30/04/2024
酒と茶はいずれも文化や国境を越えて楽しまれる飲み物だ。だが台湾では、酒は茶にやや遅れを取っていた。台湾の酒造業は2002年のWTO加盟で酒・タバコの専売制が廃止された後やっと本格的に発展し始めたのだ。それに対し、茶を飲む習慣は古くから人々の生活に根付き、深く親しまれてきた。かつての農耕社会では道端や廟の前でお茶を振る舞う習慣があったし、現代でもコンビニやドリンクスタンドに茶系飲料は欠かせない商品だ。
そして今や、急速に発展してきた酒造業でも味やテロワールを追求し、醸造やブレンド方法、品評に至るまで、茶の分野から学ぼうとしている。或いは、酒に茶をブレンドすることで、台湾独自の物語を伝えようという人もいる。
酒と茶はいずれも文化や国境を越えて楽しまれる飲み物だ。だが台湾では、酒は茶にやや遅れを取っていた。台湾の酒造業は2002年のWTO加盟で酒・タバコの専売制が廃止された後やっと本格的に発展し始めたのだ。それに対.....