10/08/2024
いちりん楽座
8月18日(日)14時〜(開場13時30分)
テーマ「懲役18年。なぜ、そんなことに。そしていま」
逮捕の前、逮捕から懲役18年間、そして出所してからのこと。
その体験を聞いてみたい。
池谷が司会しインタビューしていく。けれども一方的なお話ではなくて、参加者同士のカタリバにしていきたい。
ゲスト:加藤三郎
加藤さんは、太田龍などの著作や日雇労働の過程で「日本帝国主義の悪行」を知り、反日主義思想を培った。日本はアイヌや蝦夷の人々を抑圧してきた歴史がある。
そこで、戦争で儲けている企業(三井アルミ)や帝国主義日本の背景にある神社本庁や平安神宮の放火、東急観光爆破、東大法文1号館爆破をした。犯行声明を出していった。
そして、OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ)のコミューンにいたとき、逮捕される。
手錠をはめられ合掌している姿を、私は新聞で見た記憶がある。1970年台。
そして、懲役18年をくらったわけだ。
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「日本帝国主義に鉄槌を浴びせる、などという意識ではなく、精神的、思想的な意味で、歴史的な批判、宗教的な批判、原住民の世界観の復権、それを世界的な規模で繋げていく思想闘争みたいな意識が強かった」と言う。
獄中、論考とエッセイを書き「思想の科学賞」を受賞(1988年)。
「カタリバだから、いろいろ批判し言われると思うけどいいですか?」と聞くと、「私はどんな批判も,構わないです。どこまでそうしたことについて,話し合える力が私にあるかは、わかりませんが、私なりに話すしかない。どうして、こんな生活になってしまったのか、ほんとうに考え、これを克服することに,実践的に踏み出す必要がある」とも。
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出所以来、生計を立ててきたのは、山仕事。やまで榊の枝を切り、花市場で卸売。仏花用のシキミの枝,生花ようのドウダンツツジ、アセビ、ハイゴケなども。
地元の道の駅に出荷して、、岐阜生花市場、名古屋市のヤマエ生花市場、名港フラワーブリッジ市場でも売るようになり,生計が立つようになる。「いまは鉄くず屋をやっている」という。
そのあたりも聞きたい。
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参加ご自由。参加費無料。途中入退室可。
GoogleMeet
以下をクリック。
https://meet.google.com/gsx-wcfc-ray
池谷がインタビュー。たぶん2〜3時間語り合っていると思う。カタリバなので、参加者からの意見や質問、感想もご自由に。
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禁固時代、ヴィルヘルム・ライヒの著作に出会い、「反日思想」からの離脱を自覚した。そしてライヒのその生体エネルギー法のワークを実践した。
人は悲しみ、怒り、寂しさなど負の感情に出会うと、胸の筋肉が硬直して、鎧のようになる。それを叫びや慟哭などで徹底して深入り体験すると、すこーんと抜ける。そして、あるがままの自分に立ち返るという心理療法だ。
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「OSHOがライヒを高く評価していたこともあり、私は1987年頃までライヒの考え方に依存していました。けれども、OSHOに依存してしか,私の犯罪について理解していなかった私の在り方の、あまりの安易さ。その気づきが,私にはとても重要でした。それが、サニヤシン(放棄、すべてを捨てるという意味だが、この場合、OSHOの弟子という意味を持つ)のOSHO依存、個人崇拝批判の核心にあります」
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加藤さんのFacebookに記載されているので、以下すこし補って紹介する。
現在、鉄くず屋
以前の職業: 名古屋ヤマエ生花市場での卸売の野の花社代表
以前の職業: 岐阜生花市場への出荷の生産者
以前の職業: 荻島瓦葺き屋の従業員
以前の職業: 七宗町道の駅ロックプラザへの出荷の野の花社代表
以前の職業: 熊本刑務所の受刑者
以前の職業: 東京拘置所の被拘禁者
以前の職業: 公団住宅入居申請代行会社の宣伝部員(アルバイト)
以前の職業: サマデイ瞑想センタのスタッフ
以前の職業: 京都府丹後半島禅海寺のスタッフ
以前の職業: シャンティユガ瞑想センターのセンタースタッフ
以前の職業: 酒問屋坂本屋のアルバイト作業員
以前の職業: 高田馬場日雇い労働差者の寄せ場の日雇い労働者
以前の職業: 大阪西成区の日雇い労働者の寄せ場、釜ヶ崎の日雇い労働者
以前の職業: 松田組の従業員 労働者
以前の職業: 釜ヶ崎日雇い労働者の寄せ場の日雇い労働者
以前の職業: 木村組の作業員
以前の職業: 笹島寄せ場の日雇い労働者
以前の職業: 松田組の作業員
以前の職業: 木本土建の作業員
以前の職業: 金石土建の作業員
以前の職業: ヤング・ポップの従業員
以前の職業: 熊谷組下請け飯場の作業員
以前の職業: 金石土建の土木作業員
以前の職業: 荻窪牛乳店の従業員
以前の職業: 早稲田大学理工学部生協の従業員
以前の職業: 金石土建の作業員
県立加茂高校に在学
岐阜県 加茂郡在住