膚科」「耳鼻咽喉科」を巡り「入院病棟」を経て「老年病科」に至るという流れ。趣向を凝らした展示による企画展は、横尾さんにとっての大きな主題である「病気」「肉体」を切り口に横尾作品を紹介する期間限定の“ヨコオ・テーマパーク”のようですらあります。

同19日(金)には展示をアップデート、「産婦人科」「整形外科」「泌尿器科」が新たに開設されました。また一部作品の展示を入れ替え、現在横尾忠則さんのツイッターで連日公開され話題のヴィジュアル・メッセージ「WITH CORONA」のプリントが館内あちこちの壁に貼られてなおも日々追加されているところです。

企画展を担当した同館学芸員・林優さんによれば、「今回の展示替えは横尾さんからの発案・要請で、アフターコロナに向けて展示をアップデートしたいということで、天使が登場する『受胎告知』の絵画作品と画面が動くテクナメーション作品を並べ、「産婦人科」としました。」とのこと。

また、「「WITH CORONA」は、横尾さんとしては「ヴィジュアル・メッセージ」と呼んでいて、毎日横尾さんから送られて来る最新のメッセージを少しずつ貼っていって、たぶん会期が終わる頃にはもっと増えていることと思います。横尾さんには、これまで病気をしてきて、その病気を創作エネルギーに転化させてゆくようなところがあり、同じくコロナ禍のマイナスもエネルギーにされています。」

最終日まで日々更新されてゆくだろう、横尾さんから私たちへ向けられた「WITH CORONA」のメッセージも含め、見どころ満載の「兵庫県立横尾救急病院展」 は、8月30日(日)まで開催中。この機会に美術館に出現した病院内を巡り横尾アートに触れ、身体との付き合い方を見つめ直してみるのもよいかもしれません。

新型コロナウィルス禍による緊急事態宣言が首都圏や北海道を除いて兵庫県でも解除されました。再オープンした西脇市図書館では、郷土出身の世界的アーティストである横尾忠則さんの画集、展覧会の図録、エッセイ集や小説など著書、装丁や挿絵を手掛けた本、特...
22/05/2020

新型コロナウィルス禍による緊急事態宣言が首都圏や北海道を除いて兵庫県でも解除されました。

再オープンした西脇市図書館では、郷土出身の世界的アーティストである横尾忠則さんの画集、展覧会の図録、エッセイ集や小説など著書、装丁や挿絵を手掛けた本、特集雑誌、関連本を一同に集めディスプレイしたコーナーを最奥の部屋に設置し公開、貸し出しもしています(一部禁帯出)。

もともとは横尾忠則美術館として1984年にスタートした西脇市岡之山美術館からの寄贈もあって充実の蔵書となっています。

中には横尾さんが時代の寵児、センセーショナルなポップスターとしてメディアを賑わせていた当時・1971年に発行され現在は絶版となっている『横尾忠則全集』など貴重本も含まれています。

本を通して目眩く横尾ワールドを巡る、そんなひとときを過ごすのも一興かも知れません。

西脇市岡之山美術館にて今月22日(日)まで開催中の「アートの扉|||  池田慎 ーあしたの品々×日用品の詩学ー ちくちく ぴかぴか ふわふわ」。2015年以降、みずみずしい感性で創作を続ける若手作家の世界に焦点を当てその芸術の魅力を探る「ア...
05/03/2020

西脇市岡之山美術館にて今月22日(日)まで開催中の「アートの扉||| 池田慎 ーあしたの品々×日用品の詩学ー ちくちく ぴかぴか ふわふわ」。

2015年以降、みずみずしい感性で創作を続ける若手作家の世界に焦点を当てその芸術の魅力を探る「アートの扉」シリーズ展。今回の展示は、関西を中心に、身のまわりの品々をもとに大胆な発想と繊細なテクニックで独創的な作品を制作する池田慎の仕事が一堂に紹介されています。

浣腸容器によるシャンデリアの暗闇に眩く輝く美しさ。何でもない日常の品々が異なる視点と精緻な技巧でアートに昇華された佇まいは日常性を逸脱した快い驚きに満ちています。

そしてなんと!小紙・『へそまち文化新聞』横尾さん特集号をダンボール化し創作された立体作品も展示されています。どうぞお見逃しなく!

※追記・お知らせ 今朝岡之山美術館より連絡を頂き、新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡散防止のため、3月16日(月)までの間、臨時休館となっているとのことです。17日(火)以降は再開する予定ですが、今後の状況によって変更の可能性もあるとお聞きしています。

新型肺炎の早期終息と美術館の展覧会再開をお祈りしております。

横尾忠則さんの作品公開制作が11月28日、神戸の横尾忠則現代美術館1Fオープンスタジオでありました。現在開催中・自らキュレーションを手掛け展示作品を選んだ『自我自損展』の開会式は体調を崩していた関係で欠席だった横尾さんでしたが、オーディエン...
02/12/2019

横尾忠則さんの作品公開制作が11月28日、神戸の横尾忠則現代美術館1Fオープンスタジオでありました。

現在開催中・自らキュレーションを手掛け展示作品を選んだ『自我自損展』の開会式は体調を崩していた関係で欠席だった横尾さんでしたが、オーディエンスの注視するなか絵筆を動かしキャンバスに大樹を描いてゆく姿はお元気そうで何よりでした。

会場に姿を現した横尾さんの顔がヒゲ伸ばし放題でびっくり。その佇まいが、70年当時に交通事故に遭いやはり病院に入院した頃のポートレートを彷彿とさせました。過去何度かの入院を転機に精神世界やインドに傾倒したり、その後画家になったりと変化をみせてきた横尾さんだけに、今後の活動からも目が離せないところです。

ゲスト・キュレーター横尾忠則による横尾忠則展『自我自損展』。本日はその記者説明会と内覧会・開会式で神戸の横尾忠則現代美術館へ。「自画自賛」をもじったタイトルはエゴに固執すると損をする、という意味の造語だそう。残念ながら横尾さんは体調不良のた...
13/09/2019

ゲスト・キュレーター横尾忠則による横尾忠則展『自我自損展』。本日はその記者説明会と内覧会・開会式で神戸の横尾忠則現代美術館へ。「自画自賛」をもじったタイトルはエゴに固執すると損をする、という意味の造語だそう。残念ながら横尾さんは体調不良のため欠席でしたが、ご本人の弁によれば「コンセプトがないのがコンセプト。出品作品を選んだ基準は気分。」とのこと。一見バラバラで脈絡の無さそうな作品展示を巡るうちに気が付けば横尾迷宮ワールドに遊んでいるという、サービス精神と観どころ満載、またもや横尾さんにシテヤラレル展覧会となっていました。

5月31日  てんぷる閉店の日。最終日という事で引きも切らずに来店客がある中、いつもと変わらず丁寧に誠実に、ひとりひとりのお客さんに応対していた遠藤社長はじめスタッフの皆さんの姿が印象的でした。閉店時間を過ぎてもレジ前には列が。去り難く名残...
02/06/2019

5月31日 てんぷる閉店の日。最終日という事で引きも切らずに来店客がある中、いつもと変わらず丁寧に誠実に、ひとりひとりのお客さんに応対していた遠藤社長はじめスタッフの皆さんの姿が印象的でした。

閉店時間を過ぎてもレジ前には列が。去り難く名残惜しそうにたむろする常連客の姿も。それはまるで“夢の魔法”が解けるのを拒むかのように。

「ウチに来よったった子がお父ちゃんになり、古いひとやったら孫連れて、「おいちゃん来たで。」ゆうてくれてのがね、あぁ、もう涙が出るくらいに嬉しいです。「やめてんかぁ。」ゆうてね、優しいにゆうてくれてのが嬉しいです。それだけは銭金に変えられん有難いことやと思います。」と遠藤茂男社長は語ります。

「私らは接客がもともと身に付いてしもとるし、暑いなぁさぶいなぁ久しぶりやなぁ元気しとってかゆうて話しながらの商売やけど…それがわたしらにしたら有難いねんけどね。今はネット時代ゆうのかそうゆう時代かなぁ私が引退するべき時期が来とるんかなぁ思てね。私らはお出会いして話して、どれ買うてもらうとかそんなことやなしに、そうして馴染んでいくゆうんが…一番の歓びやったんやね。」

近年西脇の人々の暮らしに欠かせなかった老舗店舗の閉店が相次ぐ中、若い人たちを中心に地域に根ざし街を活性化しようと個性的な店舗やスペースも西脇の街なかに誕生して来ています。播州織産地博覧会=播博やマルブンノイチなどマーケット・イベントも賑わいを見せています。

地域第一で63年の長きに渡って、夢の“おもちゃの殿堂”であり続けたてんぷると西脇の子どもたちの幸福な関係。「おもちゃのデパート」てんぷるが子どもたちの心に遺したものは、姿かたちを変えながらもこの地で脈々と受け継がれてゆく事でしょう。

かつての西脇駅前に華やかな白亜の西洋のお城を思わせる建物が出現したのは大阪万博が開催された1970(昭和45)年のこと。日本の高度経済成長期、西脇の街も豊かさを謳歌していた時代、虹色のアーチの様な玄関を入ると店内には子どもたちにとって憧れの...
01/06/2019

かつての西脇駅前に華やかな白亜の西洋のお城を思わせる建物が出現したのは大阪万博が開催された1970(昭和45)年のこと。日本の高度経済成長期、西脇の街も豊かさを謳歌していた時代、虹色のアーチの様な玄関を入ると店内には子どもたちにとって憧れの的・楽しいおもちゃの世界が広がっていました。

1979(昭和54)年には更にスケールアップ、子どもの王国として現在の地に開店。創業以来63年、「おもちゃのデパート」てんぷるはこの5月いっぱい・昨日の閉店まで代々西脇・北播磨地域の子どもたちにとっての夢のお城であり続けました。2回に渡って、西脇の・地域の子どもたちを愛し、子どもたちに愛され続けたおもちゃ屋・てんぷるの有終の日々の模様をお届けします。

5月26日(日)には「てんぷる閉店セレモニー」と銘打ってかつての“てんぷるっ子”たちや市民、おもちゃ愛好家ら有志によるさよならイベントが実施されました。昔線路があった遊歩道・やすらぎの道にプラレールを持ち寄っての西脇駅を含む国鉄鍛冶屋線の復活イベントにはたくさんの子ども連れが。2000本以上のプラレールを繋ぎ、鍛冶屋線を走った車両をミニサイズで復元。13時よりテープカットし鍛冶屋駅から出発進行。愛らしい音を立ててゆっくりと小さなディーゼルカーの走る様子にちびっ子も大人たちも見入っていました。

17時より往年のレースコースを修復し店舗入り口で開催された懐かしのミニ四駆大会では子どもとかつての子どもに分かれ自慢のマシンでタイムを競った他、マシンの美しさコンテスト=コンクールデレガンス(コンデレ)も。また、お客さんで賑わう店内ではプラレールで構築されたカラフルな巨大ジオラマの展示が、人々の目を引きつけました。

日暮れ時からは参加者がてんぷるの思い出を語り合い、松本りんすさん、トータス松本さん、長谷川穂積さんと市出身著名人が閉店に想いを寄せたビデオレターなども披露された「大同窓会」。長年おもちゃを通して西脇の子どもたちと地域の文化を豊かに育み続けた店舗のフィナーレを飾るべく催された「閉店セレモニー」は、最後にシンガーソングライターAOIさんと「ヘソノオノウタ」を合唱、主催者代表・大森康弘さんから遠藤社長への花束贈呈と社長のあいさつで幕を閉じました。

5月26日(日)、播州織産地博覧会(播博)と同日、西脇市の旧アーケード商店街に面した空き家をリノベーションした核施設と周辺の空き地も用いたマーケットイベントが開かれました。街中の空き店舗活用や移住促進を視野に西脇に所縁あるクリエイターが地域...
31/05/2019

5月26日(日)、播州織産地博覧会(播博)と同日、西脇市の旧アーケード商店街に面した空き家をリノベーションした核施設と周辺の空き地も用いたマーケットイベントが開かれました。

街中の空き店舗活用や移住促進を視野に西脇に所縁あるクリエイターが地域ブランディングを行うプロジェクトチーム「マルブンノイチ」の主催。

播州織に関わる若手デザイナーの作品の展示販売や大阪など都市部からの個性溢れるファッションブランドの出店、洗練された雑貨や空き家の掘り出し物市、こだわりの飲食など多彩なお店の魅力がミックスされ賑わいを創出していました。

5月26日(日)、西脇市の中心市街地のかつてのアーケード商店街の空き店舗や旧来住家住宅、播州織工房館周辺などを会場に「第2回播州織産地博覧会」が開催されました。「織物のまちに織物の名物市を!」を合言葉に市民有志が中心となった実行委員会が昨年...
30/05/2019

5月26日(日)、西脇市の中心市街地のかつてのアーケード商店街の空き店舗や旧来住家住宅、播州織工房館周辺などを会場に「第2回播州織産地博覧会」が開催されました。

「織物のまちに織物の名物市を!」を合言葉に市民有志が中心となった実行委員会が昨年初めて実施。今年は出展業者も21に増え規模が拡大、播州百日どりや黒田庄和牛、西脇産イチゴなどの地元グルメに加えてスタンプラリー、懐かしの播州織写真展、街歩きなど関連イベントも盛りだくさん。

有名ブランドに使われるなど質が高く色鮮やかでバラエティに富んだ播州織生地が並び、職人やデザイナーと直にやり取りしながら手頃な価格で買い求められるとあって、織物のまちの街中は、往時の活気を思わせる約6000人の人出で賑わいました。

明日の播州織産地博覧会(播博)開催に合わせ、西脇市街地の旧ブティック・モード空き店舗にて、小紙『へそまち文化新聞』のこれまでの全紙面を壁新聞展示しております。どうぞぶらりとお立ち寄りください。
25/05/2019

明日の播州織産地博覧会(播博)開催に合わせ、西脇市街地の旧ブティック・モード空き店舗にて、小紙『へそまち文化新聞』のこれまでの全紙面を壁新聞展示しております。

どうぞぶらりとお立ち寄りください。

『人食いザメと金髪美女ー笑う横尾忠則展』が本日より神戸の横尾忠則現代美術館にて開催されています。ポスターにも使われている会場入り口に飾られた作品。ジョーズの様な巨大ザメが血練られた歯をむき出しに襲いかかる危機一髪の場面でマリリン・モンローと...
25/05/2019

『人食いザメと金髪美女ー笑う横尾忠則展』が本日より神戸の横尾忠則現代美術館にて開催されています。

ポスターにも使われている会場入り口に飾られた作品。ジョーズの様な巨大ザメが血練られた歯をむき出しに襲いかかる危機一髪の場面でマリリン・モンローと思しき金髪美女がこちらも大口を開けていて、その表情が悲鳴をあげているよりも大笑いしているかの印象を与え、パニックの文字がイタズラ書きの様にところ狭しと絵を埋めています。かつて三島由紀夫から同じブラックユーモアのセンスの持ち主だと言われたエピソードを、横尾さんは昨日の記者説明会の場で披露していました。

横尾アートにはシュルレアリスムの手法を思わせる、異物同士が絵の中で出くわす作品が沢山ありますが、その唐突さに横尾さん一流のユーモアとウィットが忍ばせてあるのに気づき、観ていて思わず笑いが溢れそうになります。諧謔性が仕掛けられた絵画や批評性に富んだアンリ・ルソーをはじめとする画家達のパロディ作品の数々、そして梅原猛原作による「スーパー狂言」三部作の衣装や舞台道具にもパロディと笑いの要素がきらびやかに盛り込まれ、“横尾流エンターテイメント”の面白味と横尾芸術の多様な世界をたっぷりと堪能出来る展覧会となっています。

3月30日(土)午後1時より、この1月から3回に渡って催された西脇の食の未来をデザインするプログラム「ヘソノオ・アイデアソン」のDay3・千秋楽が開催、会場である市内中心部に誕生したコミュニティ・スペース「ヘソノオ・プレイスAnn」は詰め掛...
02/04/2019

3月30日(土)午後1時より、この1月から3回に渡って催された西脇の食の未来をデザインするプログラム「ヘソノオ・アイデアソン」のDay3・千秋楽が開催、会場である市内中心部に誕生したコミュニティ・スペース「ヘソノオ・プレイスAnn」は詰め掛けた参加者たちの熱気に包まれました。

過去2回のワークショップでは第一線でクリエイティビティを豊かに発揮し活躍する専門家からのインプットトークや黒田庄和牛のレストラン、地場野菜直売所、イチゴ農園など食の現場見学を経て、参加者個々の多彩なアイデアを持ち寄りチームを結成しディスカッション。その後、それらチームごとに具体的な地元食材を活かした商品開発や地域活性化プロジェクトを練り上げこの日のプレゼンテーションに臨みました。

審査員4名からのアドバイスを受けてアイデアをブラッシュアップし再度チームで修正〜発表という進行も、今後の社会実装に結び付ける狙いが明確に感じられるものでした。

その後は懇親会となり、この日が本格オープンとなったヘソノオ・プレイスAnnは早速アイデアソンを共有した様々な人たちの交流の場として賑わいを見せていました。

ヘソノオ・アイデアソンの主催は、ヘソノオアイデアソン実行委員会 共催=西脇市、アーバンデザインセンター神戸、神戸大学、富士通総研、ヘソノオ・クリエイティブ室 協力=北はりま旬菜館となっています。

へそまち文化新聞 第5号 「特集◉横尾忠則と西脇」は現在  主に以下の場所に設置頂いております。品切れの場合はご容赦ください。《西脇市内》◎西脇市岡之山美術館◎テラ・ドーム◎アピカホール◎Miraie◎ヘア・ピープル◎きし額縁◎coffee...
02/04/2019

へそまち文化新聞 第5号 「特集◉横尾忠則と西脇」は現在 主に以下の場所に設置頂いております。品切れの場合はご容赦ください。

《西脇市内》
◎西脇市岡之山美術館
◎テラ・ドーム
◎アピカホール
◎Miraie
◎ヘア・ピープル
◎きし額縁
◎coffee&bar Pot
◎西脇市役所
◎住吉屋
◎北はりま旬菜館
◎道の駅 北はりまエコミュージアム
◎西脇市立西脇病院
◎tamaki niime
◎藤井酒販
◎green room
◎Burger Crazy
◎つかり家
◎大橋ラーメン
◎旧来住家住宅
◎播州織工房館
◎西脇ロイヤルホテル
◎西脇郷土資料館
◎コヤノ美術館 西脇館
◎小洞天
◎キャロットハウス
◎文林 西村書店 西脇店
◎モモンスラン
◎oggi
◎レ・ボ・プロヴァンス
◎花屋敷
◎ヘソノオ・プレイスAnn

《多可町》
◎wacca
◎kotonoha
◎古時計
◎Borage

《加東市》
◎北播磨県民局

《神戸市》
◎横尾忠則現代美術館
◎兵庫県立美術館
◎古本屋ワールドエンズ・ギャラリー
◎デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO

《西宮市》
◎ウラン堂

《大阪市》
◎Cafe Coote
◎odd numbers

Address


Website

Alerts

Be the first to know and let us send you an email when へそまち文化新聞 posts news and promotions. Your email address will not be used for any other purpose, and you can unsubscribe at any time.

Contact The Business

Send a message to へそまち文化新聞:

Videos

Shortcuts

  • Address
  • Alerts
  • Contact The Business
  • Videos
  • Claim ownership or report listing
  • Want your business to be the top-listed Media Company?

Share