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ヨモギ香るばんこもち 池田で製造最盛期  池田町に古くから伝わる「ばんこもち」の製造が、同町土合皿尾(どあいさらお)のそばの郷池田屋で最盛期を迎えている。30日は、窓から降り積もった雪がのぞく中、従業員らが深緑色の餅づくりに精を出していた。...
31/01/2025

ヨモギ香るばんこもち 池田で製造最盛期

 池田町に古くから伝わる「ばんこもち」の製造が、同町土合皿尾(どあいさらお)のそばの郷池田屋で最盛期を迎えている。30日は、窓から降り積もった雪がのぞく中、従業員らが深緑色の餅づくりに精を出していた。

 ばんこもちは直径20センチの円盤状の保存食。寒の時季に作られ、池田町産のもち米とうるち米、地元の山に自生しているオオヨモギを使用し岩塩で味付けする。

 今月8日から作り始め、2月末までに1300~1500枚を製造予定。従業員の大丁由稀奈(だいちょうゆきな)さん(23)は「焼くと餅とヨモギの香りが際立つ。きな粉を付けて食べるのがおすすめ」と話した。

 価格は大サイズが1枚1700円、ハーフは900円。池田屋のほか、町内の渓流温泉冠荘と道のオアシスフォーシーズンテラス、こってコテいけだで購入できる。(問)池田屋=0778(44)6878 (畠中大介)

雪景色を背に、次々と円盤状に作られていくばんこもち=30日午前、池田町のそばの郷池田屋で(山田陽撮影)

ストーブでぬくぬく鯖江・ボリビアリスザル 寒の内で厳しい寒さが続く中、鯖江市西山動物園では、ボリビアリスザルが飼育舎内のストーブ近くに集まり暖を取っている。 ボリビアリスザルはリスに似た見た目が特徴の小型のサル。中南米の森林に生息するとあっ...
30/01/2025

ストーブでぬくぬく

鯖江・ボリビアリスザル

 寒の内で厳しい寒さが続く中、鯖江市西山動物園では、ボリビアリスザルが飼育舎内のストーブ近くに集まり暖を取っている。
 ボリビアリスザルはリスに似た見た目が特徴の小型のサル。中南米の森林に生息するとあって寒さに弱く、園では毎年11月中旬から飼育舎内に石油ストーブを置き、室温を約15度に保っている。
 29日は雪が降る中、ストーブを覆う囲いの上で寝そべったり、体を寄せ合ったりと愛らしい姿を見せていた。園の担当者は「素早く動き回っている暖かい季節とは違ったかわいらしい様子を楽しんで」と話した。ストーブは3月末まで設置する。 (写真・文 山田陽)

ストーブの周りに集まって暖を取るボリビアリスザル=29日午前、鯖江市西山動物園で

パリパリ砕くカニ殻堆肥あわら温泉のプロジェクト15年目に野菜やコメ栽培に利用 あわら温泉の旅館から毎年大量に廃棄されるカニの殻を堆肥として有効活用する「あわら蟹(かに)がらプロジェクト」が今年で15年目を迎えている。26日には旅館の女将(お...
29/01/2025

パリパリ砕くカニ殻堆肥

あわら温泉のプロジェクト15年目に

野菜やコメ栽培に利用

 あわら温泉の旅館から毎年大量に廃棄されるカニの殻を堆肥として有効活用する「あわら蟹(かに)がらプロジェクト」が今年で15年目を迎えている。26日には旅館の女将(おかみ)や従業員、地元農家ら25人が、市内のハウスで乾燥させたカニの殻を踏み砕いた。ハウス内にはパリパリと砕ける音が響きわたり、参加した子どもたちは「感触が面白かった」と喜んだ。 (藤共生)
 プロジェクトはあわら温泉の女将や地元農家らが2011年に始めた。旅館から集めたカニの殻を洗い、ビニールハウスで1カ月半ほど乾燥させたうえでチップ状に砕いて堆肥にする。今回はおよそ1トンの殻を砕いた。
 カニの殻でつくる堆肥は実を大きくし、甘くする成分が含まれているとされ、トマトやメロン、コシヒカリ、花の栽培に生かされる。12年には「かにからとまと」などの新ブランドも誕生。旅館客への贈答品などに活用され、好評だという。
 この日はハウスいっぱいにカニの殻が広げられた。乾いた殻を踏み締めるたびにパリパリと砕ける感触が足に伝わった。初めて参加した福井市森田小2年の小林華鈴(かりん)さん(7)は「踏んだら気持ち良かった。楽しかった」と喜び、旅館の女性従業員は「普段見ているカニの殻が、こんなふうに活用されているんだと知って驚いた」と話していた。
 プロジェクトの発案者である同市の農家の麻王(あさお)俊和さんは「みんなで踏むのはお祭りのようで楽しい。せっかくのカニの殻。捨てるのはもったいない。少しでも生かして、あわらを楽しく面白くしたい」と期待を込めた。同じく発案者の一人である「べにや」女将の奥村智代さんは「旅館のカニ殻が、おいしい野菜やお米になるのがうれしい」と喜んでいた。

カニ殻を踏んで細かく砕いていく参加者たち=あわら市轟木で(山田陽撮影)

逸品を求めにぎわう 勝山年の市 勝山市の冬の風物詩「勝山年の市」が26日、同市の本町通りであり、昔ながらの生活用品や民芸品などの店が立ち並んだ。穏やかな日差しの中、買い物を楽しむ人でにぎわった。 江戸時代から続くとされる市。今年は市内外の4...
27/01/2025

逸品を求めにぎわう 勝山年の市

 勝山市の冬の風物詩「勝山年の市」が26日、同市の本町通りであり、昔ながらの生活用品や民芸品などの店が立ち並んだ。穏やかな日差しの中、買い物を楽しむ人でにぎわった。

 江戸時代から続くとされる市。今年は市内外の42店舗・団体が出店した。手打ちそばや川魚料理といった地元の食も人気を集めた。あわら市の墨谷奈穂子さん(41)は「普段使う物でも既製品とは違う良いものがたくさんあって毎年楽しみに来ている」と座布団や木工雑貨を購入していた。

 「村の達人」として勝山市鹿谷町北西俣の中森邦夫さん(87)が、昔は傘代わりに使われていた「ござ帽子」を販売し、ござを編む様子を実演した。「大きい物だと作るのに1週間はかかる、根気のいる仕事。来年もまた店を出したい」と意気込んだ。 (坂本碧)

昔ながらの生活用品などを品定めする買い物客=26日午前、勝山市本町2で(山田陽撮影)

レッサーパンダが合格応援25、26日カード配布 西山動物園 受験生らを応援しようと、鯖江市西山動物園(桜町3)は25、26の両日、木から落ちない動物と言われているレッサーパンダをあしらった「合格応援カード」を配布する。 昨年の合格応援しおり...
25/01/2025

レッサーパンダが合格応援
25、26日カード配布 西山動物園

 受験生らを応援しようと、鯖江市西山動物園(桜町3)は25、26の両日、木から落ちない動物と言われているレッサーパンダをあしらった「合格応援カード」を配布する。
 昨年の合格応援しおりに続いて実施。カードは名刺サイズで、飼育員が竹の葉を使って手作りした。両日とも60枚を用意し、希望者に配る。午前10時から同園入り口前で配布を始め、なくなり次第終了する。
 表面に「かんたくん」「かえでちゃん」な同園のレッサーパンダ12頭の写真が1匹ずつ載っており、「ぼくは落ちない きみも落ちない」といったメッセージを書き入れた。裏面には、レッサーパンダがかじった竹の葉の残りを添えた。担当の飼育員は「財布やかばんに入れてレッサーパンダに見守られながらがんばってもらえたら」と話した。
 飼育員によると、レッサーパンダは爪が鋭く、尾でバランスを保つため木から落ちづらいという。 (畠中大介)

レッサーパンダの写真や竹の葉をあしらった合格応援カード=鯖江市西山動物園で

かき餅の味  寒さ決め手勝山・平泉寺 一年で最も寒さが厳しいとされる「寒の内」を迎え、勝山市平泉寺地区の住民らで運営する「六千坊」で、かき餅作りが最盛期を迎えている。古民家の作業場では、メンバーが薄く切った5色の餅をわらで束ね、さおにつるし...
24/01/2025

かき餅の味  寒さ決め手
勝山・平泉寺

 一年で最も寒さが厳しいとされる「寒の内」を迎え、勝山市平泉寺地区の住民らで運営する「六千坊」で、かき餅作りが最盛期を迎えている。古民家の作業場では、メンバーが薄く切った5色の餅をわらで束ね、さおにつるしている。すだれ状になった餅は、キンと冷えた空気の中で味わいを増す。
 黄色はウコン、紫色は黒米、緑色はヨモギなど自然の食材で着色し、色彩豊かに仕上げるのが平泉寺風。もち米もわらも地元産を使い、調理時にふっくらするよう、サトイモを加える伝統の製法にこだわった。
 メンバーはいろりを囲んで餅を切り、わらに挟んで編むなど黙々と作業。大久保満社長(73)は「寒の水を使うとかびが出ない。各家庭で作ってきた平泉寺のかき餅だ」と話した。
 作業は5日に始まり、2月初旬まで続く。20枚1セットを千個作る計画。平泉寺白山神社の近くの観光案内所「と之蔵」などで3月から販売する。 (北原愛)

かき餅がずらりと並ぶ中、いろりを囲んで餅をわらで編み上げていくメンバー=勝山市平泉寺町平泉寺で(蓮覚寺宏絵撮影)

共通テスト会場 入念に下見 県内3大学 2025年度の大学入学共通テストが18、19の両日、全国一斉に実施される。県内の会場となる福井大など3大学には17日、受験生たちが下見に訪れ「今までの成果を出し切りたい」と本番に向けて士気を高めていた...
18/01/2025

共通テスト会場 入念に下見 県内3大学

 2025年度の大学入学共通テストが18、19の両日、全国一斉に実施される。県内の会場となる福井大など3大学には17日、受験生たちが下見に訪れ「今までの成果を出し切りたい」と本番に向けて士気を高めていた。
 県内最多の1527人が受験予定の福井大文京キャンパス(福井市)には、午後2時から受験生が次々と訪れ、実際に試験に臨む教室への経路などを確認した。敦賀気比高3年の宮本葉月さん(18)は、臨時で設置された構内の案内図を写真に収めた。「数学で高得点を狙いたい。3年間の成果を絶対に発揮する」と気を引き締めた。羽水高3年の檜鼻(ひばな)歩美さん(18)は「経路を確認できて安心できた。本番でも緊張しないようにしたい」と意気込んだ。
 県内は福井大の文京、松岡キャンパス、県立大の永平寺、小浜キャンパス、福井工大の福井キャンパスの計5会場で、計3148人が受験予定。 (山本晃暉)

案内板を写真に収め、受験番号ごとに指定された試験会場を確認する受験生たち=福井市の福井大文京キャンパスで(山田陽撮影)

カラフル繭玉に願い事 勝山の園児 飾り付け 勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山で16日、市内の中央こども園の園児20人が「繭玉飾り」に取り組んだ。繭に模したカラフルな玉、小判や打ち出の小づちなど縁起物の紙飾りで木の枝を彩り、養蚕が盛んだった...
17/01/2025

カラフル繭玉に願い事 勝山の園児 飾り付け

 勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山で16日、市内の中央こども園の園児20人が「繭玉飾り」に取り組んだ。繭に模したカラフルな玉、小判や打ち出の小づちなど縁起物の紙飾りで木の枝を彩り、養蚕が盛んだった時代の風習を学んだ。
 園児たちは3班に分かれて作業した。用意された3本のケヤキの枝は、色とりどりの「繭玉」や、だるま、タイなどの縁起物で鈴なりに。園児たちは「たくさん付けて落ちないかな」「背が高くなりたい」と満足そうだった。亀井天誠ちゃん(6)は「4月から小学生だし、勉強を頑張るのが目標」と話した。
 2月23日まで館内で展示し、同日にある勝山左義長まつりのどんど焼きで燃やす。
 繭玉飾りは、勝山の農家が1月中旬の小正月に合わせて行っていた養蚕の繁栄や五穀豊穣(ほうじょう)を願う行事。 (北原愛)

色とりどりの繭玉や縁起物を木の枝に取り付けていく園児たち=16日、勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山で(山田陽撮影)

ごちそうついばむ常連さん大野・野鳥レストラン  大野市の県自然保護センターで、毎年恒例の「冬の野鳥レストラン」がオープンし、シジュウカラやヤマガラなどかわいい“常連客”でにぎわっている。15日も雪が舞い散る中、小鳥たちが次々に訪れて餌をつい...
16/01/2025

ごちそうついばむ常連さん大野・野鳥レストラン

 大野市の県自然保護センターで、毎年恒例の「冬の野鳥レストラン」がオープンし、シジュウカラやヤマガラなどかわいい“常連客”でにぎわっている。15日も雪が舞い散る中、小鳥たちが次々に訪れて餌をついばんだ。
 レストランは2階の窓に面した餌台で、ごちそうはヒマワリの種。同センターによると、5日に開設され、今季の奥越は雪が多いこともあって、連日午前中を中心に千客万来。ニホンリスが来ることもあるという。
 窓ガラスは特殊フィルムで覆われ、鳥たちからこちら側は見えない。丸く光る愛らしい目や懸命に種をくわえる姿が間近で観察でき、リアルタイムの鳴き声や羽ばたきの音を室内にいながら聞く工夫も施されている。
 2月28日まで。開館は午前9時~午後5時、原則として月曜休館。入館無料。 (北原愛)

雪深い中、ヒマワリの種を求めて次々と「来店」するヤマガラやシジュウカラ=15日、大野市の県自然保護センターで(山田陽撮影)

屋内型遊び場に歓喜 大野で内覧会大野市で14日、屋内型こどもの遊び場「おおの天空パークOSORA」の内覧会が開かれた。一足早く訪れた園児らは越前大野城や雲海に見立てた遊具に目を輝かせ、遊び場には歓声が響いていた(山田陽撮影)
15/01/2025

屋内型遊び場に歓喜 大野で内覧会

大野市で14日、屋内型こどもの遊び場「おおの天空パークOSORA」の内覧会が開かれた。一足早く訪れた園児らは越前大野城や雲海に見立てた遊具に目を輝かせ、遊び場には歓声が響いていた(山田陽撮影)

色鮮やか 特産ニンジン福井で収穫期 福井市特産のニンジン「きゃろふく」の収穫が最盛期を迎えている。同市佐野町のハウス内の畑では13日、清水慎介さん(45)、江梨華さん(44)夫妻が丹精を込めて栽培したきゃろふくを次々と掘り出し、葉を切り落と...
14/01/2025

色鮮やか 特産ニンジン福井で収穫期

 福井市特産のニンジン「きゃろふく」の収穫が最盛期を迎えている。同市佐野町のハウス内の畑では13日、清水慎介さん(45)、江梨華さん(44)夫妻が丹精を込めて栽培したきゃろふくを次々と掘り出し、葉を切り落とした。
 きゃろふくは市園芸センターが開発した品種で、オレンジ色や黄色の鮮やかな色合いと青臭さが少ないのが特徴。収穫作業は2月中旬ごろまで続き、市内の直売所などで販売される。
 清水さん夫妻は「甘みの詰まったニンジンが育った。おいしく食べてもらいたい」と話した。 (佐久間博康)

カラフルなニンジン「きゃろふく」の収穫に精を出す清水慎介さん(左)、江梨華さん夫妻=13日午前、福井市佐野町で(蓮覚寺宏絵撮影)

寒さに負けず 突き、蹴り 福井の園児 福井市大和田町の大和田保育園で10日、園児らが空手の寒稽古に励んだ。園庭に積もった10センチほどの雪に足を埋もれさせ、元気いっぱいに突きや蹴りを繰り出した。 新年恒例の寒稽古で今年で39回目。4、5歳児...
11/01/2025

寒さに負けず 突き、蹴り 福井の園児
 福井市大和田町の大和田保育園で10日、園児らが空手の寒稽古に励んだ。園庭に積もった10センチほどの雪に足を埋もれさせ、元気いっぱいに突きや蹴りを繰り出した。

 新年恒例の寒稽古で今年で39回目。4、5歳児22人が参加し、ボランティアで指導している吉塚道場(同市)の幹部指導員木村一夫さん(73)に続いて「よし!」と威勢良く掛け声を上げて基本技を繰り出した。

 稽古後は屋内でぜんざいを食べて体を温めた。前川綸花(りんか)ちゃん(6)は「朝ごはんをたくさん食べてきたから寒くなかった。楽しかった」と笑顔で話した。園では体力や我慢強さ、礼儀などを身に付けるため、1986(昭和61)年から空手教室を月に2回開いている。 (新河戸美早)

降り積もった雪の上で声を上げながら寒稽古に励む園児たち=10日、福井市の大和田保育園で(山田陽撮影)

永平寺町吉野小学校で書き初め  冬休みが明け、県内全ての公立小中学校は8日、3学期の始業式や今年最初の登校日を迎えた。児童や生徒らは、活気が戻った教室で冬休みの思い出や今年の目標を級友と話していた。 3学期制の永平寺町吉野小学校では、雪が降...
09/01/2025

永平寺町吉野小学校で書き初め

 冬休みが明け、県内全ての公立小中学校は8日、3学期の始業式や今年最初の登校日を迎えた。児童や生徒らは、活気が戻った教室で冬休みの思い出や今年の目標を級友と話していた。

 3学期制の永平寺町吉野小学校では、雪が降る中、全校児童45人が元気に登校。始業式で西本陽子校長は「3学期はあっという間。いきいき、にこにこと、幸せな学校生活にしていきましょう」とあいさつした。

 最初の授業は書き初め。6年生の9人は「銀河」の字に取り組んだ。冬休みの宿題などで練習してきた成果を発揮しようと、児童は背筋を伸ばして一筆一筆に力を込め、渾身(こんしん)の一枚を仕上げた。朝井優斗さん(11)は「今までで一番上手に書けた。卒業まであと少しなので、6年生全員で残りの日を楽しみたい」と意気込んだ。 (新河戸美早)

真剣な表情で書き初めに取り組む児童たち=8日午前、永平寺町吉野小学校で(蓮覚寺宏絵撮影)

福井・おさごえ民家園 学業成就願い天神飾り 学問の神様で天神様としてまつられる菅原道真の木像と掛け軸が、福井市のおさごえ民家園で飾られている。道真の年初の月命日である25日の「初天神」に合わせた恒例行事で、訪れた人たちは学業成就や子どもの健...
08/01/2025

福井・おさごえ民家園 学業成就願い天神飾り

 学問の神様で天神様としてまつられる菅原道真の木像と掛け軸が、福井市のおさごえ民家園で飾られている。道真の年初の月命日である25日の「初天神」に合わせた恒例行事で、訪れた人たちは学業成就や子どもの健やかな成長を願っている。26日まで。
 正月に道真の掛け軸などを飾る風習は、嶺北や北陸地方に残る。25日には焼きガレイをお供えする「天神講」が営まれる。
 おさごえ民家園では2棟の古民家に飾っている。15日ごろから焼きガレイの模型もお供えする。
 市教委文化財保護課の寺下花音(かのん)学芸員は「焼きガレイをお供えするのは福井独特の風習。雰囲気のある古民家で伝統を感じてほしい」と話した。 (堂下佳鈴)

古民家内に飾られた掛け軸や木彫の天神=7日、福井市のおさごえ民家園で(蓮覚寺宏絵撮影)

体をいたわる七草がゆ天谷調理製菓専門学校で実習 人日(じんじつ)の節句(7日)を前に、今年1年の無病息災を願って食べる七草がゆの調理実習が6日、永平寺町松岡兼定島の天谷調理製菓専門学校であった。調理師科と製菓技術科の計60人が、セリやナズナ...
07/01/2025

体をいたわる七草がゆ
天谷調理製菓専門学校で実習

 人日(じんじつ)の節句(7日)を前に、今年1年の無病息災を願って食べる七草がゆの調理実習が6日、永平寺町松岡兼定島の天谷調理製菓専門学校であった。調理師科と製菓技術科の計60人が、セリやナズナなど「春の七草」が入ったかゆを作って味わった。
 七草がゆは、おせち料理で疲れた胃腸を休める食事としても食べられる。学生たちは天谷豪志理事長(35)から七草がゆの歴史や効用を教わり、調理を開始した。土鍋でだし汁と米を煮てかゆを炊き、細かく刻んだ七草を最後に入れて仕上げた。
 生徒は薄茶色のかゆに七草の緑が映える七草がゆを、温かいうちに試食。調理師科の猪股雄人さん(20)は「体に優しそうな日本食らしい味わいでおいしい。また作ってみたい」と話していた。 (坂本碧)

春の七草を使って調理した七草がゆをおわんによそう生徒たち=6日午前、永平寺町松岡兼定島の天谷調理製菓専門学校で(山田陽撮影)

初競り威勢よく 福井市中央卸売市場 福井市中央卸売市場で5日早朝、水産物と青果の初競りが行われた。新年最初の競りがスタートすると競り人の威勢のよい声が響き、市場に活気が戻った。 ベルの合図とともに午前5時に水産物の初市がスタート。例年並みの...
06/01/2025

初競り威勢よく 福井市中央卸売市場

 福井市中央卸売市場で5日早朝、水産物と青果の初競りが行われた。新年最初の競りがスタートすると競り人の威勢のよい声が響き、市場に活気が戻った。
 ベルの合図とともに午前5時に水産物の初市がスタート。例年並みの15トンが競りに掛けられ、トロ箱に入ったアマエビやカニ、マダイ、スズキなどが並び、仲卸業者らが次々と競り落としていった。この後、青果の初競りがあった。
 水産物と青果の競りを前にそれぞれ初市式があり、関係者が市場と関係業界の発展と飛躍を祈願した。6日は花卉(かき)の初競りが行われる。 (清兼千鶴)

競り人(左)の威勢のいい掛け声が飛び交う中、水産物の大きさなどを見極めながら次々と競り落としていく仲卸業者ら=5日午前5時2分、福井市中央卸売市場で(山田陽撮影)

新年の幸せ、健康祈って 福井の料理店  年の瀬が押し迫る中、正月に欠かせない鏡餅や丸餅などを作る作業が県内で最盛期を迎えている。福井市勝見3の老舗和菓子店「餅の田中屋」では29日、早朝から従業員らが作業に精を出し、県産のもち米を使った餅を次...
31/12/2024

新年の幸せ、健康祈って 福井の料理店

 年の瀬が押し迫る中、正月に欠かせない鏡餅や丸餅などを作る作業が県内で最盛期を迎えている。福井市勝見3の老舗和菓子店「餅の田中屋」では29日、早朝から従業員らが作業に精を出し、県産のもち米を使った餅を次々と仕上げていった。

 同店では正月用の餅作りが28~31日に大詰めを迎え、4日間で約1500升分のもち米を使用する。同店の餅は石臼のような構造の機械でつくため、なめらかでコシがあるのが特長という。今年は原材料が高騰した影響で、白餅などを2割ほど値上げした。

 田中秀信社長(38)は「値段を上げたが、例年と同程度の注文数があり、とてもありがたい。おいしいお餅を食べて、家族の絆を深めながら新年を迎えてほしい」と力を込めた。

 同店は6日から、余った鏡餅や丸餅を持ち寄ってもらうと、同店が販売しているおかき「こつぶちゃん」に有料で加工する取り組みを新たに始める。 (金崎千花)

色とりどりの手の込んだ料理を詰め込んでいく料理人=30日午後、福井市順化2で(蓮覚寺宏絵撮影)

おいしい餅で新年を迎えて福井の老舗和菓子店で最盛期 年の瀬が押し迫る中、正月に欠かせない鏡餅や丸餅などを作る作業が県内で最盛期を迎えている。福井市勝見3の老舗和菓子店「餅の田中屋」では29日、早朝から従業員らが作業に精を出し、県産のもち米を...
30/12/2024

おいしい餅で新年を迎えて

福井の老舗和菓子店で最盛期

 年の瀬が押し迫る中、正月に欠かせない鏡餅や丸餅などを作る作業が県内で最盛期を迎えている。福井市勝見3の老舗和菓子店「餅の田中屋」では29日、早朝から従業員らが作業に精を出し、県産のもち米を使った餅を次々と仕上げていった。
 同店では正月用の餅作りが28~31日に大詰めを迎え、4日間で約1500升分のもち米を使用する。同店の餅は石臼のような構造の機械でつくため、なめらかでコシがあるのが特長という。今年は原材料が高騰した影響で、白餅などを2割ほど値上げした。
 田中秀信社長(38)は「値段を上げたが、例年と同程度の注文数があり、とてもありがたい。おいしいお餅を食べて、家族の絆を深めながら新年を迎えてほしい」と力を込めた。
 同店は6日から、余った鏡餅や丸餅を持ち寄ってもらうと、同店が販売しているおかき「こつぶちゃん」に有料で加工する取り組みを新たに始める。 (金崎千花)

正月用の鏡餅や丸餅が所狭しと並ぶ作業場=29日午前、福井市の「餅の田中屋」で(蓮覚寺宏絵撮影)

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